お金を賢く使う人になる第一歩:自分へのご褒美とは?
" 貧乏人の口癖は、『ふだん頑張っているご褒美に買っちゃおう!!』。
一方、金持ちの口癖は、『いまの私には必要ないな。またにしておこう』”
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣(本田健 著)
より抜粋させていただきました。
私も以前日本でサラリーマンをやっていた時は、
よくこんな風に買い物をしていたことを、
本書を読んで思い出しました。
職場が六本木と飯田橋だったので、
仕事が早く終わった日の夕方、
六本木、銀座、表参道、
時々、新宿や渋谷まで日替わりで足を運んで、
何か自分に似合う洋服や靴がないかなーっと
ショッピングするのが習慣になっていました。
買うと決めた後で、
心の中で「自分へのご褒美」とつぶやくので、
買うための理由でもなく、もはや、言い訳ですらありませんでした。
それは、「頑張ったから」買っていたわけでなく、
自分の満たされない幸せや自信を、
一時的に埋めるため、憂さ晴らしのために買っていたのだと気づくまで、
結構時間がかかりました。
その時に買ったそれらの洋服や小物、靴や雑貨類は、
ほとんど全てゴミになり手元にありません。
もっとちゃんと勉強して、
もっと自己投資や、株や不動産などの投資に回していれば、
今目の前にもっと違った形で残っていた可能性が大いにあります。
なんともカッコ悪い結果です。
いやいや、でも、ご褒美があるから、
また仕事を頑張ることができて、
お金を稼ぐモチベーションになってきました。
という別の声が聞こえてきましたが、
それは、ご褒美がないと仕事が頑張れないということでもあり、
ご褒美がないと続かない仕事についていること自体が、
自分にとってベストではないと気づきました。
本書を読んで、お金を使う前に、常に、毎回、よく考えるべきだと気づいたのは、
その買い物は、本当に自分へのご褒美なのか?
ということです。
お金を賢く使える人になるためには、
まず自分が心から求める目標や人生レベルのゴールを明らかにして、
その過程で自分が喜ぶご褒美は何かを深く理解し、
それを自分に与えるべきなのではないだろうかと思います。
目標がはっきりすると
自分へのご褒美は、必ずしも物品だけではないことに気づきます。
時間、かもしれませんし、自己投資や学びの機会かもしれません。
新しい体験かもしれませんし、他の人の笑顔かもしれません。
自分が本当に喜べることを定めた上で、
お金を賢く使える人になるために、
本書を参考に、
お金を使う時に、賢いお金の使い方となっているかどうかを判断する、4つのセルフチェックを作成しました。
1)自分が本当に満たされ幸せになるために、自分が本当に欲しいものはなんだろうか?
→ 自分が欲しいものは、実はお金では買えないものかもしれないし、お金で買えるものだとしても、その選択肢に執着する必要はない。
2)それは、自分が欲しいもの(WANT)か、自分に必要なもの(NEED)か、どっちだろうか?つまり、本当に自分のためになるのだろうか?今の一時的な自分のためだけではなく、未来の自分にも何かベネフィットをもたらす自己投資になっているだろうか?
→ 本書曰く、お金持ちになていく人は、衝動買いをしない。今車を買うと、一生働き続ける人生を選択するのと同じだ、とまで考える。1つ1つのお金の使う時の判断が、人生の結果を決めると理解している。
3)憂さ晴らしになっていないだろうか?感情のままに、空虚感や、苛立ちや、怒りが理由で、買うと決めていないだろうか?
→ つまり、衝動買い。単なる気晴らしの出費となり、結局自分の長期的な幸せや成長のためになっていない。気分を変えたいのならば、それを買う以外に、エクササイズや、家族との時間や、自分の好きなことに没頭するとか、もっと効果的な方法で気分を変えられるかもしれない。
4)心からのありがとうという気持ちとともに、ポジティブな感情でお金を払えるか?誰かを笑顔にできるか?人との分かち合いとなっているか?
→ 本書曰く、ありがとうという気持ちでお金を使うと、ありがとうと言われてお金が増えて返ってきて、幸せな成功者となれる。また、プレゼントを上手くできるようになって、初めて成功者の人生の入口に立つことができる。さらに、人と分かち合うことでますます豊かにになる、自分には無限の富を生み出す力がある、と言うことが大切だとも記載もある。私自身、今はまだこれを心から理解しマスターできていないが、お金を賢く使える人になるためには、避けては通れない道なので、実践あるのみだ。友達に、これが上手な人がいるので、その人を真似するところから始めたい。
本書は、幸せなお金持ちになるために、
お金のことだけでなく、ビジネス、パートナーシップ、自己理解、自己投資など、さまざまなものについて学び、成長していく必要があることを教えてくれる一冊でした。
その中でも、お金を賢く使える人になるための「自分へのご褒美とは?」という観点で、今回自分なりに考えをまとめました。
お金のことだけでなく、自分らしく生き、幸せなお金持ちになるための多くのヒントが書かれている本書は、今後も人生のバイブルにさせて頂きたいと思います。