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=LOVEが良すぎるせいで人生が輝き出した話

こんにちは、先日めでたく30歳を迎えしっかりおじさんになってきたむぅたです。

みなさん最近何かハマっているものはありますか?
"推し活"という言葉が世間に完全に浸透した今、以前のようにオタクを隠す必要もなくなり伸び伸びとオタク活動に勤しんでいる方も多いと思います。

しかし僕くらいの年齢になってくると「何かを好きになる」ということに疲れ、日々の空き時間をどうでもいいYouTubeやショート動画SNSに浪費し"昔はオタクだったただのおっさん"になるパターンが非常に多い気がするんですよね。

例に漏れず僕も少し前まではそのパターンにバッチリハマった哀れなアラサーでした。

昔からのオタクは変な選民意識を持っているため、自分は一般の人間と違うんだ、自分は他とは違う存在なんだ、と自分をオタクだと思いたいばかりに興味もないアニメを数話溜まったら視聴し、昔のアニソンばかりを聴き、声優ラジオを垂れ流し、このゲームやってみて〜と思うだけで買いもしない、それはそれは消し炭のような生活を送っていました。

しかしそんな僕をあの頃の輝いていたオタクに引き戻す"それ"は、突然僕の前に現れたのです。

=LOVEとの出会い


青春"サブリミナル"

あれは2年前の夏、僕が転職を機に東京にやってきて数ヶ月が過ぎた頃でした。

富山から大都会東京にやってきても普段やることは何一つ変わらず、なんなら友達と頻繁に会い遊ぶことも無くなってしまったため富山よりも毎日の生活のクオリティが落ち、漠然としたモヤモヤ感を抱えて毎日を過ごしていた記憶があります。

そんな時一緒に東京に出てきた彼女がリビングのテレビで突然ある動画を流し始めたのです。

「最近見つけたアイドルなんだけど、めちゃくちゃ可愛くて歌もいいからみてほしい!」
と彼女は鼻息を荒くして勧めてきました。

正直最初の印象は
『どこにでもいるアイドルグループ』
でした。

実は僕は大学生の頃ラブライブ!のμ'sにドハマりしており、イベントがあれば少ないバイト代をはたいて日本中飛び回り充実したオタク生活を送っていたのです。
(そのせいか大学で友達はできませんでした)

今でも大好きです

ですが僕が大学4年になろうかという頃、みなさんご存知の通りμ'sは東京ドームでのファイナルライブを持って解散(実際には解散という言葉は使われていないが、実質解散のようなもの)したのです。

僕は幸運なことにその東京ドームでのμ'sファイナルライブに二公演とも参加でき、身体中の穴という穴から水分を吹き出して絶命しました。

μ'sがいなくなってから、人生の拠り所を失ってしまったような感覚が数年続いていました。

楽しかったμ'sのライブ、ラジオ、生配信、なにを思い出しても

(でも今はもういないもんな…)

と悲しい気持ちになってしまい、こんな悲しい思いをするなら最初から知らなければ良かったのかもしれないと、お師さんを失ったサウザーと全く同じ感情になっていました。

わかるよ

そこからアイドルを推すのはスッパリ辞めてしまい、坂道グループが台頭してきても微塵も興味を持たずただの腐った元オタクとして生活してきたのです。

そんな中勧められた=LOVE
先述した通り最初は「どこにでもいるアイドルグループだな」と思う以外の感情はあまりありませんでした。

指原莉乃がプロデュースしているアイドルだと聞いた時は「あぁ、これも秋元系なのねw」と小馬鹿にしていた程です。
タイムスリップできるなら過去の自分をしっかりグーで殴ると思います。

全然興味を持たない僕に屈することなく、彼女は次々とイコラブちゃんたちのMVを流し続けます。

内心(もういいって…)と思いながら流し見していたのですが、何曲目かに流された一つの曲にグッと惹きつけられてしまったのです。

音嶋莉沙ちゃんがセンターを務める
「お姫様にしてよ!」
です。

「おっ…?」

そう呟いて僕はスマホをいじっていた手を止め、食い入るように画面を見つめたのです。

キャッチーな曲、可愛らしい映像、頭に残るダンス、キラキラ輝くメンバーたち。
それなのに

「気付けば武闘派のキュート社会人」
「満員の電車には私の世界は狭すぎる」
「ちょっと待ってよ仕事のこと今ここで話さないでよ」

など、ノリノリでキャッチーな曲に乗せられた歌詞は完全に働く女性の気持ちを歌ったものでそのギャップに強く心惹かれたのです。

特に強く心に残ったのは
全員ヒロイン =LOVE
という歌詞。

先述した通り、僕は坂道や48グループなど大人数系のアイドルには全く興味がありませんでした。

大量にいるメンバーから"選抜メンバー"を決め、選抜メンバー以外は完全に"その他"扱い。

なんならセンター以外は選抜メンバーであっても"その他"のような扱いを受けていることが多かったように思います。
(あくまで外野から見た感想なので違ってても許してね)

