ハーミットの 自由なストーリー
大アルカナ 9 隠者 The Hermit ハーミット
タロットカードは、王道の解釈と、自由にインスピレーションを膨らませてする解釈とある。
今回は、王道の解釈に自分のインスピレーションを加えて、新しい自分だけのストーリーを考えてみる
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私は"感情"をコントロールすることも出来るようになった。(8.Strength)
少し感情と距離を置き、自分の内面を深めていくことにした。
私は恐ろしく高く険しい山を登った。
登ろうと、その山を目の前にした時は、道のりはとても長く感じられた。
だが、登っている最中はただただ登っているだけで
覚えているのは目の前の道と、体が動く感覚
長い長い時が経ったのだろうが、
気がついたら私は山頂に立っていた。
過去の自分を見ていのか
自分の内面を見ているのか
今まで歩んできた景色を見ているのか
何かを見つめながら、私はただそこに居た。
私の手にはほのかに輝くランプがある
それはとても深い
炎の奥の奥の奥を覗き込んでいると
何かがある
過去なのか、未来なのかそれとも宇宙なのか
まったくとらえどころがない。
それは希望にも見え、魂のようでもあり、真理のようでもある
私は一体何をしに、ここまで来たのだろう
と同時に、こうも思う。
それを知る必要があるのだろうか
私とあなたを区切る境目は、何だろう
私とこの山を区切る境目は、何だろう
自分とは一体何なのだろうか
このいただきが1番上に近い場所だとしたら
私は神に近づけたのだろうか
それとも神の一部なのだろうか