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【2024盆台北旅打ち】余暇も資格も諦めない旅打ち ②WPTハイパーターボサテライトとハウストナメ(台湾式キャッシュは?)

この記事は台湾旅行のうちポーカーの部分をピックアップした記事です。

8/10 午前7時

①と時系列が前後しますが、10日には10時から3500元(1.6万)出しミステリーバウンティのサテライトがあります。周辺の散策も兼ねて、会場まで歩いで向かってみることにしました。

大通りに沿ってぶらぶら歩いていきます。

この辺りは台北の中でもオフィス街に位置するようです。

30分ほどで到着しました。時刻は朝の7時過ぎ、当たり前ですが誰もいません。

WPT会場周辺は安ホテルだけがぽっかりと抜けている空白地帯(お高いホテルはある)だったのですが、それもそのはず、オフィス街のど真ん中にあるからでした。今後もこの会場に行く用のある旅打ちの際はそれに留意して宿の選定をせねばなりません。

さて朝の7時とはいえ30分も歩くと服の色が若干変わるぐらいには汗ばみました。一度宿に戻ってシャワーを浴び、2時間ほどゴロゴロし、今後は地下鉄を使って再出撃します。

さて行くか…

まぁ30分で飛んだんですけどね。

ポーカースノーウィーは解約しちゃったのでハンドの説明も文章になります。誰かスノーウィーシナリオみたいな感じでハンドを図示できるようなソフト知ってたら何か教えてください。

8000点スタート、10分ブラインドです。

まだレベル1なので100-100
座った最初のハンドでいきなりAAが来ました。ザガンから300にオープンするとBBのおっちゃんがコール。

フロップK79レインボー。
BBチェック
Kを狙って800打つとコール
ターン3、再びチェックなので再度1200打つとこれもコール
リバーQ
BBチェック。最初によぎったのがKQで、そこを筆頭に変なツーペア引かれてるとかでチェックレイズをかまされるとしんどくなりそうなのでチェックバックしたら相手マック。必要ないですが一応AAを見せておきました。ただハイパーターボなら死ぬ前提でリバーも打ち込んでもよかったやもしれません。

その後ブラインドが上がり100-200-200

HJ 400
SBの私 AhJhで1200に3bet、HJコール
フロップTT7ハートが2枚。
700のCBを打つとコール、
ターン6、チェックアラウンドでリバー6、フラッシュ実らず。
チェックしたら相手2000。ほんの少し悩んだものの、Aハイチョップの目が多すぎるのでコール。相手ATsで6000まで減らす。

その後はMPのオープンに対してボタンから77を降りてしまうなど死に損ない、新しく座ってきた+1のオープンにあと4700でJKoだったので突っ込んだら受けられてATo、フロップAで飛び。諸行無常。

ハイパーターボのサテライトで分散がかなり大きいことは受け入れているとはいえ、30分で1.5万失ったのはなかなか精神的ダメージがでかいです。普段パチンコで-5kとか言ってる友人を笑えません。WPTサテライトに出続けるには精神的なバンクロールへの負荷が大きいので、今後の旅程を考え直す必要がありそうです。

というわけで、いったん帰って今度は地元のポーカールームを検索します。

前々から目をつけていたのはここ

なんと宿から500m、歩いて10分以内にあります。最高かよ。予約などはLINEを通して行うらしいので、ずっとさぼっていた年齢確認をしたあとグループに入りましたが案の定中国語だらけでよくわかりません。翻訳しながら流れを追いかけていましたが、どうも土日は時限式とは別で通常のトナメもしているようです。

埒が明かないので意を決して話しかけてみたところ、「参加したいならpokerfansから参加登録してくれ」とのこと。

アプリはもともと入れていたので調べてみると、確かに台北のトナメもズラズラ並んでいましたが、参加したいトナメがアプリ上に登録されてなかったりと結構ザルなようです。おまけにアプリ上から登録しようと思ったら、

アプリ内でのそのお店のクラブ?に会員登録

お店から承認を受ける

というステップを経て参加できるようになるのですが、一向に承認されません。あーだこーだやってるうちに旅の疲れがぶり返してきたのと、そのお店のトナメを広告するメッセージに「歡迎現場」、つまり飛び込み参加でもOKという文字を見つけ、今までのやり取りの時間の無駄感からどっと疲れました。じゃあ飛び込みで参加しようか!と思って他のお店も調べてみるも、今は午後5時、移動してトナメに出るとなると明日にそろそろ響いてくる時間帯です。というわけでこの日はもう観光と休養に集中することにしました。

収支:-3500元(1.6万)

8/11 午後12時

朝は近くの市場で朝ごはんを食べたり資格勉強をして、12時にお店に直で飛び込んでしまいます。

なんと参加費500元(2200円)!インフレの進むくせにプライズの渋い日本のアミューズトナメと比べてなんと良心的か!そもそもプライズあるのかなぁ!?おじさん怖くなってきたよ!

まぁもともとお店のシステムになじむための顔見せ料金と思っていたので、仮にノープライズでも無問題です。

12時少し前にお店に入り、「トナメさせろ」と翻訳画面を見せたら問題なく登録されました。

ほらやっぱり座れるやんけ!昨日の労力なんやってん!

