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父との遭遇。新宿アルタで記念撮影。
ワンコイン撮影会
仕事帰りに頻繁に利用していた新宿アルタが2025年2月末で閉店するのに併せてアルタの館内でいくつかのイベントが開催されている。その中のひとつ「新宿アルタつながる笑顔展」は誰でも参加費500円を払えば伊勢丹写真室のプロカメラマンが笑顔の写真を撮ってくれますよ。というもので既に撮影に参加された方々の写真が館内のエスカレーターの側面に掲示されていて何だかみんな楽しそうな笑顔を浮かべてる。撮影場所が新宿駅地下通路入口に近く割と人通りがある所というのが気になりつつも深く考えずにその場で参加を決めた。
数名の先客の方の撮影が終わり、いざ自分の番。気さくなカメラマンさんの指示を受けながらポーズを作りつつカメラに目線を向けるのだけど、
これがなかなか上手くいかない。そしてそんな中、カメラマンさんの背後を右に左に動いている人がいて妙に気になり視線をその人に向けると、そこにいたのは我が父だった。「あれ??お父さん??」と思わず声をだしたが最後。待っていましたとばかりに話し出す話し出す「今さ、麻雀の帰りでさー」と普通なら50にもなった娘がアルタの入口でノロノロとポーズをとっている事に疑問を抱くのだろうけど、そんなことは、全くお構いなし。とにかく自分の事が先なのだ。そしてちゃっかり自分も写真撮影の受付を済ませこれまで見たことのない満面の笑みをレンズに向けていた。
話し出したら自分が主役にならないといられない父。78歳。
まるで仲良し父娘のよう振舞う父。外面良男(そとづらよしお←勝手に命名:外面にとにかく長けている全開モードを久々に目の当たりにして呆然とする私。昔から父のこういうところが苦手だったなぁと思いながら最後に父と笑顔でツーショットをとってもらった。普段、家族に塩対応されている父は単純に嬉しかったみたいで細い目がますます線みたいに極細になっていた。ワンコインで親孝行出来たなら安いものだ。
新宿アルタのイベントに感謝!