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マネーショート

2008年に起こったリーマンショック。

誰もが家を失い、仕事を失って行く中、数名の男達は一発逆転の賭けに出た!!

この映画は難しい用語が沢山出て来るのですが、サブプライムローンを美女が説明したりとコメディータッチに描かれていて、とても見易い映画でした。

しかし、それでも専門用語わかんねーとゆう僕みたいな人もいると思います。

そんな人にも分かりやすく、マネーショートを楽しめる様に劇中に出てくる用語を解説したいと思います。

リーマン・ブラザーズ

リーマン兄弟によって1850年に創立されました。

1983年。2人のCEOルイス・グラックスマンとピーター・ピーターソンの対立によって社内に不穏な空気が立ち込めます。

会社の混乱に嫌気がさした社員は次々退職、それに伴い業績は悪化して行きます。

1984年。リーマン・ブラザーズをアメリカン・エキスプレスに売却。

1993年。リーマン・ブラザーズホールディングスとして再独立。

独立はしたものの、投資銀行として弱体であった事から、たびたび買収の対象として噂されます。

この状況を打破する為にいち早くサブプライムローンの証券化を推し進め、業績の拡大に成功します。

投資銀行とは

有価証券を発行したり、企業の資金調達やアドバイスを主な生業とした、商業銀行より証券会社に近い会社です。

サブプライムローン

プライムとは最も重要な、最良とゆう意味。

これにサブが付くと一転して「クソ」に生まれ変わります。

住宅を担保に審査無しで移民やストリッパー等の返済能力の低い人達に貸し付ける変動金利型住宅ローンの事です。

当時のアメリカでは不動産価値は安定して下がる事は無い。むしろ右肩上がりでした。金利が上がった時に、価値の上がった不動産を担保にして、乗り換えてしまえば良いと誰しもが思ってました。

劇中でも住宅ローン仲介業者は言葉巧みに契約して金利の説明等せず、ヤバくなったら乗り換えてしまえとストリッパーに説明していた模様。

NINJAローン「無収入・無職・無資産(No Income、No Job、No Assets) 」とも呼ばれ、この世代の若者はNINJA世代と呼ばれていたそうです。

モーゲージ債(MBS)

1997年サロモンブラザース副会長ルイス・ラニエーリが発案。

住宅を借りているものは、貸してくれている人に対して毎月返済額と金利を支払います。

それをもらう権利を債権と言いますが、それらの債権を金融市場で自由に売り買いできるように金融証券にしたものを言います。

ルイス「住宅ローンモーゲージ債。つまり不動産担保証券だ。個人の住宅ローン固定金利は30年。それじゃ旨味は薄い。でしょ?しかし、そのローンを集めて債権化すれば収益は急上昇し、リスクは低いまま。なんてったって住宅ローンは安全だ。信用格付けはAAAだ。」

CBS

1930年代。不動産バブル崩壊の兆候として詐欺まがいの契約件数が急上昇しました。

2005年現在と当時の状況が似てる事から、バブルが弾けると予想したマイケル・バーリが目論見書に目を通すと、2007年金利が上昇し債務不履行になるサブプライムローンだらけだと知ります。

そこで債権に保険を掛けて、破綻した時に保険金を受け取る保険商品を作ります。

劇中では登場人物達が莫大な保険料に苦心する姿が描かれています。

債務担保証券(CDO)

ルイス・ラニエーリの発案したモーゲージ債。最初こそAAAランクの債権ばかりでしたが、徐々に底をつきかけます。

いつしかBBB〜Bのサブプライムローンが全体の95%を占めるほどに。

しかしリスクの高いサブプライムローンを誰しもが買う訳ではありません。

売れ残ったサブプライムローンをAAAと混ぜ合わせて売り出したのがCDOです(中身はほとんどサブプライム)

新たな債権として売り出されたCDOは格付け機関からAAAランクを付けられ、世界中の投資家や企業が騙されました。

まさに経済破綻の元凶とも言うべき金融証券。


ここまで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m

ズブの素人にはかなり難しい映画でしたが、3回くらい調べながら観ていくと徐々に理解出来て、なぜかこんなブログ?まで書いてました笑

出来る限り分かりやすく書いたのですが、間違ってたらすみませんm(_ _)m



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