どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#6
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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前回 どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#5
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あらすじ クトゥルフ神話TRPGをやってみたい男の子がクトゥルフに遭遇し、一緒にクイックスタート・ルールを使用して探索者を創造する。
今回は前回の続きから!男の子の作った探索者の行く末は…?
物語の佳境
~なんやかんやあって~
男子(茲吾)「まさかあのメガネっ子が協力者になってくれるとは…」
クトゥルフ「もともとこのシナリオは1人用じゃないからな。」
クトゥルフ「さて、調査もあらかた終わったのだ。どうやらこの家には過去に“不死を願った霊能者”がいたそうなのだ。」
茲吾「ここに住んでいた人は皆不幸な最後を迎えている、ってのも不可解だね。よし、んじゃあ現場に行ってみますか!」
〈幸運〉ロール
茲吾「うーん…多分この後に元凶との闘いが待ってるよな…。メガネっ子が扱えるような武器その辺に落ちてないかな?」
クトゥルフ「武器なんてそうそう落ちてるもんじゃないのだ。…まぁ、こういう時は〈幸運〉ロールで決定するのだ。メガネっ子には幸運の数値を設定してないから代わりにオメーがロールするのだ」
茲吾(幸運40) 1D100→01(クリティカル!)
クトゥルフ「………うーむ…。じゃあ、この家の元の持ち主の一人が拳銃での自死を考えていたようで、たまたまそれを見つけるのだ。ダメージは1D10なのだ」
正気度について
~なんやかんやあって茲吾は元凶の元へとたどり着いた~
クトゥルフ「では、棺の中の男はゆっくりと立ち上がるのだ。彼は関節を曲げるごとに小枝が折れるような奇怪な音が響びかせ、鼻を刺すような悪臭をふりまくのだ。そして目の前まで下って来た“獲物”を捕食しようと襲い掛かってくるのだ」
クトゥルフ「魔術師のなれの果て、生ける死体を目撃した探索者は〈正気度〉ロールを行うのだ。」
茲吾「SAN値チェック、キターーーー!」
クトゥルフ「まぁ、そう言ったりもするのだ。1D100でロールして、現在の正気度以下なら成功なのだ。成功で1、失敗で1D8の正気度ポイントを失うのだ。」
1D100→84(茲吾の正気度は80、失敗)
1D8→6(茲吾は正気度から6を引いて74になる)
クトゥルフ「おっと、『1回の〈正気度〉ロールの結果で正気度が5以上減ってしまった』のだ。ではINTロールを行うのだ。ダイスの結果がINT以下だった場合一時的狂気に1D10時間陥り、狂気の発作が起こるのだ。」
茲吾「ぐおおおお!!唸れ俺のダイス!!」コロコロ…
1D100→64(茲吾のINTは50、一時的狂気に陥らない)
茲吾「…よし!!」
戦闘について
クトゥルフ「ふむふむ、狂気には陥らないと…。では茲吾は何をするのだ?」
茲吾「もちろんこの怪物をぶっ倒すぞ!」
クトゥルフ「OKなのだ。ではここからはDEXの順に行動していくのだ。」
近接戦
クトゥルフ「メガネっ子が一番DEXが高いのだ。何かやってほしいことはあるか?」
茲吾「うーん…。じゃあ、魔術師を殴ってもらおうかな」
クトゥルフ「OKなのだ。ではメガネっ子は〈近接戦闘(格闘)〉技能を使うのだ。値は25。対する魔術師は応戦をしてくるのだ。」
メガネっ子(〈近接戦闘(格闘)〉25%) 1D100→09(ハード成功)
魔術師(〈近接戦闘(格闘)〉50%) 1D100→10(イクストリーム成功)
クトゥルフ「ふむ、応戦の魔術師はメガネっ子よりも高い成功度を出しているのだ。よって魔術師の攻撃が当たってしまうのだ。魔術師はメガネっ子の鋭い拳をいなし、かぎ爪のような指で彼女を引き裂くのだ。」
クトゥルフ「ダメージは1D3とダメージボーナスの1D4を受けるのだ。」
1Ⅾ3+1D4→2+3=5
メガネっ子の耐久値10→10-5→メガネっ子の残り耐久値5
重傷(耐久力、負傷と治癒より)
クトゥルフ「おっと、メガネっ子は耐久値の2分の1以上を失ったのだ。寄って『重傷』を負ったのだ。CONロールを行い、失敗したら意識不明になるのだ。メガネっ子のCONは60なのだ」
