幸田文 きもの帖 着物の本③

【幸田文 きもの帖】
幸田 文 著
青木 玉 編

幸田文 きもの帖

｢幸田文全集｣ を底本として、着物についての短編エッセイを
一人娘の青木玉さんが1冊にまとめた本です

筆者の着物への想いや出来事が、読みやすい文章のなかに浮かび上がってきます

-きものとおんな- という一編は

産まれてから齢を重ねるまで、人生と共にある着物について ご自分の経験も織り混ぜながら
語られています

私が興味深いと思ったのは

着物を着るのか着られるのかということに触れた文章

着よう着ようと挑んでいては着物は落ち着いてくれない

着物に着られようと思えば身に添ってくるという

着物と対話しながら毎日毎日着てきた方の

言葉だと思いました

時々読み返しますが

着こなしのこと、季節や色のことに

なるほど と思ったり

ちょっと短編小説みたいな文章もあり

私は好きな本です

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～読んでくださってありがとうございました♪着物や着付けのことを時々書いていきます～