![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28194920/rectangle_large_type_2_5eff2c093d64225625c1b8ad99c7fc7e.jpg?width=1200)
大切なことを教えてくれた、伝説の雑誌編集長の自分史
自分史活用アドバイザーの田中むつみです。
今回も、私が今まで読んだ中で、これはと思う自分史をご紹介します。
いったい、どんなものの弾みで、この一冊を読もうと思ったのか、
もはや覚えていません。
私自身が雑誌編集に関わるものとして、興味が湧いたのかもしれません、
雑誌『薔薇族』そのものは、大学生時代、近所の小さな書店でアルバイ
トをしていた時、新刊を並べたり、返品を倉庫に戻したりした際に、何
度か手にして、こっそりパラパラっとした記憶があります。
しかし、編集長の名前は、この本で初めて知りました。
伊藤文学
一度聞いたら、忘れられない名前です。
そして読み始めたら、巻を措く能わず。
一気に読み終えてしまいました。
伊東文学という稀代の編集長の自分史であり、文化史であり、風俗史、
そして長い間、ひっそりと息を潜めざるを得なかった人々の時代史で
もあったのです。
興味を持たれたら、是非、こちらもご参考に。
https://1000ya.isis.ne.jp/1208.html
編集長は「知」が3分、「勘」が3分で、「胆」が3分、そして「運」の呼び込みが1分のジンセーなのだ。
松岡正剛の千夜千冊 1208夜 『薔薇族』編集長 より
この本から、多くのことを教わりました。
まずは、そのネーミングセンス。
雑誌を超えて使われる雑誌名って、そうそう、ない。
編集長としての肚の括り方、読者との信頼関係の結び方、フォトグラ
ファーやイラストレーター達の才能を見抜き、信じて任せること。
そして、とてもじゃないが、私はこの編集長の足元にも及ばないと。
上野駅構内の小さな書店の話や、大型書店のあるビルから身を投げた
高校生の悲しいエピソードにも、『本』という商品を扱う仕事につい
て、考えさせられました。
雑誌の属性に囚われることなく、是非、一度読んでみてほしい一冊です。
photo:Rudy and Peter Skitterians from Pixabay
ストアカで、自分史講座開催します。
開催リクエストもお受けします。
自分史活用アドバイザー田中むつみ 公式LINEアカウント
いいなと思ったら応援しよう!
![オリフィス](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27347407/profile_503cb13d579a859237ef5dc8bc6a64f9.jpg?width=600&crop=1:1,smart)