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【ビルボード分析】23年度最高ポイントを記録した『アイドル』と『Smile Again』を素人分析してみた
はい!こんにちは!GW真っ只中ですね!元気ですか?
私はまだコロナの後遺症が治まらないので、Twitterに駐在しながら、家でゴロゴロ過ごしております。
今回はタイトル通りですね!5月3日に発表された『Billboard JAPAN Hot100』の総合首位を獲得したYOASOBIの『アイドル』と総合2位のBE:FIRSTの『Smile Again』について、ボーイズグループ&ビルボオタクのSusanが素人分析してみたよーっていうnoteです!!!
ビルボードの公式記事でも『超ハイレベルの首位争い』と言われ、今期最高ポイントを叩き出した、今週のHot100を見たらビルボオタクの血が騒ぎました。
というわけで、Chart Insightなどを見て内訳を数値分析しているだけの簡単なnoteですが、備忘録として更新していきたいと思います。
Billboard Japan Hot 100
2023/04/24〜2023/04/30 (5/3発表)
YOASOBI / アイドル 1位(-)
今期最高ポイント👑 23,211pt
前週ポイント 19,790pt 前週比 117.3%
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ストリーミング 1位🎧 Youtube 1位📺
ダウンロード 2位📥 ラジオ 7位📻 カラオケ 9位🎤
■DL/ST/MV再生回数はBillboard 公式発表を参考
■ラジオ/カラオケはChart insight構成比参考にptを算出
・ストリーミング 1位(-)
25,783,683回再生(先週より△541.7万回増加)
14,052pt(先週より△2,952pt)
前週比 126.6%
4月12日(水)ストリーミング解禁
・YouTube 1位(-)
9,030,423回再生(先週より△64.2万回増加)
4,334pt(先週より△308pt)
※前週比107.6%
4月13日(木)YOASOBI「アイドル」 Official Music Video 解禁
・ダウンロード 2位(🔻1)
30,679DL(先週より△176DL増加)
3,681pt(先週より△21pt)
※前週比100.6%
4月12日(水)発売
・ラジオ 7位(🔻3)
760pt(Chart Insightから仮算出)(先週より▼24pt)
※前週比96.9%
・カラオケ 9位(🔺43)
383pt(Chart Insightから仮算出)(先週より△163pt)
※前週比174.1%
・その他参考データ
毎週水曜アニメ「推しの子」放送(『アイドル』OP主題歌)
TikTokに対する施策も!様々なパートで配信
#YOASOBI_TikTokLIVE 連日公開最終日は #YOASOBIアイドル 祭り!前半戦をドドンと公開しました!動画はこちらから👇https://t.co/K4GInKmUZP
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) April 30, 2023
ちなみにTikTokではサビだけでなく色々なパートが配信されているので、お気に入りの箇所でぜひ遊んでみてください🌟 pic.twitter.com/WtuUffnISA
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ちょこっと感想
YOASOBIの『アイドル』は3週連続首位、そして配信&MV解禁から3週目に最高ポイントを記録しているのがすごいところ。ラジオ指標以外の全てのポイントが右肩上がりになっています。
そしてビルボードの集計指標が、6指標(CD・DL・ST・ラジオ・Youtube・カラオケ)になってから、初の2万ポイント超え!!!鳥肌!!!しかもCD発売されてないので、実質5指標でこのポイントは本当にすごい。
毎週確実にポイントを追っているわけではないので、もしかすると他にもいるかもしれませんが私の記憶上、週間で23,000ポイントを超えるのはINIとBE:FIRSTが同日リリースをした2021年11月10日公開以来じゃないですかね。それより高いポイントってあの時以来、あったんだろうか。
当時はルックアップとTwitter指標を含む8指標で、今のチャート設計とは少し異なっているので、今よりも高ポイントを獲得しやすかったと思います。それでも、2万ポイント超えは異例と言われていた記憶があるので、今回のYOASOBI『アイドル』はまさに偉業を成し遂げたと言ってもいいのかもしれないですね!!!
