自分で稼いだ金で買うシビックだから乗り心地がよい。自分で稼いだ金で食う飯だからうまい。
先日、水曜日のダウンタウンで囲碁将棋の根建さんがバズっていた。
パンサー尾形さんからドッキリで1000万円渡されて、「これで好きなもん買え!」と言われる。
そこに対する根建さんの言葉に感動した。
「人から貰った金でシビック買いたくない」「目標だから。シビック買うために頑張ってんすよ」
「自分で働いて買った方が嬉しくないですか?」
全くその通りだなと思った。
同じく、私の大好きなアーティストであるUVERworldさんも、ENという曲中でこう言っている。
「リツイートすれば大金をばらまくといわれようが俺は断る」
「自分で稼いで食う飯で満たされていたい」
根建さんもUVERworldさんも、人生の真理を教えてくれた。
努力が伴わないお金で買ったシビックなんて、乗ってても気持ち良くない。
たまたま選ばれて大金をポンっと貰って、焼肉食っても全然美味しくない。
大切なのは「充足感」なんだ。
これは相対的なものじゃなく、絶対的なもの。
自分の心に生まれる心地よさややり切ったという感覚。人生で求めるものは、それ以外にない。
何のために仕事をするんだろう?
宝くじでも当たって仕事辞めちまいたい。
そんなことを思うこともあるが、苦痛を伴わない人生=幸せな人生では決してない。
目標に進む過程での苦しみや痛み。
それは歓迎すべきものであり、快感だとさえ感じられるのかもしれない。
苦しい時、一歩先に目を向けたい。
この苦しみがあるからこそ、先に待っている喜びが存在しうる。
人生とは過程を楽しむものだ。
スキップして結果を得たところで、その過程に生まれた感情がなければ、中身は空っぽでスカスカのシビックだ。
僕にとってのシビックはなんだろう。
それはものじゃなくたっていい。
頑張ったあとの飯だからうまい。
乗り越えたあとの酒だから身体に染み渡る。
心に生まれる充足感を大切にしていこう。
その充足感を味わうために、明日も苦しみを前向きに受け入れてみよう。