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最初に買うコンパクトエフェクターは何がいいのか?

僕は「最初に買うエフェクターは何がいいですか?」というご質問をいただいたとき、必ず「マルチエフェクター」と答えています。

エフェクターを使用する理由はその音が必要だからであり、必要がないと感じていれば使わなくてもいいものなんですね!
しかし、必要かどうかを見極めるためには各エフェクターがどのような音の変化をするのかを知っておく必要があります。

そこで活躍するのがマルチエフェクターなんですね!
マルチエフェクターにはたくさんのエフェクトが入っており、よほど特殊なエフェクトでない限り、殆どのエフェクトの効果を知ることができます。
最初は勉強用で購入し、使用したいエフェクターが定まってエフェクターボードを組んだとしても、ボードの中に組み込むことも可能ですし、エフェクターボードを持ち運ぶのがめんどくさいとき、それっぽい音を作ってマルチエフェクター1つでスタジオに向かうこともできます。

このような理由で1番最初に購入するエフェクターはマルチエフェクターがいいと思っているのですが、もしもコンパクトエフェクターを選ぶとしたら?
そんなテーマでいくつかおすすめしたいエフェクターを選んでみました!
「エフェクターは欲しいけどマルチエフェクターは難しそうだし嫌だ!」という方は参考にしてみてくださいね!

グラフィックイコライザー

イコライザー(EQ)は特定の周波数をブーストしたりカットしたりするエフェクターです。
ベースだけでなくいろんな音響機器についているものですので馴染み深いエフェクターかもしれないですね!

EQには大きく分けてパラメトリックイコライザー(パライコ)とグラフィックイコライザー(グライコ)の2種類があります。

おすすめしたいのはグラフィックイコライザーですね!

耳が肥えていない時期というのは必ずあります。
いずれは耳で判断できるようになってくるのですが最初の頃はできないのが当たり前。
そこでグラフィックイコライザーの出番です!

このエフェクターはコントロールする周波数が細かく書いてあり、耳だけでなく目でもどこが変化しているのかを確認することができます。

音の変化の「正解」を目でも確認することで「この周波数はこんな音の変化をするんだ」と、耳のトレーニングにもなります。

そして音の変化が分かりやすい!

音のキャラクターを変えることはできないのですが、大きく変化を与えることができます。
”ドンシャリ”や”カマボコ”と呼ばれている音がどんなものなのかも確認できますし、自分が求めている周波数も見つけやすくなります。

僕も初心者の頃、グライコを購入し、周波数への理解を深めました。
直感でいじることもできるので機械が苦手な方でも安心です。

そしてなにより見た目がかっこいい!

横一列にコントロールする部分が並んでいて、なんかテンション上がりますよね!
テンションが上がると機材への苦手意識も少し和らぎます。
”楽しい”ってとても大事な要素ですからね!

勉強用としても、音の変化を楽しむ用としても優秀なエフェクターですので、迷ったら購入してみてください!

僕が最初に購入したグラフィックイコライザーはこちらです!

筐体はプラスチックで少し安っぽさも感じますが、初心者の方がグラフィックイコライザーの魅力を知るのには十分なものだと思います!

オーバードライブ

音を歪ませる(ひずませる)エフェクター”オーバードライブ”です!
ギターみたいな音になると言えばイメージが沸きやすいと思います。

これも音の変化が非常に分かりやすく、グラフィックイコライザーは元の音を崩さなかったのに対して、オーバードライブは元の音も大きく変えます!

音量が上がったような音になり、サスティーンも伸びて、少し触るだけでも音が出るようになるので、繋いで弾くと上手になった感覚を覚えるかもしれません。

オーバードライブなどのエフェクターを”歪み系”と呼ぶのですが、僕も歪み系のエフェクターは長い期間使用しています!
それくらい音のキャラクターの構築に大きく貢献してくれるエフェクターなんですね!

これも触っていてとても楽しい!
ギターごっこもできます!

ただ、音をしっかり鳴らせない初心者のうちはエフェクターのボリュームを上げなければならず、その結果ノイズが気になるかもしれません。
歪み系のエフェクターはノイズが乗るものですので、そこはあまり気にしなくても大丈夫です。

僕が最初に購入したオーバードライブはBOSS ODB3です!
Red Hot Chili PeppersのFLERが使用していたということで憧れて購入したのですが、音がとても好みで、今でも好きなエフェクターの1つです。

操作も簡単で値段もそこまで高くないということで、初心者の肩にもおすすめしたいエフェクターですね!

僕がおすすめするのはこの2種類です!
紹介したグラフィックイコライザー、オーバードライブでもたくさんの種類があるので調べてみてくださいね!

まずは分かりやすいエフェクターで音の変化を楽しみ、そこから興味が湧いてきたら他のエフェクターも試してみてください!
「エフェクターは必要ない」という意見も見られますが、それはその方にとって必要なかったというだけで、エフェクターを使用しなければ絶対に出ない音というのもあります!

何事も決めつけず、まずは自分で確認してから判断しましょうね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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