息子に盲点を突かれた話③現代産科の問題点
※必要な人には無痛分娩も帝王切開も医療行為は必要です。助産院での自然分娩が絶対とは思っていません。
「無痛分娩ってどうなん?」
「どうやって産む場所決めたらいいの?ムズすぎる!」
息子氏のこれらの発言は現代の産婦人科の問題をはっきり捉えていた!
奥さまが妊娠10週くらいの頃、
訳のわからないつわりと、
お腹の中で何が起こっているのかわからない不安で
常に怒りをぶちまけていたそうだ。
早く病院に行ってどうなってるか聞きたい、と。
特に出血があったわけでもなく、
悪阻が酷かったわけではない。
男性である息子から見れば、
ネット情報通りのテンプレ妊婦であり、それ以上の何でもない。
そばで見ているだけではそれ以上の理解は難しかったと(そういうあなたもテンプレ男!)
何ら間違いはない!
やっと母子手帳がもらえる時期になり、予定日が決まり(ここまで2回受診。特に異常はなく、つわりだから仕方ないね、の説明のみ)
いや、たしかにそうなのだが。
そうなれば、
分娩予約してください、となる。
無痛希望なら勉強会にも参加してください。途中で変更はききませんと。
無痛分娩が計画無痛なのか、陣発してから夜でもいつでも麻酔入れてくれるのか、説明はなかった、と。
そもそも一般の初産婦さんにこんな質問ができる知識はないだろう。
つわりのこんな揺れ動く時期に、
こんな大切なこと、すぐに決められますか?
母子手帳をもらいに行くと
自治体からたくさんのパンフレットをもらって、
妊婦本人は疲れて読む気しない。
息子は「読んだけど大したこと書いてない。当たり障りないことだけしか」
結局頼りにになったのは
実母さんの意見と、
助産師である私のお話だったそうだ。
もちろん、
エコーで心拍確認できた時は涙して喜び、
ネット経由で実家でもエコーの映像を見られるサービスなど、
本当に喜んでいました。
本当に
妊娠はキセキ
そして、理由があって(解決課題を持って)赤ちゃんはそのおうちにやって来るのです。
妊娠、出産の時に湧き出る感情にフタをせず、赤ちゃんや周りを信じて
楽しみに過ごしてほしい。
そのためには自分の感覚を大切にしてほしい。
私も、ここまできてやっと、
おめでとう、が言えました。
職業病がいつも感情を邪魔します。困ったものです。
☆無痛分娩から始まる出産の問題点、
自分の感覚の大切さ、
育児でのつまづきにどうアプローチするかは次回から書きます。