生きていくという病
人は一人では生きられずチリの一つでも汚れを残す。小石の一つ、原子の一つ一つにも役割があり、人は定められたロールからは逃げられない。生きる事は死ぬまで続く病である。ただそこにいるだけで人は役割を持つ。子にとっての親、親にとっての子、妻子娘、人は誰かにとっての病にも薬にもなれる。膨張する宇宙より傲慢な人の自我欲望。苛むそれはとどう向き合うか。私は今日も君で病ませてもらおう。病しかくれぬというのなら。千切れる契れるちぎれる。終わらない絶望と目覚めても覚めない悪夢と。呪いのような善意を
いやく しつれんしました