みえる障がいとみえない障がい〜左手の話〜
わたしは生まれつき
左指の中指の第一関節と薬指、小指がない。
出産時に
でてきたわたしが
指がきれてしまい、手首がほんの少しくっついただけの状態と先生が気づき
すぐに緊急搬送され手術された。
原因は
羊水の膜がなんらかの理由で糸のような状態になり
それがわたしの指と手に巻きついてしまったことらしい。
先天性絞扼輪症候群ということばはあとからジブンで調べてしりました。
生まれつきないので
本人としてはないことが当たり前。
とくに小さいことは気にしていませんでした。
ありがたいことに父や母、祖母が
かわいそうと思うことは一切なく、
当たり前のようにいろんなことをさせてくれてきたので、出来ないこともそんなにありませんでした。
出来ないのは
あやとり、楽器くらいで
ピアノも習ったし、
リコーダーは特注で指がなくてもできたし、
バレーボールではセッターを任されていました。
それでも周りはやっぱり
人と違う人を見ると
かわいそうと思ったり、
こどもは怖がったり
そんな反応も子どもながらに感じていました。
小学生になると
指を見て「がいじ」と言われたり、
バレーボールでは
他のチームの子たちに見て笑われたり。
辛い経験もありました。
親たちが
何不自由なく偏見もなく育ててくれたおかげで
指がないからといって自己肯定感が下がることはなく、人と違うからダメなんだとも思いませんでした。
金子みすずさんの
「みんなちがってみんないい」は
子どもの頃大切にしてたことばです。
どちらかというと
しんどかったのは
自分の容姿や友達とうまく話せないこと、
内面の自信のなさのほうでした。
勉強や運動は努力すればできるようになるけど、
性格や自分自身は
努力してもどう努力していいかわからず
自信がずっとありませんでした。
ずっと自己肯定感低く過ごしてきた
子ども時代から
大人になってからADHDだと診断をうけて
自己肯定出来るようになるまで、
次回はみえない障がいについて書こうと思います。
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