レンズ撮り比べ(Old vs New)
オールドレンズと最新レンズでは映りがどれだけ違うのだろうか?雑誌で良く見る比較特集にあるが、自分の環境(所有環境)でどれだけ違うかふと気になり試してみました。
(カメラや、そもそもクリエイティブスタイルも違うので、私の場合の撮影環境での違いですが…)
▼撮影環境・ボディー/SONY α7Ⅲ
・レンズA(old)/スーパータクマー 50mm F1.4
・レンズB(New)/タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)
※50mm 1/320 f5.6
※クリエイティブスタイル/ポートレイト(設定はすべて-2です)
※タムロンはほぼ50mmに合わせ撮影
※天候/晴れ
▼レンズA(old)/スーパータクマー 50mm F1.4
なんか、驚くほど「昭和な色」というか、ネガっぽい感じに発色します。海辺の感じがここまで昭和によるとは。NOTEの画像圧縮の関係で空の階調がスムーズではない感じがしますが、元データではそんなこともなくスムーズです。絞りf5.6とある程度締めた状態なので、レンズのケラレも出ていない感じかと思います。
(私には、なんか懐かしい色。「あの頃へ…」という感じです。)
▼レンズB(New)/タムロン28-75mm F/2.8
最新のレンズです。上と同じホワイトバランスなんですが、少し青が強くでてしまいました。
(撮影時には気にならなかったんですが、PC確認でOh!青っ!)
もともと、ホワイトバランスをブルー強めに調整してますが、このレンズでの屋外撮影は少し弱めた方が良いな…と。
(この辺りは使って使って慣れるしかないですね。機材のクセなんで。)
RAWデータもあるので、調整現像を普通ならしますが今回はあえて同じ条件での比較でUPしてみました。
▼比べてみて
oldレンズに改めて感心しました。なんか、あの当時の機材(ハード)って、カメラが目指してきた、ある種の領域基準が達成した時期のような気がしました。今、デジタルカメラになって、カリカリな感じに飽きてきて、味わいが有るというか、懐かしさという空き時間の長さからくる、少し新鮮な感じが “楽しさ” に変換されている気がしてます。
半世紀も前の機材ですから、フィルムがデジタルになり、ピントがオートになり…と機能は盛沢山に、電子工学部分は大きく進化を続けてますが、
「絞り」「シャッタースピード」「感度」。
この「光の絵(ヒカリノエ)」を描く3要素、光学的要素は80年代~90年代で完成された気がしてます。
(初代スーパータクマーは1964年生まれらしいです!!)
(あと、80年代~90年代ってカメラもそうでしたが、クルマ、アイドル…と魅力的な要素が多かったな…と。)