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映画 イニシエーション・ラブ   笑劇のラストシーンに腰を抜かした。


前田敦子が上手かったです。とても魅力的、この映画のヒロインです。

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原作小説と映画を比較してみようということで、やっているのですが・・・。原作はわかりずらく二度読みが必要な人がいると思うのですが、こちらのラストはわかりやすい。いや、馬鹿にしていると言っても良い。

ラスト5分のどんでん返し。原作本は、ラストから二行目の一言でどんでん返しでしたが説明なんてないんです。自分で結論、つまり、この仕掛けにたどり着かないといけません。それがこっちは伏線を時系列で1つずつばらしていくという親切さ。子供でもわかる映画でした。全部ばらしやがった。いくつ気がつくか・・・。小説では気づかなかった。アインシュタインの本とか。ハイレグの水着。別れた後に電話した時に彼女が発した言葉。

いやーー、衝撃のラストならぬ、笑劇のラストでした。

この映画は、おバカコメディです。この笑劇のラストに向かって、たいした意味のない退屈な話しが続くだけです。昭和の遠距離恋愛と学歴偏重主義と女性のしたたかさをバカにしているだけです。

このトリックやりたさに話しを作ったのだと思います。

原作小説と映画では、違います。本質は変わらないのですが、このシーンをお笑いにすることで、いかに昭和がダサかったか。昭和の女たちのしたたかさが、よく描かれています。

今でも、こういう女子いますよ。

2020 12/13


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