曲も歌詞も、なんだか似たようなものばかりで誰がセンターになっても同じような印象しかなく、本当に全く好きではありませんでした。

それはμ'sのオタクだったことも大いに影響していると思います。

ご存知の通りμ'sは9人組でメンバーそれぞれの個性が際立っており、メンバーとファン全員で作り上げる、誰か一人でも欠けてはいけない、"みんなで叶える物語"、それがμ's。

大人数グループとは全くコンセプトが違います。

そう考えると「全員ヒロイン」を歌う=LOVEはもはやμ'sなのでは…?

μ'sの幻影を追い続ける狂ったおじさんである僕が、お姫様にしてよ!以外のイコラブちゃんたちの楽曲を聴くことは、もう止められませんでした。

全員ヒロイン =LOVE


=LOVE公式チャンネルには
Documentary of =LOVE
というイコラブちゃんたちの始まりを追いかけたドキュメンタリー動画がアップされています。
動画自体のクオリティが非常に高く、これ無料で観ていいの?と聞きたくなるほどです。

ある程度曲を聴いた僕は、完全にイコラブ沼にハマるまでもう一歩、あと少し背中を押されたら、もう戻れない、というところまで来ていました。

既存のイコラブちゃん楽曲を聴き尽くした後、ふと
(そいえば公式チャンネルにあるドキュメンタリー動画観てないなあ、観てみるか)
と思い立って観てみたところ…

よ、良すぎる。

俺は、俺は、今からこんな最高のグループを推せるのか、お、推していいのか…?と不安になったことを今でも覚えています。

まず先述した通り僕はμ'sが大好き。
μ'sはもちろんラブライブ!劇中と完全にリンクしたグループです。
μ'sのオタクたちは基本的にキャラクターと声優両方が好きで、よくμ'sは18人だなんて言われていました。

=LOVEはμ'sを作り上げたラブライブ!のキャラクターたちのように元となる物語がない分、一人一人の物語が=LOVEという物語を作り上げていたのです。

先述した「全員ヒロイン =LOVE」という言葉が"説得力"を持って全力で殴りかかってきます。

こんなの、好きじゃんね。
もう止まれません。

=LOVEはμ's。Q.E.D。

特に僕が好きだったドキュメンタリーはこれです。

ドキュメンタリーシリーズの中で最長の54分というボリュームですが、長さなど微塵も感じさせません。

内容は現在の僕の推し、=LOVEリーダー山本杏奈ちゃんがどのようにしてリーダーになったか、リーダーになった後どのような悩みがあったか、にフォーカスしたもの。

カワイイ‼︎

もうね、涙なしでは見られません。
アイドルのドキュメンタリーで嗚咽するほど泣いてる30歳がいてもいいだろ。いいよな。

山本杏奈について語り始めると止まらないのでそれはまた別の記事で書きたいと思います。(早口)

「イコラブの曲は聞いたことあるし好きな曲もあるけどメンバーのことはよく知らないしな〜〜」

という段階の方がもしこの記事を見ていたら、こんな駄文なんて見るのをやめて、すぐに=LOVE公式チャンネルに飛んでください。

絶対に、今の気持ちが大きく変わるはずです。

やっと会えた My ideal


毎日来る日も来る日もイコラブちゃんの動画を見続けていると、湧き上がって当然の気持ちが心の中に湧いてきます。

=LOVEに会いたい!!!

