ゴディバを、見直した。ブランドに甘んじない攻めの姿勢。
なんとなく、ごほうびに買いたくなる、GODIVA。
贈り物に買うという行為で、満足感が得られる不思議なブランド。
カンブリア宮殿に、ゴディバジャパンのCEOジェローム・シュシャン氏が出演していた。着任後売り上げを伸ばし続けているスゴイ人。どんな取り組みをして売り上げを伸ばしたのか紹介されていたが、その中で印象に残ったのはふたつ。
1.質には徹底的にこだわりながら、販売チャネルや新商品を増やして門戸を広げ、ブランドを保ちながらファンを増やす攻めの姿勢
2.GODIVAというブランド名の由来
まずはひとつめ。最近はローソンでもGODIVA買えるようになったな〜と何となく気付いてはいたが、やっぱりGODIVAはGODIVAたる理由は、コンビニで買おうが何処で買おうがGODIVAが食べられるということなのだ。コンビニで低価格の商品を打ち出そうとすると、どうしてもコストを抑えて質に妥協をしてしまいそうだがそれをしない。ローソンとのコラボのロールケーキはGODIVA側のGOがなかなか出ず2ヶ月近く発売が遅れたらしい。だから何処で買おうが、「GODIVAを買った」という満足感は変わらないのだ。
ふたつめ。てっきりGODIVAって、GODIVAさんが創ったんだと思っていたが違うらしい。昔々にいた傍若無人で野心剥き出しの伯爵の妻の名前だそうだ。増税により疲弊している庶民の為に、身を呈して夫に抗議した。その、人を思いやる愛に尊敬の念を抱き、名前をGODIVAにしたらしい。(名付けたのは創始者の息子とその妻だが)自分の名前よりも、人への愛を象徴するような名前をつけるというそのストーリーにやられちゃうのだ。
ジェロームシュシャン氏の様々な取り組みの根底には、創始者のストーリーにある「人(顧客)を思いやる」ということが共通している。目の前の〆切や人的金銭的コスト、ブランドのしがらみではなく顧客を純粋に見ているからこそ、今でもどんどんファンを増やしているのだなあと感じた。
「社内ではなく、マーケットを見て仕事する」
これって真意なんだけどめっちゃ難しいんだよね…
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