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建設現場の動画制作で押さえたい「When(いつ)」の重要性

こんにちは!映像ディレクターの柵木です。今日は建設現場の動画制作において、特に重要な「When(いつ)」の要素についてお話ししていきます。私は30年以上の映像制作経験があり、特に建設業界向けの映像制作を数多く手がけてきました。今回はその経験を活かして、現場で使える具体的なノウハウをお伝えしていきますね!

建設現場における「When」の重要性

皆さんは「工事の進捗状況を動画で残したい」とか「現場の安全管理を映像で記録したい」といった要望をお持ちではないでしょうか?そんなときに特に大切になってくるのが、「When(いつ)」という視点なんです。
建設現場の映像記録において、「いつ」という要素は単なる日付以上の重要な意味を持っています。なぜなら、工事の進行過程や季節の移り変わり、天候の変化など、様々な時間軸での変化を記録することで、より価値のある映像資料となるからです。

時間軸で見る建設現場の記録ポイント

建設現場における「When」は、大きく分けて以下のような時間軸で考えることができます。
第一に、一日の中での時間帯です。朝一番の現場立ち上げから、日中の作業、夕方の片付けまで、時間帯によって現場の表情は大きく変わります。朝日に輝く重機の姿や、夕暮れ時の作業終了風景など、時間帯ならではの印象的なシーンを押さえることで、より魅力的な映像になりますよ。
第二に、工期における進捗状況です。着工から竣工までの過程を記録することは、建設プロジェクトの重要な記録となります。特に重要な工程の節目では、しっかりと映像に収めておくことをお勧めします。
第三に、季節の移り変わりです。長期にわたるプロジェクトでは、季節による現場の変化も重要な記録ポイントとなります。春の桜、夏の入道雲、秋の紅葉、冬の雪景色など、季節感のある映像は視聴者の印象に強く残ります。

具体的な撮影テクニック

それでは、実際の撮影テクニックについてお話ししていきましょう。
まず、撮影を始める際は必ず日付と時間を記録することから始めます。ただし、ここで大切なのは、単にカレンダーや時計を撮影するだけではないということです。例えば、朝礼の様子と共に時計を映し込んだり、季節の植物と共にカレンダーを撮影したりするなど、状況に応じた工夫が効果的です。テロップを挿入しておけば常に時間を意識する編集も可能となります。
また、定点観測的な撮影も有効です。同じアングルから定期的に撮影することで、時間の経過による変化がより分かりやすくなります。最近では、タイムラプス撮影が可能なカメラも多くなっていますので、工事の進捗状況を印象的に表現することができます。その際、タイムスタンプを入れておくのもオススメです。

デジタル時代の時間記録

最新のデジタル機器やドローンを活用することで、より効果的な時間記録が可能になっています。例えば、GPSによる位置情報と共に時間データを記録したり、気象情報と連動させたりすることで、より詳細な記録を残すことができます。
特に建設現場では、安全管理や品質管理の観点からも、正確な時間記録が重要です。事故や災害が発生した際の状況確認や、作業手順の見直しなど、様々な場面で活用できる貴重な資料となります。

編集時の注意点

撮影した映像を編集する際も、時間軸を意識することが重要です。例えば、朝から夕方までの作業を1本の映像にまとめる場合、時間の流れが自然に感じられるような構成を心がけましょう。
また、長期プロジェクトの記録映像では、季節の変化が分かるようなトランジション(場面転換)を入れることで、時間の経過をより印象的に表現することができます。

映像活用のヒント

完成した映像は、様々な場面で活用することができます。例えば、社内の技術研修や新人教育、お客様への工事説明、企業PRなど、用途に応じて編集方法を工夫することで、より効果的な活用が可能です。
特に最近では、SNSでの情報発信も増えていますので、短い動画クリップとして切り出して活用するなど、柔軟な対応が求められます。その際も、撮影時にしっかりと時間軸を意識して素材を収集しておくことで、様々なニーズに対応できる映像資産となります。

未来に残す記録として

建設プロジェクトの映像記録は、単なる工事記録以上の価値があります。それは、未来に残す貴重な資料となるからです。例えば、10年後、20年後に同じような工事を行う際の参考資料として、あるいは地域の記録として、重要な価値を持つことになります。
だからこそ、「When」の要素をしっかりと押さえた映像記録を残すことが大切なのです。それは、未来の建設業界を支える大切な資産となるはずです。
さらに、撮影素材は日付別にフォルダに入れて保存しておくようにしましょう。適当な撮影フォルダに素材をじゃんじゃんぶち込んでおくだけにしてしまうと後からわけがわからなくなり頭がパンクします。

おわりに

建設現場の映像記録において、「When(いつ)」という要素は非常に重要です。単なる日付や時間の記録にとどまらず、現場の状況や雰囲気、季節感なども含めた総合的な時間記録として捉えることで、より価値のある映像資料を残すことができます。
皆さんも、次回の現場撮影の際は、ぜひ「When」の視点を意識してみてください。新しい発見があるはずです!
最後に、私からのアドバイスをひとつ。撮影を始める前に、必ず撮影計画を立てることをお勧めします。特に長期プロジェクトでは、時間軸を意識した撮影ポイントを事前に決めておくことで、より効率的で効果的な映像記録が可能になります。
それでは、皆さんの現場でも素晴らしい映像記録が残せることを願っています。がんばってください!

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