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推しキャラの中の人と30秒(実質60秒)会話した話

mutsu

こんにちは、こんばんは
ムツと申します

みなさんは推しキャラというものが存在しますでしょうか？
自分はアイドルマスターミリオンライブの所恵美というキャラクターが大好きで、9年間ひたすら推させていただいています(アイマスでは推しキャラのことを担当というのですが、今回はわかりやすさ重視で推しという言葉を使っています)

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さて、そんな大好きな所恵美というキャラクターにはもちろん中の人(声優さん)が存在します。自分は所恵美の推しですが中の人の推しかと言われると素直にそうですとは言えないちょっと面倒くさいオタクです(演者さんが好きだから所恵美を推していると思われたくないので)
そんな面倒くさいオタクの私ですが、1年前にちょっとした転機が訪れました。それは8年間チョクメなどそういった系のサービスをやっていなかった所恵美の中の人である藤井ゆきよさんが、遂にファンアプリ(ROOM803)を始めるというものでした。

当時私はかなり迷いました。藤井ゆきよさんのことはもちろん応援していますが、それは所恵美の中の人を務めてくれているからであり、それだけの理由で声優個人のファンアプリに入会していいものなのか？
今思うと本当に面倒くさい思考をしてたなと思います。
そんな風に悩みながらも結局はライブ後の演者の感想などが聞けるというメリットは捨てがたいなと思い、ファンアプリに入会することを決めました(友人がチョクメなどで演者のライブの感想などを受け取っているのを見て羨ましいなと少し思っていたのが後押しになりました)
※ちなみにちゃんとミリ7thRや8thのライブの感想など自分が見たかったものが見ることができたので入会した価値はありました。
そして入会して1年が経ったころ、ファンアプリ入会者が応募できるオンライントーク会なるイベントが告知されました。

またもや私は悩みました。ゆきよさんの個人ラジオや生放送などを追っていないファンとも言えない自分がこれに応募してもいいものなのかと(面倒くさいオタク)
ただ所恵美を9年以上演じてくれていることに感謝の言葉を直接伝えたいという気持ちも強くあり、友人にも相談したところとりあえず応募して当たってから考えればいいのでは？と言われました。
オンライントーク会の当選者数は50名、普通に考えたらまず当たらないだろうと思い、宝くじを買うような感覚で友人の言うとおり応募することにしました。その後、ミリシタの周年イベントを走る準備などもあり応募したことすらすっかり忘れていた頃、ファンアプリから明日当選者にメールが届きますという連絡がありました。その時はさすがに当たらないだろうと思いながら内心ドキドキしていたのを覚えています。
次の日、当落の時間になりスマホの画面を確認しましたがメールが届いた通知はなく、これは外れたなと少しばかりの落胆＆安堵の感情が湧きました。やはりそうそう当たるものではないし、ファンかどうかも怪しい自分が当選するべきでもない。そう思いながらTwitterを開いて誰か当選報告しているかな？と検索をかけるとあり得ない事態が起こっていました。
なんと、ゆきよさんの強い希望で50名限定ではなく、今回応募した人全員と話すという内容に変更されたとファンの人達が呟いていたのです。
私は慌ててメールフォルダを開くとそこには【当選のお知らせ】と書かれたメールが入っていました。

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このメールを見た瞬間、ゆきよさんは本当に素敵な人だなって思いましたし、それと同時に当選した嬉しさと【やらかしてしまった】という感情が湧き上がっていました。

何を話せばいいのか、何を話していいのか、こういうところでミリオンの話を振って良いのか？ 浅ちゃぷ勢の自分がこれに参加して不快にさせないだろうか？ いや、そもそもまともに話すことが出来るのか？(数年前、山崎はるかさんの握手会に参加したことがあるのですが、その時は頭が真っ白になって言いたいことがうまく言えないまま終わった経験がありました)
そんな不安が次から次へと湧いてでてきましたが、ここで逃げるほうがゆきよさんに失礼になると思い、オンライントーク会に臨む決意しました。

そしていざ当日、30秒という短い時間の中で9年間の感謝を伝える言葉を用意し自分の番がくるのを待ちました。待機時間で私はすでに緊張の限界に達しており、時間がくるまでDiscordで友人と駄弁って気を紛らわせていました。

そしてその時はやってきました。

着信音とともにPC画面に表示される通話ボタン。私は慌ててDiscordを抜けると一呼吸おいてからビデオ通話のボタンを押しました。ビデオ通話が開始され、PC画面の向こうには9年前から変わらず推しの中の人を務めてくれている藤井ゆきよさんが映っていました。
そうして30秒のオンライントーク会が始まりました


ゆきよさん「ムツさん、こんにちは」

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正直この第一声で心を持っていかれました。私はラジオにお便りなどを投稿したりもしないオタクなので、9年以上応援してる推しキャラの中の人にハンドルネームを呼ばれるという現実に凄い衝撃をうけました。
それくらいのことで大袈裟すぎると思うかもしれませんが私にとっては一大事でした。
しかし、ここでアタフタして時間を無駄にするわけにはいきません。何とか平静を保ち、練習どおり伝えたい言葉を発していきました。

