note初投稿だけども柴田理恵

 note初投稿である。

いち素人の初投稿なんて、正直誰も気にしないだろう。気負わずに何でも書きたいものを書けばいいのだが、はて困った。非常に困っている。とにかく困ってしまって、私はこの20分ほどただひたすらに悶々としている。気になってしまって、私は筆が進められないでいる。

なぜこんなに困っているのか?一体何に困っているのか?答えは明瞭である。せっかくだからハッキリと、堂々と述べてやろうじゃないか。

せっかくの初投稿、少しばかりカッコつけたい。のである。

素人は素人なりにカッコつけたい所もあるのだ。別にいいじゃないか。そもそもこのnoteを始めている時点で、既に意識が高いのだ。カッコつけてナンボなもんじゃい!である。本当は意識高いレベルMAXとして、スタバでiMacをいじりながらこの文章を書きたい気分だが、残念ながら今自宅の部屋の隅っこで非常につまらないテレビを流しながら書いている。スタバでメチャクチャオシャンティーフラペチーノを飲む代わりに、今飲むは水道水だ。この格差に歯軋り(はぎしり)しながらも、黙々と書いている。

どうやらこのnoteというのは、相当クリエイティブな人が集まるサイトらしい。おすすめ欄で紹介された方々の肩書きは大変立派なものであった。webクリエイター、ライター、プロジェクトエグゼクティブマネージャー…その他。おお、非常にかっこいい横文字だらけだ。カタカナは言葉をスタイリッシュにする効果があるらしい。かくいう「スタイリッシュ」という言葉がスタイリッシュたる所以もカタカナがゆえに、といったところだろう。これがひらがなで「すたいりっしゅ」と書かれてもなんだか間抜けた感じがする。どんな肩書きでもカタカナにしてしまえば、スタイリッシュでかっこいいものになるのではないだろうか。

ジムイン

おお。これで真面目に仕事をしていらっしゃる事務員の方も、より一層その真面目さを増して、さらにスタイリッシュになっている。

コウチョウセンセイ

おお、いいじゃない。ビール腹のイメージがある校長先生も、なんだかスリムになった気がする。全校集会での話も、的確に短く丁寧に伝えていそうだ。全校生徒の前でパワーポイントを駆使しながら話す日も近い。

シバタリエ

おお!今テレビに映っている柴田理恵も大変スリムになった!!もはや肩書きとは関係ない個人名が出てしまってはいるが、まぁ良いだろう。しかし柴田理恵のイメージは、やはり漢字での「柴田理恵」なのである。この漢字から笑いながら大きな声で話し、よく泣くあのおばちゃん柴田理恵像が思い出されるのだ。やはり柴田理恵は柴田理恵でなくてはならない。どこにでもいそうなのに輝いている唯一無二の柴田理恵を、軽々しく変えてはならないのだ。やはり、ひらがなと漢字が安心する。スタイリッシュ感が売りのこのnote界に、あえて無骨さを醸し出していくという方針でこれから書いていこう。

さて、初投稿の内容はこれでいいだろう。物事の始めは、何事もノリと勢いである。タイトルはどうしよう。タイトルもノリと勢いで決めなければならない。そうだなぁ…。じゃあ、柴田理恵で…。

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