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一喜一憂するAMH! AMHってなに?

不妊治療をされている方が、気にしている検査結果1つ!

それがAMH


AMH

アンチミューラリアンホルモン
(または抗ミュラー管ホルモン)
の略で、

発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。

その値は、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、
つまり卵巣の予備能がどれほどかを

反映すると考えられています。


AMHの数値が表すのはあくまでも

卵子の在庫の目安であって、
その卵の質が良いかではないんですよ。

順調に育つかは年齢に一番よく相関します。

卵子の老化は実年齢に比例するのです。



AMHはなんと、血液検査で調べられます。

他のホルモンの検査とも一緒に検査でき、
周期も気にせず、いつでも調べることが出来ます。


費用は、医療機関によって違いますが、
自費で6000円くらいです。


簡単に出来る検査ですが、多くの方が
この検査結果に一喜一憂するのです。


多くの方が『AMH=妊娠率』とおもっています。
これは、違いますよー。


30代でAMHの値が0.2ng/ml
もう、妊娠できない。」と泣いてしまう方もいますが、
治療でちゃんと妊娠できる方は多くいます。


数値がすごく高くて「やったー。」という方も。
これはまた多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

ということで不妊の原因の1つです。


測定誤差も±15%あると言われます。


検査の結果は、妊娠率を表すものではなく、
今の状態を知り、治療はどうしていくのが
一番よいかを見ていく指標になります。


結果は、やっぱりドキドキですが、
自分を知る大切な検査ですね。



このAMH更年期や閉経もわかります。

でもまだまだ認知されていない検査です。


助産師として声を大にしてお願いしたいです。

「会社の検診の血液検査に含めて欲しい」

独身女性も今の自分自身を知ることで、
人生設計を見つめ直すことができると思います。

一般の健康診断やブライダルチェックにも
AMHは含めて欲しいと思います。


これは、不妊治療をしている多くの患者様が言われていました。
「生理があるといつまでも妊娠すると思っていたし、卵子が減る
なんて知らなかった。もっと若いうちに知りたかった」

自分の体を知ること
AMHだけに限らずとても大事ですね。

ぜひぜひ女性のみなさんに知って欲しいです^^


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます^^


助産師  伊藤香織^^


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