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母と八百屋

一週間に一度、母と八百屋に行く、慣れてきたのでまとめる。


登場人物

母:80歳超え
庭・畑いじり大好き、花大好き
私:息子
20年以上母と離れて暮らし、最近同居

買物target

八百屋だが、母のmustは、花
※母は花を買いたい時は、花が売切れる可能性が高いので10時前に到着はmust。

八百屋時系列

9:50到着

同じように花目的の高齢のおば様が、買う順番の列を作る。母も急いで並ぶ、イキイキしはじめる。
私は駐車場を確保し、遠くから見守る。
周りは店員さんが野菜をドンドン入荷し店頭に並べ、全体に活気がミチミチになっていく。
花は少し入荷が遅れ、少しづつ並び始める。花目的のおば様たちは、見たいけど列を崩さず首を伸ばし首を振る。戦闘態勢である。

10:00頃

花廻りにも果物・野菜が並び始める。おば様たちは、お得な商品は素早くカゴに確保する。列があるので動けるのは2歩ぐらいまで。
果物・野菜は販売がスタートし、花はまだ。花の列はもみくちゃにされながら、列を維持する。カオスだ。

10:05頃

花担当の店員さんが値札を段ボールに書き立てはじめる。列の先頭の方は、花を確保し店員さんに今か今かと迫っている。

10:10頃

花の販売がスタート、次々と販売され、列も動く。
母の番だ。そっと近づく。いつものように旬の花の情報・値段を店員さんに聞きながら購入(嬉しそうだ)。すぐに購入品がパスされ、車へ。

10:15頃

母は、果物・野菜エリアを探索中なので、「カオスの中の母」を探し合流。
母は、行ったり来たりしながら、徐々に会計箇所との間合いを詰め、「こっちが早い、あっちが早い」と会計の列を選択。
母の番、店員さんに買い物バックを渡す。暗算だけで処理していくスーパー店員さん(毎回すごい)
バックをもらい車へ。

10:25頃

母は「母は○○が無かった、高かった、○○が大きかった」と感想を言いながら歩く。ホッとするのかこのタイミングで躓くことが多いので、要注意!
車に乗り、お茶を飲む。母はここで落ち着く。満足感も高い。

私の現状

最初の頃は、母がとる野菜に口出し、ケンカしたり、もみくちゃにされ余裕もなくなり、ツンケンしていたように思う。
ただ、こうやって客観的に買い物を見ると。
母に限らずほとんど高齢のお客さんで、お一人で買い物されている。体も不自由な方も多い。周りに気を使えない人も多い。
ただそれを、そうなんだなぁっと思えるようになったら、楽になりました。いろいろ気づくことも多くなり、前より余裕ができ、やさしくなったかな。


ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

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