2時間、あるならスタバ派?コメダ派?それとも…ルノアール派?
私は断然スターバックス一択。
妊娠してからは、唯一デカフェコーヒーのソイラテが飲める為、他に選択肢がないくらい。ただ、若者が多いことや、ゆっくり勉強や仕事をする場所には賑やかすぎる店舗が多く、長い時間を過ごす目的では行っていなかった。
そんな私は1週間前、コメダ珈琲に初入店。今まで、なぜか強烈なサブカル感を感じていて食わず嫌いして早数年。ところがどっこい、その落ち着いた、ゆったり流れる時間に驚いた。ひと席ひと席が広く、4人掛けの席に一人で座ることに罪悪感すら覚える…。こ、こんなにスペースなくていいよ…。
帰り際トイレに入ると、こんな張り紙が。
「学生さんの勉強を応援したいと思っていますが、より多くのお客さまにご利用いただく為土曜日・日曜日の決められた時間に限り、勉強はご遠慮ください」
ということは、平日はそんなにゆっくりしていいの!なんて余裕を感じる喫茶店なんだ!でも土日に休みだから、ここで勉強したいんだよね!
喫茶店は格安セルフからスタバのような外資、昔ながらの純喫茶などありますが、みなさんは何処に行かれますか?
以前、カンブリア宮殿(だいすき)で喫茶ルノアールの社長、小宮山誠さんが出演されていた。東京に住んでた時、何度か行ったなーと思いながら視聴。
ルノアールこそまさに、大人の為の真のサードプレイス。
ルノアールは、今流行りのセルフ式カフェではない。客席は1坪に1.5席。ゆったりパーソナルスペースを確保できる空間。オフィスがわりに何時間も滞在することも、電源も使い放題、名刺スキャナーまであるそう。地域コミュニティの場になるよう、少人数向け貸し会議室の用意があり、客席でのコミュニティサークル活動も可能なのだ。しかも飲み物飲み終わったらお茶が出てくる。そんな喫茶店聞いたことない!喫茶店で仕事をすることに罪悪感や混み具合を気にしなくていいなんて…会社の近くにあったら絶対行くのに!
印象的だったのは、「交流したい」場合は人の集まる場所に行き、反対に「一人になりたい」場合は家に閉じがちだが、ルノアールはその両方を叶える場所だということ。しかも、それを叶える「パーソナルスペースの広さ」が、創業時の資金不足により机と椅子が足りなかったため、少ない椅子をまばらにおいたのがきっかけだった、というエピソード。なにがどうなるか分からんのですね〜。
成功事例に倣い業態を変えるのではなく、きちんと強みを確立し徹底的に伸ばしていくことが、ファン獲得に有効なんだと改めて実感した。