見出し画像

理学療法士 洋ちゃんの奮闘記⑤~キルギスでリハビリ&日本を広めてます~




1. はじめに:少し前の忘年会エピソードを振り返る

こんにちは、洋(よう)ちゃんです!
今回の奮闘記⑤では、少し前に参加したキルギスでの忘年会について振り返ってみたいと思います。日本でも年末年始に向けて“忘年会シーズン”と呼ばれる時期がありますよね。実はここキルギスでも、年の瀬に合わせて大勢が集まる機会があったんです。私も初めての「海外忘年会」に招かれて、見るもの聞くものすべてが新鮮! あれから時間は経ちましたが、あのときのエピソードはやっぱり外せないな、ということで遅ればせながらご報告します。

※前回の記事はこちら



2. 初めての“海外飲み会”にドキドキ

日本での忘年会といえばビールや日本酒、焼酎などが定番ですが、キルギスではやはりウォッカが主役。しかも度数が高いものが多く、アルコールに強いほうだと思っていた私も、ちょっとびびっていました。「洋ちゃん、これは強烈だよ」と現地スタッフから忠告されていたにもかかわらず、最初の乾杯からすでにパンチ力抜群!

さらに驚いたのは、時間の感覚。日本だと始まりの時間がキッチリ決まっているイメージがありますが、こちらでは「なんとなく集まって、なんとなく始まる」感じがあるんです。結局、私が会場に着いたときは既に何人か酔い始めていて、「お待たせ!」と言う間もなくウォッカを勧められました(笑)。


羊と鳥と牛の盛り合わせ。かなり豪快!

3. ウォッカ祭りと仲間のサポート

いざ飲み始めると、ウォッカが想像以上の回数で回ってくるんです。「さあ、もう一杯!」「これで最後だから!」と何度も言われるたびに、顔が熱くなるのを感じました。最初は「え、また?」と戸惑いましたが、周りの人たちはめちゃくちゃ陽気で「飲めるなら飲んじゃおう!」という雰囲気。

とはいえ、ウォッカをあまりにも一気に飲むと危ないので、ほどほどを心がけていると、同僚たちがさりげなく助け船を出してくれました。たとえば、私のグラスが空かなかったら「いいよ、代わりに飲むから」と言ってくれたり、「ちょっと休憩しようか」とソフトドリンクに誘導してくれたり。日本とは違う“のんびり感”があるキルギスですが、こういう気遣いは共通なんだなあと感じてホッとしました。

キルギスでの忘年会。この後ウォッカでフラフラに・・・

4. お酒の力? リハビリ談議で盛り上がる

面白いのは、お酒が入るとみんな口が滑らかになるところ。どこの国でも“飲みにケーション”ってあるんだなと実感しました。最初は雑談程度だったのに、次第にリハビリ談議で盛り上がり始めたんです。

「日本では脳卒中のリハビリをいつから始めるの?」「がんリハビリって具体的にはどういうことをするの?」など、普段はちょっと遠慮がちに聞かれていた質問がどんどん飛び出します。私も通訳さんを交えつつジェスチャーを交えつつ(笑)、「発症直後から運動療法を始めるメリットはね…」とか「実際の姿勢調整はこんな感じで…」なんて伝えているうちに、みんなワイワイ興味津々。

酔いの勢いだけじゃなくて、「患者さんを良くしたい」「新しい知識を得たい」という純粋な思いがあるからこそ、こういう“濃い”会話ができるのだなと感じました。気づけば私自身も熱く語っていて、すっかりアツアツのリハ談義大会に。


5. まとめ:飲みにケーションは世界共通?

こうしてキルギスで初めての忘年会は、ウォッカに翻弄されながらも最高に充実した時間となりました。正直、日本にいるときは「海外での飲み会ってどうなんだろう?」と勝手にイメージしていましたが、実際に参加してみると、人と人とが心を通わせる基本は変わらないんだなと思います。

もちろん無理は禁物ですが、適度な“飲みにケーション”で日頃話せなかったことをオープンにし、リハビリのアイデアを交換し合えるのはありがたいもの。仲間のサポートがあったからこそ楽しく乗り切れたし、その後の仕事にも良い効果が出ています。

時間は経ちましたが、あの夜の盛り上がりを思い出すたびに、「もう一度このメンバーで乾杯したいなあ」としみじみ感じます。さて、次回は年が明けてからのキルギスの様子をお届け予定。どんな行事や習慣が待っているのか、引き続きお楽しみに!
ではでは、洋ちゃんでした。

※今回の取り組みが特集されました。


いいなと思ったら応援しよう!