来週以降のチャート動向も、非常に気になりますね。特に5月は私の推しているボーイズグループのフィジカルリリースが続くので、この驚異的な数値を叩き出す人気楽曲『アイドル』がどう絡み合ってくるのか、ドキドキわくわくしています。
BE:FIRST / Smile Again 2位(初登場)
今期3位🥉の高ポイント 19,494pt
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ダウンロード 1位📥 ラジオ 1位📻
フィジカル 2位💿 ストリーミング 2位🎧 Youtube 2位📺
■CD/DL/ST再生回数はBillboard 公式発表を参考
■YoutubeはMV再生回数はMV,PVの再生回数を抽出
■ラジオはChart insight構成比参考にptを算出
・フィジカル(CD) 2位
156,307枚 6,172pt
4月26日(水)発売
・ストリーミング 2位
9,101,560回再生 4,914pt
4月24日(月)ストリーミング解禁
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・YouTube 2位
総再生回数 3,845,896回再生(概算) 1,794pt
4月24日(月)BE:FIRST / Smile Again -Music Video- 解禁
4月28日(金)BE:FIRST / Smile Again -Dance Practice- 解禁
4月29日(土)BE:FIRST / Smile Again -from D.U.N.K.- 解禁
・ダウンロード 1位
43,529DL 3,681pt
4月24日(月)発売
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![](https://assets.st-note.com/img/1683270316628-SRCpwoGxZz.png?width=1200)
・ラジオ 1位
1,390pt(Chart Insightから仮算出)
![](https://assets.st-note.com/img/1683270392449-9Wtxsj1Gab.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683270402484-wjgTX1s9Kg.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683271152555-tVY6rElkrR.png?width=1200)
・その他参考データ
ANESSA Global Campaign Song
テレビ出演情報まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1683270578630-wRo5spY39B.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683270696296-fQvzDkz8ID.png?width=1200)
ちょこっと感想
今回、Twitterから拾えるキャンペーン施策も一緒にまとめてみたんですが、本当に事務所側も抜け目なく次々とキャンペーン施策を打ち出していたし、それに対して強力なファンダムが同じ心で並走したからこその結果だなと感じました。
それぞれの指標に対して効果的な対策が成されていたし、確実に全ての指標のポイントが底上げされていたと思います。このタイミングで何故このキャンペーン施策をするのか、その意図を理解してあと一歩踏み出した応援ができる。それって素敵なことですよね。本当にすごい。
私も確実にそのファンダムの熱量を感じましたし、いつもよりも少しだけ多くMVを観たり、iTunesだけでしていたダウンロードを他のサイトでもしようかなと思えたりしました。そうやって熱量にあてられて、一緒に走ってみると楽しいし、BE:FIRSTは毎回本当に楽曲が良いので『え、やっぱり曲が好きだな?』となるんですよね。
『Smile Again』は今週がビルボード初登場なので、これからも長く愛される楽曲になることを願ってます。
Billboard Japan Hot 100
2023/04/17〜2023/04/23 (4/26発表)
YOASOBI / アイドル 1位(-)
今期2位🥈の高ポイント 19,790pt
前週ポイント 10,774pt 前週比 183.7%
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![](https://assets.st-note.com/img/1683224313949-adCR3eMkvY.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683223460651-Lknl9WAZaK.png?width=1200)
ダウンロード 1位📥 ストリーミング 1位🎧
Youtube 1位📺 ラジオ 4位📻 カラオケ 52位🎤
■DL/ST/MV再生回数はBillboard 公式発表を参考
■ラジオ/カラオケはChart insight構成比参考にptを算出
・ストリーミング 1位(-)
20,366,113回再生(先週より△1,149.7万回増加)
11,099pt(先週より△6,309pt)
※前週比 229.6%
・YouTube 1位(-)
8,388,791回再生(先週より△405.3万回増加)
4,026pt(先週より△1,946pt)
※前週比193.5%
・ダウンロード 1位(-)
30,505DL(先週より△1,178DL増加)
3,660pt(先週より△141pt)
※前週比104%
・ラジオ 4位(🔺18)
784pt(Chart Insightから仮算出)
・カラオケ 52位(初)
220pt(Chart Insightから仮算出)
【参考】YOASOBI「アイドル」ポイント数値推移
以下参考までに、毎週右肩上がりのポイント推移です。
![](https://assets.st-note.com/img/1683277466310-buOmaYBkZW.png?width=1200)
個人的には、DLがここまでの高水準で伸び続けてるのがまじですごいなと思ってます。だって3週合計で90,511DLってもうすぐ10万ですよ!?ダウンロードで10万ってすごくない!?どういうこと!?ってなってます。
オリコンのデイリーデジタルランキングを見る限り、今週もまだまだDL伸びそうな予感がしているので本当にすごいです。もはや勢い止まらなすぎて怖い(笑)
ビルボードっておもしろい
というわけで、今回は2023年度最高ポイントを叩き出した『超ハイレベルの首位争い』を繰り広げた『アイドル』と『Smile Again』について、素人分析してみましたー!やっぱりビルボードっておもしろい!楽しい!
