見出し画像

5年前に別れた担当に、Act-1公演でもう一度出会えた話

みなさんこんにちは、こんばんは、初めまして
ムツと申します。
今更感はありますが、ミリ10thライブ Act-1公演お疲れ様でした。
1st~4thまでを振り返るAct-1公演、本当に素晴らしいライブだったと思います。文句のつけようもない、というのは少し言い過ぎかもしれませんが、それまで私の中にあった呪いに近い感情を消し去ってくれた、とても大切なライブになりました。
本当にありがとう。そんな感謝の感情が今も胸中を占めています。

ここから先、私個人の色々な感情が混ざり合った自分語りと解釈を語るのでそういったものが苦手な方はこのページを閉じてください。


私はアニマス(アニメアイドルマスター無印)からアイマスを知ったグリマス(GREE版ミリオンライブ)最初期勢でした。とはいっても上位勢というわけでもなく、エンジョイ勢レベルのプレイヤーです。リアルライブもライブビューイングには2度ほど参加しましたが、グリマス開始当時は現地に行こうと思うほど熱量があるオタクではありませんでした。
そんな細々とアイマスオタクしていたころ、1つの楽曲に出会いました。それが所恵美(CV藤井ゆきよ)が歌う【アフタースクールパーリータイム】(以降ASPT表記)という楽曲でした。


ASPTを初めて聴いた時は本当に衝撃をうけました。自分にとって曲が刺さるといった感覚に初めて陥ったのがコレだったのかもしれません。
無限に聴いていられると錯覚させられるほどの曲に出会わせてくれた所恵美に、私はあっという間に惹かれていきました。
気づけば所恵美の担当になっており、このありえないくらい刺さったASPTという曲を現地で聴きたいとそう思うようにまでなっていました。

私が初めてASPTを現地で聴いたのは、SSAで行われたMOIW2014という3ブランド(AS・ミリ・デレ)が交わる合同ライブの時です。
この当時の記憶はもうほとんど覚えていませんが、私が初めてリアルライブで【グリマスの所恵美】と出会ったのがここでした。

※少し面倒な解釈の話になるんですが、私自身はライブで歌っている時の演者さんをアイマスのアイドルとして見てはいません。しかし、その時の状況や演出からアイマスのアイドルの要素を感じて結びつけようとするタイプのオタクです。

これは友人の言葉なのですが、周年ライブをただの三次元ライブとして見るタイプなのか、それともミリオンライブを構成するストーリーの一つとして捉えるタイプなのかで、感じ取れる情報量は大きく変わると思っています。
そして私は後者のタイプのオタクであるので、ゲームとは別にMOIW2014で初めて所恵美と出会ったと解釈しています。



そして時は流れていき、2018年3月19日にグリマスがサービスを終了しました。最後の瞬間を看取るために有休を使って会社を休み、一人でボロボロ泣いていたのを覚えています。
サービス開始から終了までの5年という月日は、自分にとってグリマスが本当に大好きでかけがえのないものにまで昇華されていました。
そんなかけがえのないものが失われた事実がとても辛かったですが、まだミリオンライブにはミリシタ(ミリオンライブシアターデイズ)という新しいアプリがあったおかげで耐えることができました。しかし、グリマスとミリシタでは世界戦が違うという自分にとって大きな問題がありました。

グリマスで出会った所恵美はミリシタで出会える所恵美と同じなのか?

