紙と鉛筆でやってみよう、自己理解
自分を理解する時、キャリアコンサルタント、カウンセラーを利用するというのは一つの手段です。そしてそのカウンセリングの中でも
いろんな手段が取られます。
例えば、性格診断テストのようなものもその一つです。
MBTIも最近流行っていますね。
MBTIなどのようなものは、いくつかのカテゴリーがある中で、
自分はどういうタイプなのかを見つけていくというものです。
また箱庭というものやライフラインというものもあります。
これらは、自分で自由に作成物を作り、それを通じて自分を説明していくことで自分を理解するものです。
例えばライフラインというものはキャリアコンサルタントとしてはとてもメジャーなもので、少し紹介してみたいと思います。
A４の紙を横向きに使用して、以下のように真ん中に線を引きます。
この線があなたの人生を示していて、左が過去、右に行くほど現在を示します。
そして、線の上部下部に分けられています。
ここに自分がこれまで経験してきたこと、出来事などを書き出していきます。
その時に線の上部は「その当時、嬉しい、達成感、楽しいなど自分にとってプラスの出来事」と捉えたことを、
下部は「その当時、ショック、悲しい、挫折など自分にとってマイナスの出来事」と捉えたこと。
と分けて書いていきます。
また出来事だけではなく、「学校楽しかった」「楽しくなかった」などその時抱いていた感情などを書いてもOKです。
そしてそれらが書き出せたら、それを線で繋いでいきます。
これを元にカウンセリングなどでは自分の人生を話してもらうのですが、
それができないとしても一度自分がどんな人生を歩んできたのか、
声に出してみてください。
大したことのない人生だと思っていてもこうして振り返ると
まあまあ頑張ってきたのだ、と認めることもできるかと思います。
人生いいことないな、と感じていても、それだけでもないな、と気づけることもあるかもしれません。
またどういうことに自分が一喜一憂するのか、も見えてきます。
「１番をとる」というような目にみえるゴールを求めやすい、
他人からの「すごい」という称賛に拘りやすい
「人間関係」に落ち込みやすい。。。
などなど。
ライフライン、初めて聞いたという方、一度チャレンジしてみてもいいですし、組織のチーム内でお互いに書いて、ヒアリングしあいっこしても
お互いの相互理解に繋がります。
簡単にできますので、やってみてください。