5月24日には、INIも4thシングル『Drop That』のリリースを控えているので、少しでも参考になればと思います。こんな素敵な楽曲たちが生まれたタイミングで、INIもカムバがあるなんて本当にワクワクする!!!これはスポーツマンシップに則った美しい戦いですよ!!!(勝手に戦うな)
最後に、YOASOBIの『アイドル』について言及しているツイートの数々が興味深かったので、いくつか引用しておこうと思います。
当研究室では藤井風さん「死ぬのがいいわ」、YOASOBIさん「アイドル」などのヒット現象に関心をもち研究してきました。
— 徒然研究室(仮称)✍🏻 (@tsurezure_lab) May 2, 2023
ところが、元々は「ファンダムの時代だ」と思って分析を始めたのにデータからみえてくるのは「非ファンによる発信の重要性」なのです。
徒然研究室さんの大変興味深い分析。「非ファンによる発信の重要性」というご指摘は、昨年Billboard JAPANが記事で提唱した「楽曲起因型ファンダム」という概念(楽曲が好きになったことでその楽曲を自分なりの方法で発信する人の集合体)に当てはまると思いました。https://t.co/obZRyg0mFs https://t.co/SjbW1clukX
— あさ(ブログ『Billion Hits!』管理人) (@musicnever_die) May 2, 2023
日本国内で人気を得ているとそれだけでも結構大きなアクセスを得る事ができる。ここにグローバルアクセスが加わるとグローバルチャートに入る程度になる。ただSNS日本語圏はグローバル圏とあまり繋がってなくて孤立気味。なのでTikTokやアニメといった非言語ネットワークが重要っぽい。
— HaSh (@tocoro) May 2, 2023
現段階では熱狂的なファンダムの支えがあってこそ、ビルボードの上位に食い込むことができるボーイズグループのチャート構図とは違い、YOASOBIの『アイドル』はファンダム起因ではなく楽曲起因でSNSのBUZZが発生して楽曲が人気になっているという点や、日本語圏は言語というツールにおいては孤立しやすいという点は非常に納得する意見でした。
少し話がズレるかもしれませんが、最近韓国のサバイバルオーディション番組『BOYS PLANET(通称:ボイプラ)』を観ていた時にも思っていたことだったんです。会話だけではなく、SNSでのやりとりや推しの布教においても言語の壁は厚い。特に日本語は日本人しか使わないので、そりゃ孤立するよなぁと。なので布教するときには英語や韓国語のタグを使ってみたり、言語でコミュニケーションを取ろうとする場合、そのような工夫が必要になってきます。
しかし、そのような工夫が必要ないTikTokやアニメなど非言語ネットワークに強い楽曲は、ダイレクトに楽曲が世界に発信されるので、グローバルに進出しやすいんだろうなということを感じました。確かに言語ではなく、ダンスや映像などでパッと視覚的に分かるものは、共有しやすいし伝播しやすいですよね。そういった面でも、アニメのタイアップやTikTokでバズるというのは楽曲が人気になるための重要な要素になっているということを今回のビルボ分析をしながら改めて感じました。
そう考えてみると、フィジカルリリース時のファンダム向けのキャンペーン施策というのは、瞬間風速的なものだと捉えて良いでしょう。短期間で集中してポイントを獲得するためには有効ですが、持続的にその楽曲が愛されて一般認知を広げていくためには有効とは言えないかもしれません。
そういったキャンペーン施策の特性(メリット・デメリット)や、持続的にヒットしている楽曲の条件や特徴を知りながら、Billboard JAPANを見てみるともっともっと面白くなりそうです。
とりあえず、みんなもっと『Billboard JAPAN』のこと詳しくなって大好きになろうー!私と一緒にビルボオタクになりませんかー!楽しいよ!
次回は、MINIちゃん向けのビルボnoteを書こうと思います。
ではでは!
2023.05.05.
Susan.
参考URL一覧
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