自分の中の答えは【同じではない】といったものでした。もちろん、ミリオンライブの所恵美という根幹の部分では同じなのでしょう。しかし、やはりグリマスの恵美とミリシタの恵美は同じではない事実が自分を苦しめました。
なんとか自分を納得させようと、見えなくなったグリマスの50人のアイドル達はミリシタの52人を今も支えてくれている。あのかけがえのない5年間は無駄になっていないと結論をだし、現状と向き合ったりなどもしました。
また少しばかりの希望としてミリオンの周年ライブ(ミリ5thライブ)でグリマスの要素を求めることができると思っていました。

しかし、その希望は無惨にも砕け散ることになりました。

私が求めたグリマスの要素など何一つとしてミリ5thライブにはありませんでした。あるのはミリシタ要素をふんだんに詰め込んだ、ミリ5thライブというよりもミリシタ1stライブと呼ぶほうが正しいのではと思えるようなライブ構成でした。
※ミリ5thライブは当時の自分には辛い内容でありましたが、ミリシタからの新規勢のためのライブとして見ればとても素晴らしいものだったと思っています。

私はミリ5thライブ1日目、初めてミリオンのライブが楽しめませんでした。ミリシタ要素しかないライブのため、演者を見てもグリマスの恵美と繋げられることはできませんでした。
グリマスの恵美に二度と会えないのなら、もうミリオンライブを追うのをやめよう。そんなふうに考えてしまうくらい落ち込んでしまいましたが、どうしてもミリオンライブを追う足を止めることができませんでした。
以前のnoteでも同じことを書いたのですが、

私は結局どうしようもないほどミリオンライブが好きで好きで仕方がなかったのです。また、運営がグリマスを忘れたとしても演者はあの日々を忘れていなかった。そう感じられたこそいまも私はミリオンライブを追うことができています。

時間が心の傷を癒してくれるのは本当で、グリマスを失った悲しみも年を重ねるごとに薄れていきました。しかし、一つだけ私の中でどれだけ時間が経っても消えない気持ちがありました。
それはまだミリシタの所恵美と出会っていないという感情です。
ASPTは所恵美にとって始まりの歌。その歌をグリマスからミリシタに切り替わった周年ライブ以降、ミリシタの所恵美から聴けていない。それはつまりミリシタ世界線の所恵美と正しく出会えていないということではないのか?
そんな拗らせた解釈をミリ5thライブ以降、私はずっと抱えて生きてきました。


そんな考えは間違っていると自分でもわかってはいましたが、それでもこの呪いに近い感情は消えてくれませんでした。だからこそ、ミリ6th以降のライブではただひたすらASPTを聴ける瞬間を待ち望んでいました。
しかし、現実がそう上手くいくことはなく、ミリ6th~9thライブではASPTを聴けることはありませんでした。
私はいつになったらミリシタの所恵美と出会えることができるのか。
所恵美役の藤井ゆきよさんが出演する周年ライブの日は、ASPTが歌われるのかそればかり気にしてライブを楽しむ余裕すらなくなることも何度かありました。
もしかしたら自分がオタクでいられる期間内ではもう二度とASPTを聴くことができないのではないか?とそんな不安がよぎることさえありました。
そんな気持ちがある中、ミリ9thライブで遂にミリ10thライブツアーの発表がされました。

Act-1公演【HAPPY 4 YOU】

このタイトルを見た瞬間、声を上げたのを覚えています。
なぜなら、ミリオン1stライブのタイトルが【HAPPY PERFORMANCE】であり、何らかの繋がりがあるとすぐに察したからです。
のちにタイトルに使われている色が全37色とグリマス時代のシアター組の人数に合わせていることが判明したことで、Act-1公演はグリマスのライブになるだろうと確信しました。

私の心は震えあがりました。二度と会えないと思っていたグリマス世界戦の彼女達ともう一度会えるかもしれない。そして、ミリシタの所恵美と出会うために待ち望んだASPTをグリマスの所恵美が歌ってくれる可能性がある。
サービスが終了したあの日から1日たりともグリマスを思いださない日はありませんでした。
誰にも忘れてほしくない・運営にこの気持ちが届いてほしいといった悪あがきに近い願いも込めて、ミリシタのイベントで1番になったときは50人の世界に言及したことも何度かありました。


