助産師として、今の働き方で満足してますか?

新卒3年から5年くらいは総合病院でハイリスクの分娩管理などをじっくりやって、専門職としてのスキルを身に付けていく事は必要です。

少子化の現代、病院内だけでは助産師がやり甲斐を持って働く事が難しくなってきています。産科を閉める病院も多くなっています。看護師として、働いてる人も多いと聞きます。

その様な環境で、仕方なく働いていませんか?経済的な理由で病院勤務している方もいると思います。助産師としてのスキルを活かして、働いてみませんか?そして、今以上にスキルアップすることはモチベーションを上げていく事にも繋がります。そう言う助産師はまだ求められています。

助産院では妊娠から出産までの妊産褥婦はもちろんみますが、その後も育児相談や母乳相談で何度か訪れて、また次の妊娠へと繋がりが切れず続きます。いわゆる、切れ目ない支援になっています。

病院での働き方は医師の指示のもと、働いているので、何かあればすぐに医師に頼っているのです。そう言う環境は助産師の五感を使わずに事が済み、医療介入の多い医療者側に寄り沿った医療の提供が当たり前の様に行われているのです。

昔、昭和30〜40年代に超音波断層装置が出てから、出産場所が自宅から病院へと変わり、お産は医師が取り扱う様になったと聞きました。その当時、私の恩師は産休から復帰した時、助産師と医師の立場が逆転していて驚いたと言っていたのを覚えています。それまでは助産師の所に医師が研修に来ていたそうです。そう言う時代もあったのだと歴史の変化を感じ、考えさせられました。確かに医学の進歩があり、今日の医療があるのですが、何か置いてきぼりを食らったような気持ちになります。


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