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ペルソナと一緒に私たちが決めるべきこと

最近思うのは、サービスって100人いたら、100人全員にとって幸せにすることはないということを感じます。

今後は、価値観の多様化なんてことも言われるように、自分の理念に100%共感してもらえる人なんて、2:6:2の法則から考えても、せいぜい100人に対して20人もいたら相当多い方なのかもしれません。

各々の事情もあるし、好みもあるし、信念や思想も一人一人違う。

だからこそ、広がっていく上である一定のところまで行くと、批判してくる人や、自分に合わない人、イレギュラーなことも出てくるものです。

初めはたった1人のペルソナを見立てて、商品やサービスを、そして、自分の想いを何層にも重ねてぶつけることができていたはず。

なのに、誰かの些細な一言や、風の噂で聞いた評判、自分とは真逆な立場の人の意見を聞いてしまうことで、その情熱を減らしてしまうのは勿体ないと思うのです。

先日、めちゃくちゃ心を打つ曲があって、「これみんな好きになるよな~!!!」なんて思いながら、歌詞を検索しようとしたら、

「●●●●(曲名)   嫌い」

っていう検索ワードがあって、衝撃を受けました。

こんなにいい曲なのに・・・・!
こんなに感動するのに・・・・!
みんな(私の周りの)好きって言ってたのに・・・・!

ただ、冷静に考えてみたら、あたりまえで、みんなに好かれる曲なんて存在しないんですよね。

そこで、常に自分の情熱を伝え続けるために、自分のサービスを温めていくためには、ペルソナだけではなく、嫌われるべき人、嫌われるべき界隈の人を決めておくことも重要だと思うのです。

無理に、自分のサービスを利用することのない人の意見に一生振り回さると、本末転倒です。



私の場合でいうと、

・「すぐに」「絶対」的な言葉に踊らされず、本質的なことにエネルギーが注げる人
・自分のためではなく、お客様のための事業をしている人
・思考停止して物事を鵜呑みにするのではなく、自分で思考を巡らせている人
・サービスに美学のある人
・空想世界ではなく、現実世界の変容に意識がある人

などなど、そういった方とご一緒して行くことにやりがいを感じておりまし、力を発揮できると思っています。

そうでない人に対してのプロフェッショナルは他にいるので、そちらに流れてもらうことが一番健全ですしね。

ということは、逆にあたる人からは、嫌われていいんですよ。

いや・・・・本当は嫌われたくないのですが。嫌われる可能性もあるということを理解しておくということが私たちの事業への取り組みにまで大きく関わってくるのではないかと、思ってます。

それ以外の人に好かれようとか、理解してもらおうとすることが、どんどん自分という軸を失っていくのですよね。

だからこそ、潔く諦める。

本当に大事だと思ってます。

一時期、すべての意見を拾わなければ…っていう気になっていたこともあったのですが、本当にその方々にエネルギーを注ぐ必要があるの・・・???

というのを改めて見極めて行く必要があると思います。

また、知らない人に価値を伝えるということと、別の価値観を持っているのに説得して自分側についてもらうということも、似ているようで違うことです。

仮に自分のことに共感してくれる人が100人中20人だとしたら、80人の方に労力やエネルギーを使っている時点でそこじゃなさ…。その20人からの指摘だったら見つめることは必要ですが、単なる外野からの意見なら、今後、共感してくれる20人に当たるまだ出会えていない人に力を注ぐ方がよっぽどいいものです。

全員を平等に幸せにしなければいけないという使命感は自分がそそぐべき場所にエネルギーを注くことを邪魔をする要因にもなります。

島田紳助さんは自分のターゲット以外に関してこんな発言が残ってます。

20〜35の男性を狙って笑かす。自分と一番感覚近い奴を笑かすのが一番簡単やからや。

でもちょっと売れ出すと若い女がキャーキャー言い出すねんな。これが邪魔やねんな。こいつらが俺たちをダメにするから、いっつも相方に言うててん、こいつらがキャーキャー言うて人気のあるように作ってくれてる。こいつらも必要やねんな。でもめちゃめちゃ邪魔やねん。

ここまで割り切れるのは稀だと思いますが、こういうこと感覚だということだと思います。

私もついつい慎重に考えてしまうこともありますが、その慎重さはお客さんのため?それともそれ以外の声を気にしているのか?自問自答しながら進めて行くよう心がけています。

今後は、様々な価値観や視点からの意見が増えていくと同時に、いろんな意見を受け取ることも増えるはずで、そういった意見の受け取りを選別することが求められてくるのだと思います・

何か拾えるところがあれば幸いです。

***

こちらも合わせて是非とも。


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