地震で古い木造でも壊れないワケ(効果のない耐震とは)

2024年が明けたと同時に北陸地方で大きな地震がありました。
これによって被災された方々、本当にお見舞い申し上げます。

・古い建物だけれどもこういう建物だから弱いというところを抑えておかないといけない。
・市街地では7階建てのビルが真横に倒れている映像があったが、鉄筋コンクリート造で1階部分がピロティという駐車場や店舗などによく使われていた方式
・集合住宅で1階に駐車場があるものは壁を増やしたり、耐震改修しているケースが多くなってきた。
・建築の構造は、建物にかかる力を「曲げ」「軸力」「せん断」の3種類に分けて考える。

・材料単体の比強度、強度/比重で表すが、引張り力は木は鉄の約2.5~3.2倍、コンクリートの約235倍もある。圧縮力は木は鉄の約1.2~1.6倍、コンクリートの約11.7倍もある。
・建ててからメンテナンスをしていないコンクリートの建物は要注意。

・木造を新築で建てると最近は耐震等級が2や3なので(法的には1)、新しい時は大丈夫。
・しかし使ってる柱や梁などの構造材に、構造用集成材の場合は年々接着力が低下し、耐力が落ちてくる。
・無垢材の木でも高温乾燥された木(KD材)は、油分が飛んでるので、自然乾燥材に比べると、腐りやすい木。ヒノキであっても腐ってしまう。

・木造の利点は建物自体がコンクリート造に比べると比較的軽いということが特徴
・木造の場合の弱点は、木には湿気とシロアリ。
・ホウ酸塩はシロアリだけに効くのではなく、木の腐食にもとても効果がある。
・日本の古民家=呼吸が大切 ということ。

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