マネー・ショート華麗なる大逆転を見た感想2
昨日の続きです!
CDSを買った内のヘッジファンドのマネージャーであるマーク達がサブプライムローンを組んでいる人等を調査しに行くシーンでは、住人がローンを滞納してたり、ストリッパーが職業をセラピストと嘘をついてローンを組んでいる事がわかり、無茶苦茶だなと思いました。
映画の中盤では金融危機が訪れますが、住宅価格はどんどん上がっていく一方なのでCDOの格付けは最高評価のAAAのままです。
CDSを買った人達に焦りが出てきて、いかに投資が心臓に悪いかを思い知らされました。
この映画では所々でリーマンショック等を解説しているシーンがあるのですが、バスケットゴールに連続で入ると人はまたバスケットゴールに入るのではないかと錯覚してしまうという例えが印象的で、良い状態であっても疑った方が良いんだなと思いました。
そして遂にリーマンショックが訪れますが、CDSを買った人達は浮かない顔をしていました。
特にマークがCDSを売るとリーマンショックで苦しんでいる人達を踏み台にしているように感じて中々売る事を決断できないシーンが印象的でした。
マークは人々を騙してCDOを売る銀行員も許しておらず、そういう正義感に好感が持てました!
ネタバレが良くない風潮がありますが、ネタバレをあらかじめ見ないと理解できないほどこの映画は難しい内容だなと思いました。