MTWシリーズでミリシタが本当に見せたかったものとは (Glow Map編)
ども。ムーです。
今回はmiraclesonic☆expassionとGlow Mapを通して、MTWシリーズが見せたかったものについて書いていきます。
なぜこれを書こうとしたかと言うと、
コロナにめちゃくちゃにされてしまったMTWシリーズの「本来の歴史」。
そしてそれが故にMTWシリーズが伝えたかったものが伝わっていない、
というのが現状としてあると思っています。
さらに、7月末に5th〜9thまでの振り返り公演であるAct-2があります。
MTWシリーズを駆け抜けてきた者として、Act-2までに5thからの歴史を伝えられたらと思い、このブログを書くに至りました。
今回はmiraclesonic☆expassionとGlow Mapに注目して、
「MTWシリーズが伝えたかったこと」を書いていきますので、よろしくお願いします!
MTWシリーズの本当の時系列
さて、まずはMTWシリーズの正しい時系列を考える必要があります。
というのも、Glow Mapが発売された時期は2020年7月。
当時はコロナの影響でCDの発売すら止まり、
CDの発売順がめちゃくちゃになっている時期でした。
(実際miraclesonic☆expassionのCDである
THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 08は11月末に発売されました)
ということで、「本来の」時系列に直してみます。
5月 7thライブ
5月 絶対的Performer イベント開催
6月 THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 08CD発売
7月 3周年イベント
太字にした通り、
本来ならmiraclesonic☆expassionのCDは
Glow Mapのイベントの直前に発売されていました。
ここで自分が言いたいのは、
miraclesonic☆expassionのCD、
つまりmiraclesonic☆expassionのドラマパートの後に
Glow Mapがあることには非常に大きな意味があるということです。
miraclesonic☆expassionのドラマパート
ということで、次はmiraclesonic☆expassionのドラマパートに触れていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685076748121-MaW1FE0Vm8.png?width=1200)
miraclesonic☆expassionのドラマパートでの主題は「劇場」です。
「劇場」とはミリオンライブ!というコンテンツがミリオンライブ!たらしめる、一番大きな要素です。
![](https://assets.st-note.com/img/1685076806180-1dkjmhqKeo.png?width=1200)
時には家族のように温かく、時にはライバルとして切磋琢磨してお互いを高めあって。
アイドル達の個性を受け入れ、そんな個性がお互いに干渉して大きな光として輝かせている場所が「劇場」です。
しかし、MTWシリーズを機にアイドル達は劇場を飛び出してお仕事をすることが増えてきました。
劇場を飛び出して成長を感じさせる一方、「劇場のことは忘れてしまったのか」と寂しさを覚えさせるものでもありました。
そうしてmiraclesonic☆expassionのイベントコミュとドラマパートで出てきたのが「劇場の魂」です。
「劇場の魂」は劇場の思念体?のような存在。
最近劇場から飛び出していくアイドルに寂しさを覚え、アイドル達を劇場に留めさせようとしたり、「げき子」としてmiraclesonic☆expassionの4人の前に現れたりしました。
そうしたげき子 (劇場の魂)とアイドル達の、ドラマパートでの印象的なやり取りがこちらです。
げき子「どうして劇場の外でお仕事するの….? ずっと、ここにいてくれたら良いのに…」
海美「げっきー、私ね。この劇場のこと、家みたいだなって思ってるんだ! 今日みたいに外でめちゃくちゃ頑張ったあと、『疲れた~!』って言いながら帰ってくるところ!」
アイドル達は劇場のことを忘れた訳ではありません。
むしろ劇場は家のように温かく、
アイドル達にとって帰る場所だったのです。
帰る場所があるから、
アイドル達は空へ羽ばたいて行けるのです。
劇場の魂「行ってらっしゃい、みんな」
さて、ここまで来たらもうお分かりではないでしょうか。
「行ってらっしゃい」に対応する言葉。
それは.....。
Glow Map
「行ってきます!」
![](https://assets.st-note.com/img/1685076725765-5Mo0nPgjCE.png?width=1200)
「行ってきます」という言葉にアイドルの成長を感じると共に
アイドル達が遠くに行ってしまった。
当時そう感じた方は多かったように思います。
しかし「行ってきます」という言葉はそれだけでは存在し得ません。
必ず帰ってくる場所が必要です。
そして、その帰ってくる場所こそが「劇場」。
アイドルは劇場のことを忘れてなどいませんでした。帰ってくる場所があるから、アイドル達は空に羽ばたいて行くのです。
そう、Glow Mapはmiraclesonic☆expassionのドラマパートがあって初めて成り立つ楽曲なのです。
みんながくれた全力の笑顔と声が
未来拓いてく (ありがとう)
道を照らす Glow Map Move Up
つまり言いたかったのは、
MTWの本来の歴史は
7thでGlow Mapを初披露し、
miraclesonic☆expassionのドラマパートで
「劇場が帰ってくる場所であること」を描き、
ミリシタ3周年のGlow Mapのイベントで海美がセンターで「行ってきます!」を描く
というものだったのです。
ミリシタ3周年は高坂海美やmiraclesonic☆expassionなしには語れないような非常に綺麗な流れで、メッセージ性が詰まったものでした。
MTWシリーズは「劇場」と「劇場からの飛翔」という、
ミリオンライブ!にとってあまりにも重要なテーマを描こうとしたものであったということが伝わっていれば幸いです。
ちなみにこの話に関しては
Glow Map作曲家の原田さんも触れていたりします。
遅ればせながら11/25に発売されたミリオンのMTW08。
— 原田 篤(Arte Refact) (@phevott) December 2, 2020
こちらのドラマパート新規BGMも手掛けております。
げき子の問いに対する海美達の「家みたい〜」の下りがすごく好き。某曲の「行ってきます!」に通ずる真理だなぁと感慨深くなります☺️
是非お手に取ってみて下さい pic.twitter.com/UHTTZcL5FN
さて、次はストロベリーポップムーンとHarmony 4 Youについて書いていきます!
「行ってきます」に対応する言葉は、「行ってらっしゃい」ともう1つありますよね。
MTWシリーズは最後にどんなものを見せてくれたのでしょうか。
ではでは!
↓本ブログの続き
おまけ
miraclesonic☆expassionのドラマパートの主役であり、Glow Mapのセンターである高坂海美。
そんな彼女は3周年を経て「劇場」という「個性」を手に入れました。
ここで5周年イベントのメールを見てみます。
ミリシタ5周年は「個」を押し出しており、実際他の子はそれぞれの「個」に関するメールを送っています。
その中で海美のブログはと言うと....
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106531075/picture_pc_2ecb239e9400fc45c86d35ef703e0638.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106531081/picture_pc_ff07470ff2123045ea9a0758d96c8a20.png?width=1200)
そう、「劇場」の話をしているのです。
「個」を押し出した周年なのに?
一見矛盾しているようにすら思えますが、
違います。
高坂海美は3周年の文脈を経て、
「劇場」が「個性」になったということができると思います。
言い換えれば、高坂海美は「Glow Map」が「個性」なのです。
この例に限らず、
ミリシタの周年イベントではセンターになった子が、その文脈に関して大きな供給を貰っています。
つまりミリシタの周年センターは
「その楽曲と文脈、なんならその1年を背負う」ということでもあります。
先日ミリシタ6周年のセンターが望月杏奈であることが告知されました。
さて、この1年はどんなものを見せてくれるのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1685077968098-t3qAAVS7vR.png?width=1200)
ミリシタ6周年、非常に楽しみです。