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ムツ「こんにちは、今日はゆきよさんに感謝を伝えたくて参加させていただきました」←なんだこいつ

ゆきよさん「えっ、なになに？」←可愛い

ムツ「僕は所恵美が大好きなんですが、9年以上もゆきよさんのような素敵な方が演じてくれていることに本当に感謝しています」←これ噛まずに言えたのは待機時間にひたすらやったイメージトレーニングのおかげ

ゆきよさん「えっ！もしかしてミリオン最初から応援してくれてるの？」

ムツ「はい、最初からずっと応援しています」←ここ噛んで「推しています」って言ってしまったと思う

ゆきよさん「えー、すごい。ありがとう」

1か月以上前の出来事なので喋った内容を完璧に覚えているわけではありませんがこんな感じのことを話しました。ちなみにこのあたりで多分25秒くらいだったと思います。
最後に「これからも応援しています。頑張ってください」と伝えようとした瞬間、先にゆきよさんが1つ質問してきました。

ゆきよさん「ねえ、ムツさん、その映ってるマイクってなに？」

おそらく今回ゆきよさんは出来る限りこちらになにか話題を振るよう努力してくれていたのだと思います。そしてこのオンライントーク会はLINEのビデオ通話を使って行われているので、多くの人がスマホを使っての参加だったのだと思います。多分ですが私もスマホを使ってビデオ通話をしているとゆきよさんは思ったのでしょう。そのためPCから参加していた自分の画面のど真ん中に目立つような形で映るマイクが不思議に見えて、こういう質問をしてくれたのだと思っています。しかし当時の私はそこまで頭が回らず、突然の質問に一瞬固まってしまいました。

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【マイクってなに？】

まじで何を聞かれてるのか一瞬理解できず、テンパって使っているマイクの商品名(HyperX QuadCast)を答えるべきかと思ってしまったりとどう答えればいいのかわかりませんでした。ちなみにこのタイミングで30秒のアラームが鳴ったのですが通話がブツ切れで終わることもなく、話が一区切りするまで話してくれるようでした(この仕様まじで優しい)

ムツ「えっと、このマイクで通話とかゲーム仲間の友人と会話とかしてます」←頭の悪い回答。文字にするとアレですが実際はかなり詰まりながら答えてました。

ゆきよさん「あ、もしかしてそれで今話してくれてるの。だから音声聞き取りやすいんだ」

ムツ「そうです」←ここあたりでそろそろ終わらないと駄目だよなと思い締めにかかる

ムツ「ゆきよさん、これからも応援してます」

ゆきよさん「ありがとう、またね」←両手で手を振ってくれて可愛かった

そうしてビデオ通話が終了して画面には通話時間1分1秒と表示されていました（後に他の人の感想を見ても30秒を余裕でオーバーしていた方ばかりなので、おそらく参加者のほとんどの人が1分近く喋っていたのかなと思います）
反省点としてマイクの質問に対してもう少し上手く答えたかったですが今の私にはアレが限界でした。
通話が終わると自分の心臓が激しく鼓動していることに気づき、高揚感と多幸感に包まれている状態になっていました。どうやら私は思っていた以上にこのオンライントークに満足していたようです。
もしかしたら推しの中の人という認識だけだと思っていたゆきよさんは、いつの間にか自分の本当の推しになっていたのかもしれません（自分のあまりのチョロさが不安になる。将来キャバクラとかにハマりそう）

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こうしてオンライントーク会は無事に終わったのですが、感想としてはマジで参加して良かったなと思いました。9年間の感謝をちゃんと伝えられたのもそうですし、自分がゆきよさんをかなり好きなことに気づけたのも大きかったです(ガチ恋勢とかではないです)
もしまた同じような企画があればぜひ参加したいなって思いました(今度はテンパらずにうまく話したい)

今回オンライントーク会に参加して改めて思ったのですが、藤井ゆきよさんは応援してくれている人達に対してめちゃくちゃ誠実ですし、人間がとてもできているなと感じられました。悪い噂も全く聞きませんし、安心して応援できるということはファンにとって本当にありがたいことだなと実感しました。恵美の中の人という理由で応援していたところがありますが、そういった要素を抜きにしても純粋に応援したいなと思えました。
また中の人が素敵だからこそより所恵美もよりいっそう魅力的に感じられる。そんな【外の人】と【中の人】での素敵な相互作用が生まれるかもしれないという可能性に今回気づくことができたのが、大きな収穫だったなと思っています。


本当に所恵美の中の人が藤井ゆきよさんで良かったです。これからも所恵美と藤井ゆきよさんを応援していきます。


ここまでこんな駄文を読んでくださりありがとうございました。

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P.S
今月、福岡観光ついでにゆきよさんの北九州のイベントに行くのでよろしくお願いします


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