なんてったって彼女たちは現役のアイドル。
画面の中ではなくステージこそが彼女たちの生きる場所なのです。
彼女たちの"今"を見るには、なんとしても、ライブに行くしか無いのです。

そんな僕の気持ちにピッタリなタイミングで、イコラブちゃんの5歳を祝う5周年コンサートの開催が発表されました。

僕は何の迷いもなく僕に=LOVEの存在を教えてくれたこと彼女の分のチケットもあわせて2枚取り、ハラハラドキドキ意気揚々と代々木第一体育館へと向かったのです。

会場に着いてまず思ったことは女子率の高さ!
体感半分以上は女の子だったような気がします。

それもそのはずイコラブちゃんはファンの7割が女性(!)とも言われる女子に人気のグループ。
実際僕も彼女から勧められましたからね。

そんなことも知らずライブ会場に行ったため、男性アイドルのライブ会場と間違えたかと思ったほどです。

とにもかくにも会場入り。
YouTubeで何度も観たover tureが広大な代々木第一体育館に大音量で鳴り響き、手が震えるほど興奮していたことを覚えています。

僕とイコラブちゃんが初めて会った瞬間の映像が公式YouTubeチャンネルにアップされています。

イコラブちゃんたちのシルエットだけがステージ上に現れ、耳にタコが出来るほど聴いたBe Selfishが始まった瞬間、涙が溢れました。

あの時の僕は完全にちいかわでした。

彼女と僕

怒涛のセトリが繰り広げられ、あまりの良さにほとんど記憶が残りませんでした。あるあるですね。

夜公演では彼女の推しであるなーたんこと齊藤なぎさちゃんの卒業発表があり(!?)、先ほどのちいかわとハチワレの画像の立場が交代するなど波乱の一日ではありましたが、とにもかくにも初めてイコラブちゃんに会えた衝撃はとんでもないものでした。

まずイコラブちゃんは基本生歌なのですが、そのクオリティが凄い!

僕がこれまでみてきたアイドルはパフォーマンス自体は凄いものの、生歌はちょっとな…と思うグループも多かったのですがイコラブちゃんはバンバン踊ってガンガン正確な生歌を聴かせてくれます。

先日歌番組にイコラブちゃんが出演したとき、色々な単語でイコラブちゃんについてエゴサしたのですが

「さっき出てたアイドル、口パクすぎるだろwww」
「露骨な口パクで萎えた」

などのツイートを見かけました。
もちろん歌番組でイコラブちゃんは口パクなんてしてませんし、音源を死ぬほど聴いたオタクたちは口パクでないことなどわかりきっています。

イコラブちゃんは知らない人が見ると口パクだと思われるほど、クオリティの高い安定した歌声を披露するグループなのです。

口パクを疑うツイートを見た僕

あとは言うまでもありませんがその可愛さ
初めてイコラブちゃんに会った時は昼夜公演共天空席だったため肉眼では全然見えないなーと思っていたのですが、それでも可愛さがハッキリとわかりましたからね。

可愛さに距離は関係ないんですよ。
可愛さは見るものではなく感じるものです。

はるか天空の僕たちにまでキラキラ笑顔で大きく手を振ってくれた大場花菜ちゃんの姿は今でも忘れられません。

カワイイ‼︎

帰りの電車の中ではなーたんの卒業発表を受けた彼女は死んだ顔をしていましたが、僕はワクワクしていました。

これから、こんなすごいグループのライブに何度も行けるのか…!
人生、楽しくなるな…っ!

と。
あの時思った気持ちは、全く間違いではありませんでした。

推しのいる世界


5周年コンサートが終わった後、しばらくライブの予定が無かったため供給に飢えた僕はシングルが発売される度に開催されるオンラインお話会に参加することにしたのです。

オンラインお話会とは、言葉通りメンバーと一対一でビデオ通話することができるイベントのこと。
僕はみりにゃこと大谷映美里ちゃんとのお話会に応募し、通話する権利を獲得したのです。

カワイイ‼︎

ライブでさえ震えていたのに、一対一のお話なんて出来るわけない、死んでしまう、助けてくれ。

楽しみな気持ちよりも、完全に緊張の方が勝ってしまっていました。

そんな時助けてくれたのが、当時毎日配信をしていた、今現在の推し山本杏奈です。

みりにゃとのお話会の前日の夜、杏奈の配信に行き
「明日初めてのお話会でみりにゃと話すんだけど緊張して話せそうもない、どうしよう」
といったようなコメントをしたと思います。

普通だったら自分以外のお話会に行く人間のコメントなんて拾わなくても全然良いのですが、杏奈はそのコメントをすかさず拾ってくれ

「明日初めてのお話会ー?!大丈夫だよ、素直な気持ちでお話しすればみりにゃも嬉しいと思うから、緊張しすぎず楽しんでね、むぅたさん!」

と反応してくれたのです。

な、な、なんて良い子なんだこの子は………!

