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変化することを、受け入れる。

昨年末頃から、空や海などの自然界の要素を取り出して、抽象と具象の間のようなシリーズの作品を制作している。

「茜雲」


自然とは常に変化して、移ろいゆくもの。
夕方の空などはその最たるものだ。先ほどまで広がっていた美しい夕日は、ものの5分も経てば夜に呑み込まれていく。その一瞬の儚い美しさとともに、「変化しないものなど何もない」という普遍的な真理を教えてくれる。

そう、変化しないものなど何もないのだ。
空は一瞬一瞬で移ろいゆくし、波打ち際の波は毎回似ているようですべてが違う。
動物は成長し、子孫を残すという目的を果たしたら死んでいく。植物も成長し、やがて枯れる。

人もまた然り。そうして変化し進化していくことが人の努めであるのに、人間社会は時間軸という檻の中で、出来るだけ変化を嫌うように出来ている。毎日同じ時間に起きて仕事に行き、帰宅して眠る。そういうサイクルを形成しやすいように出来ている。かといって、毎日不規則な生活をすれば良いという話ではない。要は変化の重要性の話だ。

同じサイクルを延々と繰り返していると、気がつかない間に、あなたは古い世界に取り残されてしまう。

昨今、芸能界のパワハラやセクハラが問題になっているが、あれもまた時代の変化に乗り遅れたものが顕在化しただけだ。彼らは、変化に気が付かず、価値観をアップデート出来ないまま、ここまで来てしまった。だから大幅な軌道修正の機会を与えられているだけなのだ。

新しい風を迎え入れる。
変化を受け入れる。

それはそんなに難しいものなのだろうか。
変化しないことは安全に思えるかもしれないが、あまりに大きくズレるとあのように大掛かりな軌道修正が入る。だったら、最初から小まめにアップデートすればいいのではないだろうか。


「白夜」

ただ、すべては興味深いものの見方があるだけだ。変化を受け入れ、選択し、自分自身もまた変化していく。

「そういう考え方もあるのか」
「そういう価値観もあるのか」

自分には理解出来ないと毛嫌いする前に、自分とは違うと敵対する前に、周りの考えも受け入れてみよう。それは、あなたの考えと違ってもいいのだ。ただ「違うのだ」と認識して、その存在を許すだけだ。

私とあなたは違う。
見てきたものも感じるものも、大事にしたいものも、何もかもが違う。
あなたと、あなたの大事な人(家族や恋人、友達)も違う。
あなたとの距離が近いからといって、あなたと同じようにものを見ているわけではない。そのことを忘れてしまうと、人は正しさを振りかざし、傲慢になるのではないか。

私とあなたは違う。ただそれだけのこと。
この違いを受け入れて、そのまま生きていくことはそんなに難しいことだろうか。

今日はそんなことを少し考えてみてはいかがでしょうか。


「薄暮」



【変化を受け入れる】
変化することこそ、普遍性に通じる。
それは、人もまた然り。

進化を追い求め、変容し続けることこそ、
人が生きる上でのつとめです。

さぁ、あなたはどのような変化になれますか?








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