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Photo by
rina_nishi
YouTubeが一番役に立った法事
今の時代、音楽や映画がサブスクの配信で観られるようになってすごいなと思うが、素人もやってるYouTubeも、知りたいことを検索するとたいてい解決するから感心する。
そのYouTubeが一番役に立ったのが、1年前、夫の兄が亡くなった時だ。
真言宗なので、四十九日の法要まで七日ごとに家で「おかんき」をすると義姉から連絡があった。そして、お寺さんが「これにお経が入ってるから、流しながら軽くやる感じでいいよ。」と、おかんき用の薄い経本とカセットテープを持って来た、と言う。なんと、カセットテープ。
「カセットテープ聞くの、持ってる?」と聞かれたが、確か2年ほど前に処分した。七日ごとに集まるのは私たち夫婦を入れても6、7人。しかし、リードしてお経をあげられる人間がいるはずもなく。さて、どうしよう。
で、タイトルの通り。
たしか「真言宗 おかんき」というキーワードで検索したら、どこかのお寺の住職が朗々とあげるおかんき用のお経があれこれ出てきた。その中に、渡された経本とほぼ同じ流れの動画をみつけ、スマホで流しながら、無事に約1か月のおかんきを終えたのでした。
しかし、カセットはないだろう。住職は70代半ばだが、跡継ぎもいるわけだし、YouTubeとは言わないが、自分があげたお経でCDでも作って檀家に配ればカッコいいのに。
便利な時代になったけど、お葬式と法要はライブでよろしくお願いします。