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建設現場の動画撮影で押さえたい「What」のポイント

こんにちは!映像ディレクターの柵木です😊
今日は建設現場での動画撮影における重要なポイント、「What(何を撮るのか)」について詳しくお話ししていきたいと思います。

はじめに

建設現場で「現場の様子を撮影してください」と言われたことはありませんか?実はこれ、とても難しい注文なんです!現場の様子と一言で言っても、実際には様々な作業や工程が同時進行しているわけですから。
私は30年以上の映像制作経験の中で、特に建設業界向けの映像制作に力を入れてきました。その経験から、「何を撮るべきか」を明確にすることが、良質な建設現場の映像を残すための第一歩だと確信しています。

目的意識を持つことの重要性

建設現場の撮影で「とりあえず工事の様子を撮っておこう」という考えは、実はあまり効果的ではありません。なぜなら、明確な目的がない撮影は、後で見返したときに「これは何のために撮ったんだっけ?」となってしまうからです。
例えば、私が実際に経験した例をご紹介します。ある建設会社で橋脚工事の記録を依頼された時のこと。最初は「工事の記録として撮影してほしい」という漠然とした依頼でしたが、詳しく話を聞いていくと、この映像には大きく分けて3つの用途があることが分かりました。

  1. 工事の進捗管理用の記録

  2. 若手社員への教育用資料

  3. 地域住民への工事説明用の資料

これらはそれぞれ全く異なる目的を持っています。同じ建設現場を撮影する場合でも、目的によって撮影すべき内容や方法が大きく変わってくるんです。

具体的な撮影ポイント

私の経験から、建設現場で特に重要な撮影ポイントをご紹介します。
まず進捗管理用の場合、工事の重要な節目をしっかりと記録することが大切です。例えば、基礎工事の完了時期や鉄骨の建て方が終わった時点など、工程の区切りとなる場面です。私はこういった場面では、必ずドローンでの空撮も組み合わせるようにしています。上空からの映像は、工事の全体像を把握するのに非常に効果的だからです。
次に、社員教育用の場合は、作業の細かい部分にフォーカスを当てます。例えば、型枠の組み立て方や鉄筋の結束方法など、実際の作業手順が分かるように撮影します。この際、ベテラン職人の手元のアップショットを入れることで、技術やコツが視覚的に伝わりやすくなります。
地域住民向けの映像では、騒音対策や安全対策など、周辺環境への配慮が分かる場面を意識的に撮影します。工事車両の誘導員の様子や防音シートの設置状況なども、重要な撮影ポイントとなります。

撮影前の準備が重要

効果的な建設現場の映像を残すためには、撮影前の準備が非常に重要です。私は必ず現場責任者との事前打ち合わせを行い、以下のような点を確認するようにしています。
工事のスケジュールと重要な工程、撮影が必要な作業内容、安全管理上の注意点、周辺環境への配慮事項など。これらの情報を基に、撮影計画を立てていきます。
また、天候や光の条件も重要な要素です。建設現場は屋外作業が多いため、天候による影響を大きく受けます。特に、ドローン撮影を行う場合は、風速や視界条件にも注意を払う必要があります。

編集時の考慮点

撮影した映像は、最終的に編集して一本の作品にまとめることになります。この際も、「何を伝えたいか」という目的を常に意識することが大切です。
例えば、進捗管理用の映像では、日付やタイムスタンプを入れることで、時系列が分かりやすくなります。教育用の映像では、重要なポイントを文字テロップで補足したり、必要に応じてスローモーションを使用したりすることで、理解を深めることができます。

最新技術の活用

近年では、タイムラプスカメラやドローンなど、建設現場の撮影に活用できる技術が増えています。これらの技術を目的に応じて適切に使用することで、より効果的な映像記録が可能になります。
私の場合、大規模な建設現場では定点カメラを設置して、工事の進捗を継続的に記録することがあります。これにより、長期間の変化を数分の映像にまとめることができ、工事の全体像を分かりやすく伝えることができます。

まとめ

建設現場の映像記録で最も重要なのは、「何を撮るのか」という目的意識です。単に現場を撮影するのではなく、その映像が誰のために、何の目的で使用されるのかを明確にすることで、より価値のある記録を残すことができます。
私は今後も、建設業界のDX推進に貢献できるよう、より効果的な映像制作の方法を探求していきたいと思います。皆さんも、ぜひ目的意識を持って映像記録に取り組んでみてください!
動画制作についてご質問やご相談がありましたら、お気軽にコメントをお寄せください😊 一緒により良い建設現場の記録方法を考えていきましょう!

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