美術の宿題
今だに実家に飾ってある中学2年生のときの自画像
確か夏休みの美術の宿題だったはず
夏休み最終日になってもまったく手付かず
宿題しなければそれで済んだは済んだ
でも白紙と向き合った
1週間後くらいかな 向き合った白紙をみてて
どんどんひらめいた 結果2、3時間で完成した
中学の時は更に殻に閉じこもっていて(いまもかい!)うまく表現できないでいた
でも本当の自分はこんなもんじゃない!、、と言う気持ちが白紙を見てふつふつ、、ふっつふっつと湧いて湧いて湧き出てきた
それを自画像のイメージにしようと決まった
どーせなら髪の毛も逆立ててパワーを現そう
パワーが溢れ出てケムリみたいんのを出そう
筆じゃイメージに遠くなる
指だ 指でざっ!と言う感じを現そう
描いては上から動きを加えて描いては加え
ケムリにはめっちゃこだわった
更にどーせなら髪の毛の色も顔も目もフツーの色じゃなくどぎつくても構わないからめっっちゃくちゃな色にしよう(顔は黄色であまり変わった感じに見えなくなったけど)自分のパワーはこんなもんじゃねぇ!と見せつけたかったのだ
毒舌で実は優しい美術の先生に期限が切れた宿題を私にいった ドキドキした おっこられっかなぁ
案の定先生は「まったく こっんな期限過ぎて(提出するなんて)」独り言のようにぶつぶつ言った 失礼します といってそそくさに職員室をでたが、その時もまだ先生は自画像をじっとまじまじと見続けていた
次の美術の時間、美術室の入り口に奨励賞とはんされた私の自画像がどーんと飾られていた
嬉しかった〜
期限過ぎてんのに
提出してよかったぁ〜
なんか自信が湧き出てきた出来事だった
今更ながらに思い出して書き記したくなった
美術の先生の授業は大好きだった
どんな教え方だったか忘れたけど
どくどくな話を聞くスタイルの授業
教科書とにらめっこよりめっちゃあってた
粘土の造形をしたとき
「このにんにくは県で賞が貰えるほど素晴らしい!すぐ県に問い合わせてみる!」
県が認めなかったと私に伝えると
「おかしい 県の審査が遅れてるんだ これは素晴らしいからおちこまないでいいからね」な〜んておっしゃってくれて
素晴らしいと思った作品には心底惚れてくださる先生
そんな先生だから1週間遅れたけど提出してみたいっ!て気になったのかも
先生の反応がすっげ〜楽しみだったから
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