ここ最近で1番の。
蚊取り線香に火を付けられなかった。
先端にうまく火が当たらない。
あぁ、
僕の手が震えているのか。
"実力以上の責任を持つ"決めた時、
人間の心はこんなにも揺さぶられるモノなのか。
いや、「揺さぶられる」という表現はまだ甘いかもしれない。
ゴツい手で乱暴に鷲掴みされているような、
ちっちゃく潰されて引き伸ばされているような、
長細く捻られているような、
兎に角、得体の知れない何かによって、
心の形をムチャクチャに崩されている感じがする。
noteの更新が止まった理由がわかった気がする。
書かないんじゃない、書けないだ。
僕は文章を書く時、
自分の"深層心理の海”にダイブする感覚だったりする。
人生で何を想い、何を受け取っているのか、
普段の雑踏から逃れ、自分の考えを整理する時間。
浅いところはいい。
問題は、
普段なかなか出向かない深いところ。
そこには、
・意図的に考えないようにしている物事、
・意識しないよう逃している自分の感情、
・拾わない様にしている他人の感情、
・振り返りたくない過去の自分、
・自分を騙す為に張っている虚勢、
今、noteを書くため、
ありのままを伝えるためにこの深さまで潜れば、
僕に、
僕の全てがバレてしまう。
海に潜り続ければ当然、息が続かなってくる。
以前はもっと上手く泳げた気がするが、
今考えれば浅瀬だったんだろう。
気楽なもんだった。
僕達が作った小さなバーは、
店が増え、人が増え、会社になった。
無意識な精神的負担が増えたんだろう。
ちょうど更新が途絶えた時期とリンクしている。
何も、理不尽な暴力にあったり、
誰かに裏切られたりしたわけじゃない。
「”裏切る”なんて言葉のない僕の世界で、
そんな事は起こらない。」
と本気で思っているハッピー野郎なのだ。
あるとすれば、
僕が何かを"裏切った”時だろう。
マイナスな事なんて起きてはいないし、
ありもしない。
「なら、僕は何に悩み、苦しんでいるんやろう、」
目を閉じて考えると、また少し辛かった。
耐えられず目を開ける。
なんか変だな。
さっきまでの悩みの原因になるようなモノは目の前には何もなかった。
最近借りた事務所の可愛らしいベランダを、
お気に入りの照明が照らしているだけだ。
ん?
「なら、僕は何に悩み苦しんでいるんやろう?」
目に見えないモノ?
それは本当に"ある"のか?
会社や部下の、
あるやもないやも分からない不満や不安を妄想し、
勝手に怯えているだけなんちゃう?
って今書きながら思ったわ。
そんなネガティブ眼鏡野郎に付き合ってる暇、
僕にはないねん。
仕事は大好きや、
溜まってるタスクに取り掛かりたい。
誰にもバレないように「真夏の果実」の弾き語りを練習する日課だって残ってんねん。
”深層心理”ダイブは、もっと健康的なもので、
普段から気に入った考えを蓄えておき、
整理し、
浅瀬でも扱えるくらい自分のものにする。
それだけやん。
僕にとって、趣味同然の軽やかな行為だった筈。
・知識を蓄えることは結構やけど、
その量や質で人を比較したらあかん。
・知識を共有することは大事やけど、
「人の為にやってる」と考えたらあかん。
・横柄になるのは言語道断、
でも謙虚さを履き違えるのも怠慢やわ。
・利他の精神でいる事は立派やけど、
それが自己犠牲なら心がもたない。
・皮膚から一ミリでも外界に飛び出せば、
思い通りに操作できるモノなどこの世に存在しない、人を舐めたらあかん。
どっかのちゃんとした大人みたいなこと。
地道に商売してさ、一つ一つ、気づいたやんか。
ちょっとはマシやん、前よりってだけやけど。
僕はこの心で全力を尽くす。
後は信じる。
何が正しいとか考える意味ないわ。
経営や人の心の扱い方に、
絶対的な攻略本はないねんもん。
そうか。
僕の心は、
僕の意思で形を変えようとしていたんか。
より強く、正しくあろうとしてるんやな。
さっきの震えのお陰で、
今日は書けたのかも知れない。
武者振るいって事にしとく。
いいよな。
また明日、merry&co...
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