とはいえ、現実的に考えてこの想いが報われることなどあるわけがないと諦めていました。しかし、10年目にしてこの想いが報われる日がやってきました。
所恵美役の藤井ゆきよさんが出演されるミリ10thライブ Act-1公演初日
開演前の影ナレが美咲ちゃんではなく小鳥さんだったり、5thライブ以降無くなっていた開演のブザーの復活などで私のテンションは最高潮に達していました。グリマスのライブに帰ってきたというその事実が私を幸せにしてくれていました。

この映画好き

本当に楽しくて懐かしくて、それでいて演者の皆さんは10年分の経験を経て最高を更新するパフォーマンスをしてくれていました。
私はライブを楽しむと同時にドキドキしながらその瞬間を待っていました。

そしてその時は遂にきました。

ずっと私はあのイントロが聴こえた瞬間、嬉しくて泣いてしまうのではないか?と思っていました。7年も待った大好きで大切な始まりの曲。1000回以上聴いた大好きなイントロが会場に響いたと同時に私の感情は爆発しました。

泣くなんてとんでもない。ただ嬉しくて楽しくて、ミリ5thライブから抱えていた最後の暗いの感情が、あの瞬間弾け飛んで消えていました。


少しだけ話が逸れるのですが、同じ765プロである先輩達の大切な曲で【Destiny】というものがあります。

その歌詞の中で

「もし離れたって信じてるから 必ずまた逢えることを 上手く言葉に出来ないけど だってきっと運命だよね」

グリマスのサービス終了が告知されたあとに開催されたAS組の大型ライブ【初星宴舞】その時に歌われた【Destiny】のこの歌詞がとても刺さり、この言葉の可能性をその時からずっと信じていました。ただ、本当にもう一度出会えるとは心の底では思っていませんでした。
しかし、奇跡は起きました。
グリマスの恵美と初めて出会った会場で、しかも今度はソロ曲のトリとして始まりの歌であり、私にとっては再会の歌として
アフタースクールパーリータイム】を会場に響かせてくれました。

「ずっとずっと、みんなの声が聴きたかったよ」

歌いだしの直前で藤井ゆきよさんがそう言ってくれたの覚えています。

こちらのほうこそ、
ずっとずっとあなたの、恵美の歌が聴きたかった

そうして、グリマス要素がふんだんに詰まったAct-1公演のおかげで、私は5年ぶりにグリマスの所恵美を感じ取ることができました。
こんな奇跡を見せてくれるなんて、7年間この歌を待ったかいがありました(ASPTはミリ3rd幕張公演以降歌っていない)

正直いくら感謝してもしきれません。
グリマスの恵美にもう一度出会わせてくれて本当にありがとう

そして、Act-1公演は無事終了し、夢のような2日間は終わりました。
正真正銘今度こそ、グリマスとお別れができた気がしました。

これからはグリマス世界戦(Act-1)からミリシタ世界線(Act-2)へとバトンタッチしていくのでしょう。
ただ今度はミリ5thライブで感じた絶望感は一切なく、清々しい気分でそれを見届けることができたと思います。
ミリオン運営はグリマス時代を忘れていなかった。ミリオンの10周年ツアーを共に走る仲間としてもう一度彼女達をステージに立たせてくれた。その事実がとても嬉しく感じています。
これから先、もう一度グリマスの彼女たちと出会えるかはわかりません。しかし、Act-1公演でもう一度出会えた奇跡が私を支えてくれています。ゲームが終了して見えなくなったとしても、彼女たちはこれからも50人で手を取り合って歩き続けていくと今度こそこの言葉を信じられます。

いつかまた、50人と52人の世界がCrossing!する日を夢見て、これからもミリオンライブを応援していきます。

何度でも言います。

ミリオンライブありがとう。グリマスありがとう

大好きです

いつかまたどこかで




ここまで読んでいただいてありがとうございました。ミリオンライブとミリオンライブを応援する全ての人達の未来が明るいものでありますように

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?