1D100→49(成功。意識不明にならない。)
戦闘マヌーバー
茲吾「うおおおおお!メガネっ子ぉ!!魔術師め、許さん!!タックルでメガネっ子から魔術師を突き放して、組み伏せるぞ!」
クトゥルフ「OK、それは戦闘マヌーバーなのだ。マヌーバーを行うときには互いのビルドを比較するのだ。魔術師のビルドは1、茲吾のビルドも1。もし、能動側のビルドが受動側のビルドを下回っていたらペナルティ・ダイスを受取る必要があるのだ。今回はそうじゃないから、それはなしなのだ。」
数的不利
クトゥルフ「それどころか、茲吾はボーナス・ダイスを受取るのだ。これは数的不利のルールなのだ。魔術師は既に応戦を行っているから(回避でも同じ)、後から攻撃する茲吾はそれだけ有利なのだ。」
クトゥルフ「もちろん魔術師は応戦をしてくるのだ…!」
茲吾(〈近接戦闘(格闘)〉45%)
→1D100、1D10 (10の位をもう1つロールする)
→44,14 (二つ目の10の位のサイコロは1だった)→ハード成功
魔術師(〈近接戦闘(格闘)〉45%) 1D100→12(ハード成功)
茲吾「成功度が同じ?!これどうするの?」
クトゥルフ「こういう場合は能動側が勝つのだ。では、茲吾は魔術師にタックルをかまし、そのまま組み伏せてしまうのだ。」
対抗ロール
クトゥルフ「では、魔術師は組み付いている茲吾に向かって何かをぶつぶつと唱え始めるのだ…!」
茲吾「ま…まさか呪文!?」
クトゥルフ「イグザクトリー!魔術師と茲吾でPOWの対抗ロールを行うのだ。お互いのPOWでロールをして成功度を競うのだ!もし成功度が同じなら、より高い能力値を持っている方が勝つのだ。」
茲吾(POW80) 1D100→15(イクストリーム成功)
魔術師(POW90) 1D100→19(ハード成功)
クトゥルフ「お、これは茲吾の勝利なのだ。では、茲吾は体に入り込もうとする“なにか”を精神力ではねのけるのだ。」
火器のルール
茲吾「そういえばメガネっ子拳銃持ってるじゃん!それを使ってもらうぞ!!」
クトゥルフ「そういえばそうだったのだ。射撃の準備ができていればDEXに+50で行動できるけど、今回がしていないから関係ないのだ。」
クトゥルフ「ではメガネっ子は拳銃を3発撃つのだ。これによってペナルティー・ダイスを受取るのだ。でもメガネっ子は一回魔術師と近接戦闘を行っているから恐らく4.2m(メガネっ子のDEX70の6%)以内にいるのだ。これによってボーナス・ダイスを受取るのだ。」
茲吾「…つまりプラスマイナスゼロ?」
クトゥルフ「そうなのだ。ちなみに火器に応戦や回避(「掩蔽に飛び込む」は可能)は不可能なのだ」
メガネっ子(〈拳銃〉20%)
1D100→32(失敗) 1D100→93(失敗) 1D100→03(イクストリーム成功)
イクストリーム・ダメージ
クトゥルフ「おっと!メガネっ子の拳銃がイクストリーム成功したのだ!!しかもこれは拳銃、貫通武器なのだ。最大ダメージ+ダメージ分のダイス・ロール(あれば+ダメージ・ボーナス)のダメージになるのだ!!」
10+1d10→10+9→19!
クトゥルフ「魔術師は銃弾を喰らうと大きくのけぞるのだ!!それにより魔術師を覆っていた魔術的な防護は破られ、不死の魔術師の体に傷が入ったのだ。」
茲吾「これで倒れないだとぉ!?」
ほかの形態のダメージ
茲吾「……あれ?そういえばここって屋根裏部屋だったよね?」
クトゥルフ「…? そうなのだ。窓は黒く塗られていて薄暗いのだ。」
茲吾「マヌーバーで窓から魔術師を落とすことはできるかな?今は組み付いてるからぐるぐる~っと回って巴投げの要領で投げ飛ばす…みたいな。」
クトゥルフ「おぉ~!それはいいのだでは、今は押さえつけて茲吾は有利な状況にあるのだ、よってボーナス・ダイスを受取るのだ。ビルドのことはさっき言ったから省略するのだ。茲吾は〈近接戦闘(格闘)〉をボーナス・ダイス一つ受け取ってロールするのだ」
茲吾(〈近接戦闘(格闘)〉45%) 1D100、1d10→08、58(イクストリーム成功)
クトゥルフ「お!では魔術師は窓を突き破り、9mの高さから落下するのだ。ダメージは3D10。でもイクストリーム成功だからそのままダメージは30なのだ!」
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