初めてアイドルに自分のコメントを読まれた興奮よりも、杏奈の良い子さに僕は心を打たれてしまったのです。

その後無事みりにゃとのお話会を終えた僕は、杏奈の毎日の配信に必ずと言って良いほど顔を出してコメントするようになりました。

そんな杏奈は毎日配信連続2000日(!)を達成し、自身初のソロ曲をプレゼントされることとなります。
めちゃめちゃいい曲なのでぜひ聞いてください。

その後時は経ち、流行病がかなり落ち着いてきたことでオンラインではなく対面でのお話会が開催されることが決定しました。

た、対面…?
何を言っているんだオンラインですら緊張しているのに実際に会って話したらそれはもう、、では…?

と、うろたえにうろたえました。

流行病が発生する前は握手会なんてものも開催されていたらしいですが、僕がイコラブちゃんたちの手を握ったら多分何らかの法に抵触する恐れがあるため、無くなってからオタクになって良かったと心の底から思います。

しかしせっかくイコラブちゃんに人生で最も近い距離で会える機会、これを無駄にする訳にはいきません。

僕は当時の推しであるみりにゃとお世話になった杏奈のお話券を1枚ずつ握りしめ、震える足に鞭打ってパシフィコ横浜へと向かったのです。

みりにゃの方が入り口に近かったため、「大谷映美里」の看板にずらっと並んだ列に並びます。

何を話そうか、うまく喋れるだろうか、何も言葉が出なかったらどうしよう、と悶々しているうちに僕の番が回ってきました。

画像は齋藤樹愛羅ちゃん

マジで、この距離、いやもっと近い距離にみりにゃがいました。

ええっ!!!!ちっちゃ!!!!!顔、小さ!!!!エッ、エッ、目デカッ…………可愛ッッッッっ!!!!!!

何を話したかは全然覚えていませんが、とにかく可愛さの圧がとんでもなく、真っ直ぐ立っているのがやっとでした。

(こりゃあとんでもないイベントに来てしまったぞ…)

と当たりの飯屋に飛び込んだゴローちゃんの気持ちになりつつ、杏奈のレーンへと向かったのです。

当時の僕

みりにゃの列に並んでいる時とほぼ同じ気持ちをグルグルさせている間に、杏奈との謁見の時がやってきました。

対面お話会ではファンはみんな首からハンドルネームを書いた名札をぶら下げるのがお決まりになっており、僕も自分の名前を書いた名札を首から下げていたのですが、杏奈がその名札を見た途端

「おっ!むぅた!」

と言ったのです。
その後しどろもどろになりながらいつも配信を見ている旨を伝えると

「うん、わかるよー!いつもコメントしてくれてるよね、ありがと!」

と目を真っ直ぐ見て言ってくれたのです。

山本杏奈を推すことが完全に決定した瞬間でした。

脳内では=LOVEのサビが鳴り響いています。

"きっと君だ 君だ 君だ
いくつか恋をしたけれど
全て君に出会うためだった
きっと君だ 君だ 君だ
遠回りしてごめんね
やっと会えた My ideal
君こそ =LOVE"

その後何を話したかあまり覚えていませんが、多分なんか「生まれてきてくれてありがとうございます」とか言ってた気がします。キモいですね。

こうして僕は=LOVE、並びに山本杏奈に首まで、いや頭の先までドップリと浸かってしまい、今に至ります。

今、この船に乗れ!


ここまでイコラブちゃんにハマったきっかけ、魅力をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。

イコラブにハマる前はこの記事の冒頭にも書いた通り、とにかく毎日を無駄に過ごしていました。

それが20代後半も後半から、こんなに楽しい毎日になるなんて想像もしていませんでした。
灰色な世界が、一気に色付いたような感覚です。

=LOVEは今年で7年目を迎え、アイドルとしてはベテランの部類に入ってきていると思います。
しかし、そんな今、だからこそ、今からイコラブちゃんを好きになろうとしている人たちにこの船に乗って欲しいのです。

最初はイカダのような船だったイコラブちゃんも、今では豪華客船です。
何の不安もなく、安心して、ワクワクしながら乗船してきて欲しいです。

僕はこの豪華客船の行く末をまだまだ見守るつもりです。
イコラブちゃんたちが目指す"夢の場所"、その場所に共にたどり着くまでは絶対に、絶対に応援し続けます。

この記事を読んでいる、まだ=LOVEを好きになりきれていないあなた。
イコラブちゃんたちと一緒に"夢の場所"への旅路を今からでも共にしましょう。

本当に、人生が輝きだしますよ。

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