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不器用者の生きる知恵

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生きづらさに飲まれる前に

不器用で世渡り人付き合いが苦手。
短期記憶が異常に悪くタスクがすっぽり頭から消えたり。
うまくやれてるように見せかける巧妙さと羞恥心は人並み以上というタチの悪さ。

妙な施設に入院したり紆余曲折はありつつ、、一応今は普通に働いて家族もいて最低限の生活はしている。
自分のための覚え書きとして生きる工夫を記そう。


青息吐息でもなんとかやり過ごす知恵

少しでも普通に生活したり仕事したりする為にやっていることが簡単な運動(筋トレ、柔軟体操(10分位))と「ナワドーフーマ」というおまじない。
大したことはしないしできない。

運動は軽い筋トレと柔軟体操。
特に柔軟体操は10分位の間、瞑想状態のような感じを意識する。
大体は心配事が浮かんでくるがそこで連鎖的に解決方法なんかを考えるんじゃなくて「ああ今~のことを考えたなあ」とだけ思う。
結構すっきりするし忘れ物が減る。
たまには5分位瞑想もやる。
完璧主義はご法度。やらない日も多い。


おまじない

「ナワドーフーマ」はおまじない。
「何か忘れてないか」(ナワ)
「どう思われてもいい」(ドー)
「風車の理論」(フー)
「マインドフルネス」(マ)
の4つの教訓を常に忘れないように生活していればとりあえずは大丈夫という、経験的に抜粋したものの頭文字。

「何か忘れてないか」
短期記憶の悪さは社会生活を営む上で致命的で職場でもそれが発揮されると信頼の失墜、ひどければ解雇につながる。
常に唱える。

「どう思われてもいい」
能力が低い癖に(がゆえにともいえる)人によく見られたい欲求が強いが故すぐいいかっこしたがるので戒める。
他人の干渉なんか気にしてたらまともな精神状態でいられないし、他人の行動も自分が故意に変えられるものでもないという感じ。
人に迷惑をかけても気にしないという意味ではないことが重要。

「風車の理論」
子供の頃好きだったアントニオ猪木さんの言葉。
風車のように風を受け流すがごとく力を抜いてダメージを最小限にとどめるというもの。
一歩外に出ると世間は超能力を持った宇宙人だらけのイメージなので常に肩に力が入り異常に疲れる。
昼前には「これ、1日持つかな」と思うこともしばしば。
この言葉を思い出し深呼吸して無駄な力を抜く。

「マインドフルネス」
想定外のことにはすぐパニックになり、焦れば焦るほど悪循環に陥る。
まず今の自分の状況を実況中継する。
「ああ焦って~しようとしているな」とか「こう言われて腹が立ったな」とか。
すると無駄に頭に上っていた血流が少し落ち着いて選択肢が増える。
自分の行動を実況中継することにより物を置き忘れたりすることも減る。(「靴箱の上に伝票を置いた」とか中継しておくと後で思い出せる)

今ふと思ったのが欲を極力捨てることも大切だ。
「ナワドーフーマヨ」に変えよう。欲をかいたりかっこつけるとろくなことになった経験はない。
ひっそり死んだように人目を避けるがごとく生きる。
その上で小さくても誰にも邪魔されない自分だけの楽しみを見つける。(リラックスできる環境で好きな昔の洋楽を聴いたり、太極拳の教室に時々通ったり)
生きるだけで大変なんだから大それたことなんかやんなくていい。
人に勧めはしないがかくありたい。


周囲に目を向ければ

弱肉強食の上昇志向第一の雰囲気で生き疲れる人。
セーフティネットからこぼれて困窮を極める人。
社会が成熟するにつれその社会の一員にすらなれない、させてもらえない様な人が加速度的に増えるのはどういうわけなのか。

この国が違うベクトルで進んでいたら活躍していたかもしれないそんな人たちに対して自己責任とかいう言葉で片づけるんじゃなく、そうなりかけた、いや実際数年間はなっていた者として何かできることがあれば探していきたい。



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