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大学を休学して世界有数の難民受け入れ国、ヨルダンへ

初めまして!
大学3年生を終え、現在休学中のみかんです。
難民を雇用しオリーブウッド商品を製作しているヨルダンの「MUUT」でインターンシップをしています。
7月からヨルダンに滞在しており、今後2ヶ月間、インターンシップ生の視点からMUUTについて発信していきます!


なぜヨルダンでインターン??

日本国内の会社ではなく、ヨルダンにあるMUUTを選んだ理由は大きく以下の2つです。
①新興国の社会課題の解決に繋がるビジネスを経験したかった
②中東地域への関心

幼い頃に家族でトルコを旅行して以来、中東地域での滞在経験はなく、ヨルダンという国のことは最近まであまり知りませんでした。

興味を持つきっかけは、難民受け入れに関するニュースの記事でした。
シリア内戦や現在も続くイスラエル・パレスチナ紛争についての報道を聞く度に、その記事が頭をよぎり、実際難民の人々はどのように生活しているのだろうか、ビジネスで救う方法は無いのだろうか、という疑問を抱くようになりました。

「ヨーロッパ各国が難民の受け入れを拒んだり、積極的に受け入れていたドイツでも国民の反感が強まったりするなかで、多くの難民はトルコやヨルダンに滞在を強いられている。」
ヨルダンという国を意識するようになったのはこの時からです。

サウジアラビアやシリア、イスラエルと国境を接しながら、中東と聞くとよく浮かぶイメージである「資源が潤沢」、「情勢が不安定」というどちらの状況にも当てはまらないヨルダン。

MUUTのビジネスを通して難民の方々の力になりたい。
言語や文化の違いなど不安も多く抱えつつ、このような思いからヨルダンに渡航しました。

イスタンブールからアンマンに向かう機内から

ヨルダンの人達ってこんなに温かいんだ…

アンマンの空港到着後、驚いたのは人々の温厚さでした。
パスポートチェックや預け入れ荷物の受け取りの際、周囲の方々が当たり前のように手伝ってくださいました。
また、滞在するシェアハウスでは、ハウスメイトのヨルダン人女性が買い出しに誘ってくれました。困ったことがあれば何でも聞いてね、と初対面の私に親切に対応してくれる優しさに緊張がほぐれました。

スーク(市場)でバケツいっぱいのオリーブと日本では馴染みのないチーズ

これから数ヶ月間、MUUTで働きながらヨルダンという国について理解を深めていきたいと思っています。

いよいよMUUTの工房へ!

難民という言葉のない世界を目指し、代表の大橋希さんが2021年に設立したのがMUUTです。
ヨルダンで大量に余っているオリーブの木材を活用し、難民の方々が手作業でスプーンやフードボードなどの食器を製作しています。

初日には現在工房で働いている3人とお会いし、製造工程を見学させて頂きました。
製造工程を見て完成品に触れたことで、一つずつ丁寧に作っているからこその温かみや木目が違うことの魅力を実感しました。

アラビア語が全く話せない私にも初日から親切に接してくださった工房の方々

最も印象に残ったのは、研磨中のしゃもじを触らせて頂いた時のメンバーの表情です。誇らしげな表情を見て、多くの人々にMUUTの商品を届けたいと実感しました。

工房メンバー発案のしゃもじのキーホルダー

工房メンバー全員が製品に誇りを持ち、モノ作りに真摯に向き合う姿に触れ、気が引き締まる思いでした。
これからこのメンバーと共に、MUUTをより魅力的な食器ブランドに進化させたいと思っています!


▼「MUUT」オンラインショップ
手に取っていただく方にご満足いただけるよう、一つ一つ丁寧に制作しています。是非ご覧ください🌿✨

▼株式会社qaraqとは
2021年コロナ禍をきっかけに、代表大橋がヨルダンに渡航。生きるために国から逃れた、何万人といる難民に雇用を生むため、起業を決意。現地で大量に余っているオリーブの木で木製食器をつくるブランド「MUUT」を立ち上げ中。立ち上げのストーリーはこちらから。

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▼ヨルダン在住!代表大橋 X(旧Twitter)
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