ファイト!闘う君の唄
慶應義塾体育会ソフトテニス部の部員日記をご覧いただき、ありがとうございます。今回の部員日記は経済学部3年武藤充希が担当させていただいます。
太陽も本気を出してきて、昼寝が気持ちいい時期に入ってきましたね。まだまだ日焼けは耐えている?と、信じて日焼け止めをしっかり塗って太陽に抗っていきたいと思います。
さて、今回は夏の醍醐味、「応援」について書いていきたいと思います!
応援についてイメージを膨らませるために応援の言葉を並べてみます。
頑張れ!
ナイス!
大丈夫だ!
練習通り!
無理するな!
やりきるぞ!
自分を信じて!
どんどん行け!
いいぞ!
足動かしていくよ!
一本挽回!
先行するよ!
自分から!
攻めるぞ!
ドンマイ!
気にするな!
思い切って!
良いプレーしてるよ!
ファイト!
こんな感じですかね。これらは全部味方を鼓舞する言葉であり、当たり前のことを言っているように感じます。しかし、この言葉は試合している選手にとって大きな意味を持ち、頑張れ!と言われたらより頑張れる。自分を信じて!と言われたらより信じやすくなる。というように、応援には謎の力があるのですね。
応援はスポーツの面白さの一つですよね。もはや応援を楽しむためにスポーツをやっていると言っても過言ではありません。僕の出身校の浦和高校では行事があるたびに応援団が先陣をきっていました。学校全体で歌う応援歌はとても気持ちよく、そのときに初めて応援の楽しさを知りました。応援歌をみんなで歌っていることがなぜ楽しいのかを考えてみると、馬鹿になっているからだと思います。みんなで合わせてポジティブなことを声に出す。これだけで自分もポジティブな気分になれる。応援というプレーは正のスパイラルを生み出すのですね。
「応援されるチーム」とはどんなチームでしょうか。逆の立場になって考えてみます。僕はプロテニスプレイヤーのラファエル・ナダル選手を小さいころからずっと応援し続けているのですが、彼の魅力は3つあります。
一つ目はどんなボールも拾い続ける泥臭いプレースタイル。二つ目は試合前のアップの練習を大量の汗をかくほどやったり、試合会場の控え通路でジャンプしたときに天井に頭をぶつけてしまったり、点を取った時にこれでもかと喜んだりするその情熱。三つ目はテニス選手ではよく見る「ラケット破壊」を一度もしたことがなく、負けた後も勝者選手を待ってから退場するといった紳士的態度。彼の魅力から考えるに、「応援されるチーム」には泥臭さ・情熱・紳士的態度の3つが重要だと思いました。
こんな応援をテーマにした部員日記を書いているうちに高校時代の国語の教師の話を思い出しました。その教師は学生時代一人暮らしを始めたときに寂しくて中島みゆきの「ファイト!」をずーっと聞いていたそうで今でもその歌が一番好きらしいです。最後の授業の時にその唄を唄ってくれたのは今でも覚えています。僕自身、それ以来その曲を気に入ってよく聞くようになりました。
勝つか負けるかそれはわからない
それでも兎に角闘いの
出場通知を抱きしめて
あいつは海になりました
ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
闘うことは残酷で必ず勝ち負けがある。それでも闘いに挑戦することに価値があるのだと、そんな風に自分を勇気づけてくれる唄です。
特にまとまりもなく殴り書きしてしまいましたが、伝えたかったのはただ一つです。
スポーツを愛するすべての人へ
ファイト!