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どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#5
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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前回 どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#4
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あらすじ
クトゥルフ神話TRPGをやってみたい男の子がクトゥルフに遭遇し、一緒にクイックスタート・ルールを使用して探索者を想像する。
今回は早速作った探索者を使ってセッションをしてみようという話だよ!シナリオとしてクイックスタート・ルール掲載の「悪霊の家」を現代日本に改変して使います。
システム的には「技能ロール・難易度」「ロールのプッシュとファンブル」などに触れていきます。
早速遊んでみよう
クトゥルフ「よし、早速作った探索者(小鳥遊茲吾)で遊んでみるのだ。前回も言った通り。俺がキーパーをやって、おめーがプレーヤー(探索者)をやるのだ。」
p4…ゲームを遊ぶ時、キーパーと探索者のどちらかをやります。キーパーはゲームの進行をして、探索者は物語の裏に潜むクトゥルフ神話の秘密に挑みます。
男子(茲吾)「うおぉ!やるぞぉ!!」
クトゥルフ「今回やるシナリオの舞台は現代の日本なのだ。季節は秋。探索者、小鳥遊茲吾(たかなしここあ)はある休日の朝に、友人の斉藤和則から頼みたいことがあると喫茶店に呼び出されるのだ。」
シナリオ
遊ぶ物語のことです。キーパーはシナリオを事前に読むか考えておきます。また、キーパーは今のように筋書きや状況、概要を探索者に伝える役割があります。
茲吾「男かぁ…どうしたもんか…」
クトゥルフ「誰でもいいのだ。おめーの好きなように変えていいのだ。」
茲吾「え、じゃあ清楚系ギャルで」
クトゥルフ「わかったのだ。茲吾は清楚系ギャルの斉藤和美から喫茶店に呼び出されたのだ。」
茲吾「茲吾はシャワー浴びて香水つけてから向かうよ。もちろん時間に余裕を持って。」
クトゥルフ「キモイけどいい感じの描写なのだ。」
探索者(プレイヤー)はキーパーに自分の探索者に何をさせたいかを告げます。難しいことを挑む場合や、成功するか分からないことはキーパーがダイスをロール(サイコロを振ること)を要求するかもしれません。
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導入
クトゥルフ「では、茲吾は和美と待ち合わせの喫茶店に来たのだ。時間に余裕を持って来ているいるようだし、和美は時間の少し前に来て話し出すのだ。」
和美「ごめんね、待たせちゃった?」
茲吾「いや、待ってなんかないよ。それより、頼みって何?」
和美「実は…」
クトゥルフ「これをどうぞなのだ」(メモペラ…)
和美は最近中古物件を相続したが、悪い噂があるらしい。彼女はその真相を突き止めて欲しい。報酬も支払う準備がある。件の家の鍵と住所、前金として6万円を支払う。
彼女は悪い噂がどのようなものか知らない。探索者は家に向かう前に調査を行える。インターネットや新聞記事から、近所への聞き込みから、事件があったならば警察署で話を聞くこともできるだろう。
(プレイヤー資料1)
茲吾「…僕は君からお金なんて受け取れないよ」(キリッ…)
和美「本当?ありがとう。でも、お金が必要になったら言ってね。」
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調査開始!
茲吾「さて、資料によると調査してから家に行くのが無難みたいだな。家はラスダンみたいな感じかな。」
クトゥルフ「そんな認識でOKなのだ。情報を全部集めなくても支障はないから、有用そうな情報を獲得したと思うか満足したら行っても大丈夫なのだ。」
茲吾「よし、まず新聞記事を探そう。図書館に新聞のバックナンバーがあるはずだ。」
―――図書館―――
クトゥルフ「では、ここは探索者の住む町の県立図書館。受付の職員に聞けば、新聞資料室の場所を教えてくれるのだ。」
茲吾「受付のお姉さんにウインクして資料室へいくよ。早速例の家に関係のありそうな新聞を探すよ。」
クトゥルフ「手当たり次第に探すなら骨が折れのだ。何しろ新聞会社によっては過去50年分の過去の新聞があるのだ。この場合6時間かけてハード成功の〈図書館〉の技能ロールが必要なのだ。」
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茲吾「相続をしたのが最近なはず。だから何かしら起きたのが近年のことと仮定して…さかのぼるようにここ1年以内を重点的に調べてみるけど、どう?」
クトゥルフ「あーなるほど。であれば所要時間が2時間で、レギュラーの難易度になるのだ。」
茲吾「やるぜ!!」
1D100(100面ダイス1個)→88
クトゥルフ「茲吾の〈図書館〉の技能は20%…失敗なのだ。茲吾は新聞のバックナンバーをさかのぼってみたけど、どうにも該当するような記事は見つからないのだ。」
茲吾「ぐぬぬ…どうしたものか…」
クトゥルフ「ふふふ…諦めるのか…?実は失敗した技能を振りなおせるのだ…リスク付きだがな…!!ロールのプッシュだ!!」
茲吾「なるほど…じゃあ方向を変えてチャレンジしよう…。司書さんに協力を仰ぐよ。」
クトゥルフ「ふむふむ。司書さんはずいぶん忙しそうなのだ。協力してもらうには〈説得〉のロールにチャレンジなのだ。失敗したら変な職員を押し付けられて一日を浪費してしまうのだ…!」
茲吾「ごくり…よし、チャレンジする!『お忙しいところすみません』…と丁寧に前置きして話を切り出すぞ…!!」
1D100→100
茲吾「…! 先生、これは…!!」
クトゥルフ(静かに首を振る)
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クトゥルフ「では…。茲吾には眼鏡をかけた可愛らしい女性が対応してくれるよ。君はうまく集中できないだろう。そしていつの間にか閉館時間を過ぎている。
クトゥルフ「夜の8時ごろ、女性の上司と思われる男性が来て、女性を叱り出すのだ。女性はあなたに頭を深々と下げて謝罪をする。彼女は自分の仕事を終わらせずにこっちの協力をしてくれていたみたいなのだ。」
茲吾「う…心が痛む…。」
クトゥルフ「ただ、新聞記事は見つかったみたいなのだ。貸し出しはしていないから、明日に来る必要はあるのだ。」
茲吾「すまない…名も知らない眼鏡女子…。」
クトゥルフ「とりあえず、今回はここまでなのだ。」
茲吾「情報をなに一つ得られていない…。」
クトゥルフ「探索者が一人ならこんなもんなのだ。次回はきっとうまくいくのだ。」
茲吾「だといいなぁ…。」
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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
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