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気づいてよかった「加給年金」

この春、ご主人が定年退職した友達と話していたら、
「奥さんの方がずっと年下だったら、加給年金というのがあるやろ。普通の年金に加算されて、ちょっと得した気分よな~」と言うのだが、
私ともう一人の友達は「加給年金」を知らなかった。

言い出した友達は、退職時の説明会の資料にそれが書かれていて、
私たちも知っていると思っていたらしい。

ざっくり言うと「年が離れた夫が定年退職すると、収入が早くに減るので、生活や子どもの学費で困るでしょ。だから夫と生計を一つにしている配偶者(妻)や子どものために夫の年金受給額に加給年金額というお金を少しプラスします。妻が65歳まで。」という制度だ。

例えば夫が65歳で退職して年金をもらい始めるとき、奥さんが10歳年下だったら55歳。加給年金額は奥さんが65歳まで10年間加算される。子どもがいればさらにプラス。

ざっくり過ぎる説明なので、ぜひ日本年金機構のサイトなどを見ていただきたい。YouTubeでも専門家の方が分かりやすい解説動画をアップしている。

加給年金を加算してもらえる該当者には条件があるのだが、多くの主婦に当てはまる。

そしてよく言われることだが、申請しないともらえない。

私は夫からこの言葉を聞いたことがないし、
7年前に夫が退職したとき、年が離れている私はまったく年金に興味がなく、「超保守派で安定志向の夫が勤めていた会社だからそれなりに年金はもらえるだろう。」ぐらいの認識しかなった。

しかし、今回調べるうちに、お金に無頓着な私でも、さすがにこれは自分に関係あると確信し、今日、年金事務所に行ってきた。
別件から質問していると、夫の年金記録をチェックしていた窓口の人が
「あれ~、おかしいなあ。加給年金が入ってない~。」と。

やっぱりそうか~~。
案の定、7年前、夫は、退職の手続きで「生計維持申立書」(私が夫と生計を一つにしていることを申告するための書類)をもらったはずなのだが、それを提出していなかったのだ。その時点で提出すると申請したことになる。

家に帰って夫に聞くと、夫が勤めていた時、私は仕事の関係で夫の扶養家族になっていなかったので、関係ない書類だと思ったそうだ。

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           「これは、ミスだ。。。」

わ~い、ミスを認めたぞ~。
「何を考えてるのよ!!!あ~らら、こらら、大失敗~」
なんてことは、私は言わない。
自分のミスだと認めて、夫の心の中は悔しさでいっぱいかどうかはわからないが(予測不能な精神構造なので)、認めただけ成長が感じられる。

結局、5年前まではさかのぼって請求できるということで、
約39万/年×5年=約200万円也が一括で口座に振り込まれることに。
2年分は申請できず。
まあ、人生トータルで見たら損も得もなく、国によってうまくバランスされてるのかもしれないが、目先の資金が増えるというのはありがたいことだ。

「やっぱり駄目でした~ってことはないでしょうね!?」と窓口の人に念押ししたら、3人で確認したから間違いない、という返事で、
早く気づいてよかった~と一緒に喜んでくれた。
(それでもまだ振り込まれるまでは不安な私)

大雑把な私は、年金とか税金とか、ただただ苦手なのだが、この一件で、
もうちょっと勉強した方がいいのかなと思った。

コロナ関連の補助金みたいに、無茶なことをしてはいけないが、
みすみす見逃しているお得情報があるのだろう。

「おぉ、200万。車一台買えるな。」と言う夫の変わり身の早さが
未だに 解せない。
大きなミスをしやがったから、私がしっかりしなければ。

※イラストはブログを書いていた時に作った夫の似顔絵。そっくり。
ほかの記事もこの似顔絵を思い出しながら読んでいただけるとイメージ湧くと思います(^^;


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