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フィナンシェ上場戦Tips


Financier Advice, Not Financial Advice.
(フィナンシェ・アドバイスであって、金融アドバイスではありません)

2023年3月16日、コインチェックにフィナンシェトークン(FNCT)が上場しました。

コインチェックでのIEO上場は、2021年のパレットトークン(PLT)に続き2つ目です。当時は金融市場全体がバブルの雰囲気の中にあり、その中で上場したPLTには、上場当日で11.5倍、最高値で24.4倍の値がついていました。

PLTほどではないにせよ、FNCRは上場後、一時的にIEO価格(¥0.41)の約7倍超となる¥3.111をつけ、本記事を執筆中の3月19日21時現在でもIEO価格以上を維持している状況です。

少なくともIEOに参加して入手した分は、全員利益・含み益になっていることになります。暗号通貨市場はようやくBTCが上昇の兆しを見せたか…?という程度の状況。バブルのような金回りは期待できない中、盛り上がったIEOとなったので非常に良かったですね。FCR…?ウッ頭が

一方でその盛り上がり方は、上場日に近づくにつれ、なかなかにカオスな状況でした。謎のパワーワードが飛び交ったり、ツイッターアイコンがフィナンシェになったり、名前までフィナンシェになって「お前誰だよ」という状態になるなど、傍から見ると「なんだこの頭のおかしい集団は・・・」と思えるような一面もありました。

その一方で、公募情報などから真っ当に分析準備を進めている方もおり、色んな盛り上がり方を見せていて面白いなと感じていました。

そんな盛り上がりの中、僕も上場に向けて準備を進めていました。本Noteでは、僕がどんな準備を進めていたか、あるいはどんなことを考えて行動していたかについて、まとめていきたいと思います。



1.事前準備編

上場即買いbotをつくろう

フィナンシェIEOの申し込み倍率は18.78倍。PLTの24.11倍には及びませんが、それなりの高倍率でした。

そのため、PLTの時のように、上場直後はある程度ストップ高になるという予想をしていました。運よく最初、あるいは途中の低い値段で買うことができれば、かなりの値幅が取れるだろう、と考えたため、上場時に即買いできるようにbotを作ることにしました。


どこまでストップ高値買いをするか決めよう

とはいえ、どの価格水準までなら買ってよいのか?を決めなければなりません。参考になりそうなのは、同じくコインチェックでIEOが行われたときのPLT上場時の値動きです。

値動きを知るためには、約定履歴が必要です。しかし…
コインチェックのAPI GET /api/tradesは、直近100件の履歴しか取得できず、過去に遡って取得するパラメータがありませんでした。

そこで・・・

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