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時々、天才の読者さまがいる。
こんばんは。
自分の絵で物語を描くのが好きな人間、睦月ロコと申します。
基本野良で活動してる創作屋ですが、
こちらは商業で描いたものです。
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続きはこちらからお読みできまーす!(久々に販促っぽいことをしたわー)
ありがたいことに少数ながらも読者様がいてくださって、
ご感想などをいただくことがあります。
この「博士とわたしの暗殺日誌」を描いてるとき
ちょっとびっくりしたのが、
凄い長文の考察をしてくださった読者様なども
いらっしゃったことです。
そしてその質たるや…。
作者である私も冷や汗をかくレベルでございました。
確かにこちらの作品は、
そこそこ伏線めぐらして、
設定なども込み合ってる作品ではありますが
それだけに描いてるときにはとにかく
「わかりやすいように」
と噛み砕いた描写を意識しておりました。
なんか、そういうのもしかしたら読者様には失礼なのかな、
と思うレベルの方がいらっしゃいました。
いろんな感想いただくことは創作者にとって最も嬉しいことのひとつです。
面白かった、つまんなかった、そんな一言でも嬉しいのに、
ここまで考察していただけるなんて、
もう逆になにかプレゼントをあげたい!
という気持ちにすらなりました。
この作品に限らず、
野良で描いたものにも時々ひぃっとなるような
芯を食った感想をいただくこともよくあります。
ぶっちゃけ、
小声でしかいいませんが…
(それ編集さんも気づかなかったのに…!!)
レベルのことを気づく方もいらっしゃいます。
よく一発で見抜けたね!!天才か!!
なので、
私思うに…
そもそも読者さんって天才なんじゃなかろうか…。
それとも幸いなことに底辺作家である私の選りすぐられた読者さまが
たまたまそうなのだろうか…。
この少ない読者様の数でよくそんな質の高い感想いただけるな…!
確率すご!
商業用の作品を作るときは
とにかく「わかりやすさ」を求められる部分がありますが…
思ってるより、いらんのじゃね?それ。
作品描いてるとき、いただいた感想の中で
「キャラクターの言動が非常に理解ができるもので素晴らしい、
読んでてなんで?っていうストレスがない」
というようなものをいただいたことがありました。
私はこれ読んだとき、
あ…、ちょっとやりすぎてしまったのかもしれない。
と少しだけ冷や汗をかきました。
逆に言えば
「引っ掛かりがない」
ともいえそうだと思ったのです。
人間なんて矛盾だらけの生き物で一貫性などないのですから、
本当は「なんであのときあの人はそんなことを言ったんだろう」
みたいなことが起きて当然なのです。
そこに多面性が生まれる、奥行きも生まれる。
少しでもわかりやすくしよう、という気持ちと
我が子が誤解されたくない、というエゴが発動し、
作品が優等生になりすぎてしまう、
私はよく陥る現象です。
この殻をやぶりたい。
今後の目標のひとつです。
我が子が嫌われるかもしれない、誤解されるかもしれない。
それを甘んじて受けよう。
「このキャラ嫌い」「理解できない」ってちゃんと言われる余裕も与えること。
それに気づかせてくれたのは
読者さまの天才的な感想なので、
本当にありがたい。
でも「面白かった!」だけでも
本当に本当にご感想は嬉しいです!!
それだけで、十分ですよー!
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こんなどうでもいいことでも物語の途中で重要シーンがあります笑。
ではまた次回ー!
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