何故日本の幽霊は足が無いのか?
日本の幽霊のイメージは足が無い事が一般的ですが、外国ではそうでもないそうです。
では何故日本の幽霊は足が無いイメージなのか気になったので調べてみました!
足が無い幽霊の絵を描いたのは、江戸時代の京の円山応挙という絵師だそうです。
反魂香という、焚くとその煙の中に死んだ者の姿が現れるという伝説上のお香があるそうで、これは元は中国の故事にあるもので、反魂香の煙に隠れて足のない幽霊が描かれたという話があるそうです。
応挙の幽霊、反魂香は古典落語の演目の一つにもなっているそうです。
又、応挙が描いたとする別の説では、夢枕に亡き妻が出てきて、その霊には足が無く、まるで宙に浮かんでいるようだったという話や、夢枕に出てきた霊をその場で急いで描いたところ、間に合わずに足の無い幽霊になったという話もあるそうです。
このように応挙が描いた足の無い幽霊画が広まった事で、日本の幽霊には足が無いそうです。しかし応挙が生まれる60年前には足の無い幽霊が描かれており、この応挙説は俗説あるいは不正確な説との指摘もあるそうです。
江戸時代の絵や中国の故事が由来だとは知らなかったので面白いなと思いましたねー。
調べていないですが、幽霊が手を下に向けているのも何か故事等が関係しているかもしれませんね!