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建設現場の動画撮影で知っておきたい!ズームマイクの基礎知識【前編】

こんにちは!映像ディレクターの柵木です😊

30年以上にわたって映像制作に携わってきた経験から、今回は建設現場での動画撮影に欠かせない「ズームマイク」についてお話ししたいと思います。

なぜ建設現場でズームマイクが重要なの?

建設現場での動画撮影といえば、重機の音や作業音が気になりますよね。特に社員教育用の動画や、採用活動のための現場紹介動画を撮影する際は、説明している人の声をクリアに収録することが大切です。

私が建設業界向けの映像制作を手がけるようになってから実感したのは、現場音の課題は想像以上に深刻だということです。でも、ズームマイクについて正しい知識を持っていれば、かなり改善できるんです!

ズームマイクって何?基本的な仕組みを理解しよう

ズームマイクは、音を拾う範囲(指向性)を自在に変更できる特殊なマイクです。例えば、通常のマイクが周囲の音を広く拾ってしまうのに対し、ズームマイクは望遠レンズのように「狙った方向の音」を集中して拾うことができます。さらに、その範囲を広くしたり狭くしたりすることも可能です。

建設現場で例えると、重機が稼働している横で作業手順を説明する場合、通常のマイクでは重機の音も人の声も同じように拾ってしまいますが、ズームマイクなら説明者の声を中心に収録することができるんです。これは、私がテレビ局時代に屋外での撮影で重宝した技術でもあります😊テレビ局時代、私は数多くのドキュメンタリー番組を制作してきましたが、その経験から言えることは、ズームマイクの本質を理解することが何より大切だということです。

実は、多くの方が勘違いしているのですが、ズームマイクは決して魔法の道具ではありません。カメラのズームに連動して、自動的に狙った音だけをクリアに拾ってくれる...そんな夢のような機能ではないんです。

建設現場での具体的な活用方法

私が建設現場で動画を撮影する際、特に気を付けているのは以下のような点です。

まず、現場での作業説明を撮影する場合、話者と適切な距離を保つことが重要です。ズームマイクを使っているからといって、遠くから撮影しても音声はクリアには録音できません。

次に、風の影響を考慮します。建設現場は屋外作業が多いため、風切り音には特に注意が必要です。ズームマイクの指向性を活用することで、ある程度風切り音を軽減することは可能ですが、完全に除去することは難しいです。

よくある間違いと対処法

テレビ局でディレクターとして働いていた時、新人の頃に私自身が経験した失敗から学んだことがあります。ズームマイクを使えば、離れた場所からでも音が取れると思い込んでいたのです。

実際には、ズームマイクの効果は「周囲の不要な音をカットする」というものです。つまり、目的の音源までの距離が遠すぎると、いくらズームマイクを使っても良い音は収録できません。

建設現場で特に注意したいのは、重機の音です。ズームマイクを使っても、すぐ近くで重機が動いていれば、その音を完全に消すことはできません。撮影のタイミングや位置を工夫する必要があります。

予算と相談しながら最適な機材を選ぼう

私が現在、映像制作会社を経営する立場として助言させていただくと、必ずしも高価なズームマイクが必要というわけではありません。建設現場での用途に応じて、適切な機材を選ぶことが大切です。

社内での動画制作であれば、まずは基本的な指向性マイクから始めることをお勧めします。実際、私も映像制作を始めた頃は、シンプルな機材から徐々にレベルアップしていきました。

建設業界でのDX推進における動画活用のポイント

建設業界のDX推進において、動画制作は非常に重要な役割を果たします。私は大学でも教鞭を取っていますが、そこでも建設業界のデジタル化における動画の重要性について講義しています。

ズームマイクの適切な使用は、作業手順の説明動画や安全教育動画の品質を大きく左右します。特に複数の重機が同時に動く現場では、説明者の声をクリアに収録することが教育効果を高める鍵となります。

まとめ

ズームマイクは確かに便利な機材ですが、その特性を正しく理解して使用することが重要です。建設現場という特殊な環境での撮影では、機材の特性を理解したうえで、状況に応じた適切な使用方法を選択することが成功への近道となります。

私は今後も、建設業界の皆様に向けて、動画制作のノウハウを共有していきたいと考えています。特に、現場の実態に即した実践的なアドバイスを、これからも発信していく予定です。

動画制作は難しそうに見えるかもしれませんが、基本を押さえれば、誰でも始められるんです。ぜひ、この記事を参考に、まずは一歩を踏み出してみてください!😊

最後までお読みいただき、ありがとうございました。動画制作について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ次回の記事もチェックしてくださいね!

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