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きん〇ま蹴られて柔道部やめた話し

こんにちはリゾットです。
突然ですが、こちらをご覧下さい。

僕です。

見て分かると思いますが高校生の頃

柔道部にいました。

ちなみに170cm56kg。

いやいや、もちろん当時はこんな体型ではありませんでしたよ。

当時165cm49kg

(もっと貧弱じゃねーか!)

日本一柔道着の似合わない柔道部員として名を馳せてた僕の、笑いあり涙ありのドタバタ青春ハートフルデンジャラスラブストーリーです!(自らハードル上げてくスタイル)ではどうぞ。

きっかけは高校一年生の頃、同じクラスになったAから紹介されたT先輩との出会いでした。

T先輩は背は低いもののガッチリした体形で、何か体育会系の部活でもしてる人なのかな?と思っていましたが、3人でゲーセン行ったりカラオケ行く仲になり、そんな事はいつの間にか忘れていました。

その日は珍しく先輩がカラオケ代を奢ってくれました。

部屋に入ると突然「頼む!親善試合に出てくれ!
僕もAもビックリして事情を聞くと、三か月後に親善試合があり、部員がT先輩一人しか居ないので出てほしいとの事。
現在は柔道部とは名ばかりの同好会らしいのです。

顧問の先生は居るようで、女子バレー部顧問のI先生(見事なハゲ頭で生徒からは『逆ホタル』と言われる愛されキャラ)が兼任するそうです。
ちなみにT先生(以下逆ホタル)は試合の日だけ同行します。

リゾット「それで先輩と僕とAだけで試合できるんですか?」
先輩「団体戦は5人必要だから、あと2人だな。同級生は柔道部の実情を知ってるから、もう頼めんのだ。何も知らない1年を2人連れて来てくれ。」

チロルチョコ奢ってくれたり優しい先輩かと思ったら、急にダークサイド魅せて来ました。
僕とAはカラオケ代を奢って貰った恩もあるので、素直にメンバー探しに出かけるのでした。

誰を勧誘するか2人で相談してるとAが「気の弱そうな奴に声かけよう」と言って来ました。
スクールカースト最下位の僕達から見て、さらに気の弱そうな生徒は限られます。

次の日から早速、勧誘活動スタートさせました。
如何にも陰キャ狙えば良いだろと鷹を括ってた僕達ですが、想像してたよりも何倍も難航しました。
何せ陰キャの中の陰キャ。
スクールカースト最下位で、身体半分地面に埋まって生活してる僕達です。
声掛けなどした事もありません。

「サッカーしようぜ!フゥゥゥウゥ⤴︎⤴!!」とか
「うぇいうぇいwwwおうおうwwwあばばばばー⤴︎⤴⤴︎⤴!!!」
とか言ってる陽キャとは違うのです(陽キャてこんな感じですよね?)

僕達と言えば「あ、あの・・じゅ、じゅうど・・・ふへへへへ」これです。
照れ隠しなのか何なのか、不気味な笑みでお茶を濁すのが精一杯です。

まともに声掛けも出来ないまま、3日が過ぎました。
既に声をかける気力も無く、廊下でボーとしてると「お前ら何やってるんだよ」
クラスでもスクールカースト上位のKくんが話しかけてきました。

どうやらこの3日間、すれ違う人に話し掛けては、謎の呪文を呟く僕とAが一部で話題になっていたようです。
Kくんは噂を聞き付け話し掛けに来てくれました。

リゾット「実はこれこれ云々はわわわわ〜なんだよ」
Kくん「まじか。じゃあ柔道部入ってやるよ!
リゾット「だよね〜。良いんだ、入りたがる人なんていないいいぃぃぃぃ!!!」
A「ほ、本当に良いの!?」
Kくん「俺中三まで柔道部だったからな笑」

なんとKくんは柔道経験者でした。
そもそも1度も話した事が無い、僕達みたいな下層住民に付き合ってくれるなんて!
Kくん(以下陽キャ)が神様に見えました。
(この時の陽キャとの出会いが、陽キャに対する固定概念を変えてくれる切っ掛けになりました。)

その日は放課後、部活初日でした。
先輩と体育館で待ち合わせすると、更衣室を案内してくれました。
更衣室と言っても体育準備室にロッカー置いただけの簡易的な物で、その時渡された柔道着が

めちゃくちゃ臭い

何年も使い込んで、汗や何かの臭いが染み込んだまま、使わず放置してた雑巾みたいな臭い。
僕が鼻を摘んでいると
先輩「たまに洗ってるんだけどな、すぐ慣れるから我慢してくれ」

すぐに慣れるだと?
鼻が壊死でもしない限り有り得ない。

我慢して雑巾を着ると、道場?に案内されます。
入ると知らない人が1人いました。
ぽっちゃり体型でメガネを掛けてます。

先輩「紹介するわ。同じクラスのSだ。お前らと同じく初心者だ。少し変わった奴だけど仲良くしてやってくれ。」
S先輩(以下ナルト)「仲良くしてくれってばよ!」

変わった人だと言うのは一発で分かりました。
ただ同じ初心者で内心ホッとしたのを覚えてます。
しかし疑問が残ります。
たしか

先輩「団体戦は5人必要だから、あと2人だな。同級生は柔道部の実情を知ってるから、もう頼めんのだ。何も知らない1年を2人連れて来てくれ。」

あれれれろれ?

同級生は柔道部の実情を知ってるから、もう頼めんのだ。

ん?確かに頼めないって言ってます。
どういう事なのか詰め寄ると

先輩「あ〜。そんなこと言ったかなー。覚えて無いなぁ〜。聞き間違いじゃないか?笑」

聞き間違いの訳ないだろ!
変な噂流されながら勧誘活動してたんやぞ!
放課後の呪術師とか影で言われてたんやぞ!
noteにも証拠が残ってる!そして笑うな!

先輩(以下クズ先輩)「noteってなんだ?まぁ細かい事は気にするな!練習始めるぞ!!」

納得行かないままブツブツ言ってる僕とAを他所に練習が始まりました。
こんな時、目上の人にも逆らえる根性が僕にもあったら・・・。
悔しい・・。
この日から、かめはめ波の練習をこっそり開始した事は言うまでもありません。

初日の練習は受け身の練習から始まりました。
受け身は柔道の基本だそうです。

以下ウィキペディアから引用
受身は柔道、合気道、柔術、ブラジリアン柔術、レスリングなどの武道、武術、格闘技において投げられ、地面に激突する際に、身体的ダメージを軽減するための防御の姿勢、または動作のことである。頭部などの重要器官を護ることを主眼とし、かつ身体の他の部位にも損傷を被らぬよう、柔らかく衝撃を逃がす動きになっている。

受け身は前転して左手で地面を叩く様な動きですが、柔道場のタタミは思ったより硬いんですよね。
柔道着が無かったら、叩く時、左手がかなり痛かったと思います。
ただの雑巾じゃない!

初日は受け身の練習だけで終わりました。
経験者の陽キャもクズ先輩も久しぶりの練習という事で、初心者の僕達と一緒に受け身をしました。

単純な動作の繰り返しですが、普段、体育以外のまともな運動をしないので、めちゃくちゃ疲れたのを覚えてます。

その日は、夜更かしばかりの僕が泥のように眠りました。

続く
どうも長くなりそうなので前編、後編に分けます。
気に入って頂けたら、いいねよろしくお願いしますm(_ _)m
ここまで読んで頂いてありがとうございました\(^o^)/

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