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建設現場の記録動画をプロ品質に!知っておくべきマイク活用術

こんにちは!映像ディレクターの柵木です😊

今日は建設現場で動画撮影をする際の音声収録について、特にカメラ内蔵マイクの特性と上手な使い方をお伝えしていきたいと思います。

はじめに

建設現場の進捗管理やプロモーション動画の需要が増えていますが、音声の質が悪いために台無しになってしまう動画をよく目にします。せっかくの素晴らしい映像も、音声が聞き取りにくければ価値が半減してしまいますよね。

そこで今回は、特別な機材を使わなくても、内蔵マイクで良質な音声を録音するためのテクニックをご紹介します!

カメラ内蔵マイクの特徴を知ろう

まず重要なのは、お使いのビデオカメラのマイクがどこに配置されているかを確認することです。一般的な配置場所は以下の3つです:

  1. レンズの下部

  2. レンズの先端付近

  3. カメラ本体の上部

私が長年の現場経験で得た知見では、多くの方が「マイクの位置」を意識せずに撮影していることが音質低下の最大の原因となっています。

例えば、建設現場で重機の稼働音を収録する際、マイクの向きや距離を意識せずに撮影すると、風切り音や手ブレによる振動音が入ってしまい、肝心の重機音が不明瞭になってしまいます。

現場での具体的な対策法

建設現場特有の環境を考慮した実践的な対策をご紹介します。

風対策が最重要

建設現場は屋外作業が中心となるため、風の影響を受けやすい環境です。内蔵マイクでも以下のような工夫で風切り音を大幅に軽減できます:

「カメラを風向きと逆に向けて構える」これだけで風切り音が激減します。風を背後から受けることで、マイクへの直接的な風の影響を抑えられるんです。

なるべくなら強風の中撮影したくないよね

手ブレ対策も忘れずに

カメラを手持ちで撮影する際、無意識の手の動きでマイク付近をこすってしまうことがあります。これを防ぐために:

「三脚の使用」や「両手でしっかりとホールド」することを心がけましょう。特に工事の進捗を定点観測する際は、三脚の使用が音質向上に大きく貢献します。

距離感の調整

建設機械の音を収録する場合、適切な距離を保つことが重要です。近すぎると音が割れてしまい、遠すぎると環境音に埋もれてしまいます。

一般的な目安として、小型建機なら5~10メートル、大型建機なら10~20メートルの距離を保つことをお勧めします。

よくある失敗とその対処法

現場で多く見かける失敗例とその解決策をご紹介します。

失敗例1:ズーム操作時のノイズ

光学ズームの操作中、モーター音が録音されてしまうケース。これは特にレンズ付近にマイクが配置されているカメラで起こりやすい現象です。

対処法: 必要なズーム操作は事前に済ませ、撮影中のズーム操作は最小限に抑えましょう。

失敗例2:急な音量変化

重機の接近や後退時に、音量が急激に変化してしまうケース。

対処法: 撮影前に音量設定を自動から手動に切り替え、最大音量に合わせて設定を固定します。

失敗例3:雑音の混入

現場での会話や指示声が意図せず録音されてしまうケース。

対処法: 撮影者は必要以外の会話を控え、周囲にも撮影中であることを周知しましょう。

音声編集での改善方法

収録後、編集ソフトで音質を改善することも可能です。

基本的な音声補正として: 「ノイズ除去」「音量の均一化」「不要な周波数のカット」などが効果的です。

ただし、録音時点での音質が著しく悪い場合、編集での改善には限界があります。やはり撮影時点での適切な音声収録が重要なんです!

まとめ

建設現場での動画撮影において、音声収録の質を上げるポイントをまとめると:

カメラ内蔵マイクの位置を確認し、その特性を理解する 風や振動などの外部要因に注意を払う 適切な撮影距離を保つ 必要に応じて編集で補正を行う

これらを意識するだけで、プロフェッショナルな仕上がりに近づけることができます。

最後に

私も以前は内蔵マイクでの録音に苦心した経験があります。しかし、これらのテクニックを実践することで、特別な機材がなくても十分な音質を確保できるようになりました。

皆さんも是非、これらのポイントを意識して撮影してみてください。きっと、今までとは違う質の高い映像が撮影できるはずです!

動画制作に関する疑問や課題がございましたら、お気軽にコメントやDMでご相談ください。私の30年以上の経験を活かして、皆さんの動画制作をサポートさせていただきます😊

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