となりましたが仕方がありません。昨日あれだけうまい魯肉飯が食べられたのですから結果オーライです。

卓は少し遅れて3人でスタート、小競り合いをしているうちにどんどん人が増えてきて、最終的にリバイ込みで48エントリーとなりました。

テーブルはというと参加費の安さもあり、そこまで極端に強いプロはいません。大体私の前後ぐらいで団子、たまに極端なブラファーやビンゴゲーム大会に興じる人が混じってるぐらいです。AAが42oにカチ割られたりしてました。

私はというとあまりハンドが良くなかったので基本お地蔵様、ザガンのオープンに対してMPからA9sを捨てたらフロップフラッシュで、「なんで私は500元のトナメでマネープレッシャーを感じてるんや…?」と宇宙猫になってました。

それでもTTのリンプポットでショートのブラフオールインをキャッチ、QQでギリギリレジストのA9oを食べるなどして、要所要所でスタックを増やしていきます。テーブル移動直後にAAでプリフロオールインしたらチップリからKKが出てきて、フロップでKが落ちるもバックドアフラッシュでまくるなど、運も悪くありません。

レジストが終了、FTまで進んだタイミングでプライズが確定。
1位20000元(約9万円)
2位1500元(6800円)分のお店で使えるクーポン
3位800元(3600円)分のクーポン

トップヘビーすぎィ!実質1位総取りやんけこれェ!


FTまで進んだ時点で総スタック96万に対して私のスタックは10まんすこしで平均やや以下の8位、しかしやはり15分ブラインド、少し運の波が引くとすぐにあっぷあっぷになります。ただブラインドがすでに6000-12000-12000、極端なチップリはおらず比較的全員団子なので辛いのはみんなのはずです。A7oやA2sなど、M値(知らない)的には突っ込むのが正当化されるハンドも捨て、とにかく生存を優先します。

潮目が変わったのは8000-16000-16000に対して59000、あと3bbになった時です。ザガンのオープンに隣のビッグスタックがコール、私はAJ。これなら死んでもええわとオールイン。ビッグスタックがコールし66。リバーでフラッシュを引き当て14万程に回復、直後に来たAQoでまたオールインすると同じぐらいのスタックのBBが小考してコールしたらAJo、何も起きず30万近くまで膨れます。そこからショートのオールインのタイミングでQQ、A6oでショートに要求するとなんと6側でフラッシュが入るなど、あれよあれよと周りのスタックを吸収し、気づけば約50万、総スタックの半分少しを占めてヘッズになりました。相手も「君少し前までめちゃくちゃショートだったよね…?」と困惑気味。大丈夫、ワイもや。

そしてヘッズ開始の際、ディーラーのおねーさんがなにやらワーワーしゃべってくるもワイ氏全く意図がわからず困惑、周りも「え?続けるの?」という雰囲気になったため、スマホ翻訳とクソ雑魚英語を駆使してヘッズ相手、間を取り持ってくれた常連さんとやりとりをすると、「1位と2位の賞品を合算して5050で折半しないか」というディールのお誘いでした。

そりゃそうだ。トップヘビーすぎるもん。スタック量もほぼ半分ずつですし、これでゴネてヘッズ負けて「はい2位の1500元のクーポンね」ってなったら目も当てられません。相手から見ても3bbからここまで膨れたノリにノっている相手とぶつかるのはいやでしょうし。こちらとしては2位のクーポンはいらないので、1位は折半して2位をヘッズで取り合う形でもよかったのですが、初見客ですしそこまでの交渉力もないので素直に相手の全提案を受ける形にしました。

というわけで、

生涯初のインマネです!

いやぁ長かった…本当に長かった…。ポーカー初めてもうすぐ8年ですよ…。一応バウンティでちょろちょろ儲けたことがあるので、厳密には初収支プラスというわけではないですが。むしろ2/48まで残ったことの方がうれしいかな。

今回のトナメを総評すると、

Patient(耐える)マジ大事、です。


私はポーカーを始めた際最初に読んだ本がこの本(通称赤本)でした。

一言でいうなら「プロ相手にスキルでは絶対に勝てないから最初からプリフロオールインで強く打って死ね」という本です。最初に読破した本がこれで、実際にその後出たAJPCで初日を通過して2日目結構いい順位まで残れたので、この戦略が骨身まで染みていました。

この2枚の画像が私のポーカーの根幹です。

でもこの戦術そのものが古くなりつつありますし、私のスキルも流石に始めた頃よりも育ってきました。ただ根幹の考え方が変わってないせいか、「強く打って死ね」が「お前の命なんて軽いんだから軽々しく打って死ね」に曲解されてきてしまっていたように感じます。スキルと根幹がちぐはぐになってたんですね。初めて乗ったのが補助輪付き自転車だからって、バイクにも補助輪つけてワインディングロードを走ろうとしても余計に危ないし、それでバランスを崩して転倒して死んでも「当たり前じゃん」って流されておしまい、みたいな。何言ってるかわからない? わたしも☆

それが今回のインマネで、やっと現在の自分のスキルに見合った死に方、というものに昇華できた感じがします。基本的には生き意地汚く、死ぬと決めたらさっと死ぬ。


さて明日からは平日、ポーカールームもどうなるかわかりませんが、引き続き楽しんでいこうと思います。では。

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