『時代を超えた遊び場で』/瀬名航 【AT1選note投稿祭】
音楽知識も語彙力も無いけど魅力を語りたい
こんにちは。「なんちゃってハチワレ「やあ!ぼくはハチワレ!何とかなれーっ!!」」と申します。
以下に述べたいことはタイトルの通りです。拙文確定ですがどうかお付き合いください。
曲の紹介
時代を超えた遊び場で / 瀬名航 feat.初音ミク
まず、今回紹介するボカロ曲の紹介から。
瀬名航さんの作品で、「時代を超えた遊び場で」 。初音ミクが使用された楽曲です。
この曲が生まれた経緯についてお話しますと、実はこれ、CBCラジオという放送局とのタイアップの為に制作されたものなのです。タイアップの理由について、CBCラジオ公式は以下の通り説明を行っています。
ところでこのCBCラジオ、主に中京圏で放送されているのですが、私は根っからの東京人であり、そもそもラジオはほとんど聴くことがありません。
じゃあなんでそんなタイアップ曲をAT1選なんかにするんだこの野郎、と言われそうですが、私がこの曲をAT1選に選んだのには相応の理由があります。
ちなみに、この曲の大まかな解説はこちらのnoteで既に説明されてしまっています……。こんな達文に物書き初心者の私が敵うはずないので、ここでは私の主観を元に説明していきます(もともと1選の選定は主観だしね)
1番
一人部屋の中でうずくまる少年。そんな時にラジオを点けると、そばにはミクが。そこから物語は始まります。
そして、変わりゆく時代と変わらずいつもそばにいてくれる彼女。前述したように、CBCは民放音声メディアで最も歴史があるものであり、まさに「時代を超えて」いる様子を前面に押し出しています。
早速ここすきポイント。とくに「息苦しそうな君も 仲間だ」って所です。この曲の「誰も置き去りにしない」というメッセージを強く感じる部分です。(そもそも、MV中にも年代も性別も異なる様々な人がラジオ・ミクと共にあるんですよね)
また、基本的にはポップな曲調ながら、このようなシーンで一瞬しんみりとするのも非常にすてき。
とにかく、この曲が明るさ100%だけで構成されていたら、私はこの曲を1選に選んでいなかったと思います。
人間は誰かと喜びを共有したいときもあれば、心の傷に寄り添ってほしいときもある。そして、誰にでも、どんなときでも一緒にいてくれる存在ー初音ミク及びラジオがいれば、私たちは心強くあれる。
曲全体で明確にメッセージを一貫している姿に感動しました。
先ほどの「遠くで眺める君も」から一転、ドラムと共にサビへ突入。静と動の対比が非常に心地よい。8ビットサウンドも用いられたパレードのような忙しない曲調に変化します。
そしてこの歌詞を見た時、私は初音ミクとラジオをコラボさせた方はなんという彗眼を持っていたのだと驚かされました。姿は見えないけど、そばで寄り添う。『ひとりなのに、ひとりじゃない』。ラジオとミクって、非常に似通った存在なのかもしれません。
そして、House*さん、ASCANさんの制作したダンスシーンの作画も丁寧で可愛らしく、これまた魅力があります。
2番〜
1番と同じく、変わらない存在ーミクとラジオを歌っていますが、曲調にところどころ変化が加えられ、聴く者を飽きさせることがありません。また、1番と同じく、明るい部分だけで終わらせない歌詞と曲調がまた魅力的です。
ところで瀬名航さんの曲といえば、『ショウタイム×オーディエンス』という曲も非常に好きなのですが、こちらも明るい曲調ながら厳しい現実から目を逸らすことなく、最終的には覚悟の決まった真摯なメッセージ性を持つ作品へと昇華させています。
私、このような後ろ向きに前進するような曲が大好きで、瀬名航さんはこのような歌詞を作るのに長けた方なのかなあと勝手に推し量っています。
そして、2サビ終わりに静かで感動的な雰囲気を醸し出しつつ、Cメロ(←これ使い方合ってる?)へ。
全体的にしんみりとした曲調ですが、、時々起こってしまう失敗を前向きに捉えるポップさも持ち合わせています。
(今気づいたんですけど、前半は「〜て」、後半は「〜ウ段」で韻踏みしてるっぽいです)
そして、ついにラスサビへ、感動のカウントダウンが始まる……!
ざわ……ざわ……
来るぞ……!というかもう来てる!
ウォォォォォオオオオオ!!!!!れ!!!!!!!!!
もう敬語とか使ってられんわ!ラスサビの盛り上がりヤバすぎだろ!!しかも1番2番とメロディーを少し変えてさらに感動させやがる!
うわああああああ(語彙力崩壊)!!!
(ここで感動しすぎて死ぬ)
__取り乱しましたが、やっぱりラスサビ最高ですね。ラスサビ前から段々と盛り上げていって、「ひとりなのに、ひとりじゃない」でついに最高潮に達します。そして、「とっておきのエピソードを
いつか、いつか話そう。」と、「未来」へ向けた明るいメッセージと共に、転調して一段と元気を感じさせるアウトロへ続き、終幕。ここら辺で大体の人は死にます。
最後に
ここでは主に歌詞とメロディーについて話しましたが、House*さん、ASCANさんの制作したアニメーションも欠かせません。前述の「誰にでも、いつでもそばにいてくれる存在」として、ミクとラジオ多くの人々と寄り添っている様子を表すMVが魅力的です。よく動くアニメーションと、多様な展開を備えたメロディーとで、まるで映画を観ているかのような満足感でした。
以上、私の思う『時代を超えた遊び場で』の魅力を説明させていただきました。
私は執筆には殊に精通していない者でして、この文章が読むに耐えられるものか、また作者様に迷惑のかからないものか心配なのですが、ここまでお付き合い下さった方には感謝を申し上げたいです。
最後までご覧になって下さりありがとうございました。
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