パチンコにのめり込んだ話➁
フルタイムで働きだしてから学生の時と比べてだいぶ人間らしい生活が送れるようになり半年ほど経った頃、仕事の頑張りが評価され正社員になったらどうだ?と提案される。
その代わりその時の在籍店舗は社員枠がいっぱいの為社員になるなら車で約1時間掛かる他店舗との事。
しかし家は会社が家賃と光熱費10割負担でマンションを借りてくれるとの事だったので専門学校辞めてずっとバイトで働くのもなぁー一人暮らしもしてみたいなぁーと思ってた自分にはまさに願ったり叶ったり!
こうして新天地で一人暮らしで正社員として働く事となった。
それから一年程経ち社員としての仕事にも少しずつ慣れて来た頃夜勤専属で一人のおじさんが入ってくる。
何を隠そうこのおじさん元パチプロだったのだ。
10年以上パチプロやってて定職に就いた事はなく奥さんが看護師だから仮に収入が0でも生活に困りはしないって言ってた気がする笑
その当時自分はパチ屋に行く=ジャグラーだったけどおじさんは逆にスロットは一切やらずパチンコのみ。
でもギャンブルに対する考え方は結構似てて意気投合して夜勤で一緒の時は暇なのもあってほとんどパチンコの話ばっかりしていた。
そんな時おじさんが
「ぽんこつ君もパチンコやりなよー4号機の頃はスロットもまだ稼げたかもしれないけど今は稼ぐならパチンコ一択だよ!今度の休み一緒に行こうか!」
と言われ初めてまともにパチンコを打ちに行く事に。
釘読みの仕方を教えてもらったけど全然違いがわからなかったのでおじさんに台を選んでもらうことに。
ハッキリと覚えてないけど海だったかな?5000円くらいで確変が当たり6連くらいしてあっさり3万程勝ってしまった。
いつもジャグラーをだらだら打ってせいぜい1万2万勝つかどうかの戦いをしていた自分にはかなりの衝撃だった。
するとおじさんは
「いやー勝ててよかったね!初めてだからマイルドな海選んだけどじゃあ次はステップアップして牙狼だね!」
と言った。そう、伝説の【初代牙狼】だ。それが悪魔の囁きだった…
翌週またおじさんと一緒にパチ屋へ行きまた台を選んでもらう。
仲良く並びで打ち始めたが1万入れて当たるどころかスーパーリーチになる事なくのまれる。
ジャグラーで1万使ってノーペカってなかなかないからちょっとショックだったけど爆発力ある台だから仕方ないか。
そう言い聞かせ2枚目でようやくスーパー来るも一番期待値低い(レギュレイスだったかな?)ヤツであっさりハズレ。
おじさんも同じペースで突っ込んでたけど全然動じてない。
そして3枚目でようやく当たり魔戒チャンスもゲット!
そこからは怒涛の連チャンでハッキリは覚えてないけど即ヤメして8万勝ちくらいだった思う。
この日の勝ちで自分のパチンコの勝ち額の基準が完全にぶっ壊れてしまった。
次の日夜勤明けだったので朝イチからパチ屋へ行き今日はおじさんと来てないしジャグラーでもやるか!
そして打ち始めて昼くらいで1万ちょい勝ちくらいになってた。
次の日も夜勤だしいつもなら帰って寝るところだが昨日の記憶が蘇る。
そして8万勝った後1万勝ったくらいじゃ勝った気がしない。
でもおじさんは居ないし釘はまだ読めないしーと思いながら牙狼の島へ行くと一台だけ空いてる。
なら結局釘が良くても悪くてもこの台しかないじゃん!と謎理論発動して着席!
ジャグラーで浮いた分あるからそれだけ突っ込むつもりで打つと5000円くらいで当たって5万勝ちくらいになった。
2日で10万以上勝って完全に脳が焼かれて今までのチマチマしたギャンブルでは満足出来ない体になってしまったのだった。
③へ続く…